KOTEのブログ

50代に突入したもののいまだに教育費から解放させてくれません。子育て終了し次第残りの人生は遊び倒します!趣味はマラソンとキャンプに加えてスキーも復活する予定!

第9回、慶應と早大学院!運命の合格発表!

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photo by O-DAN

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

さらに前回から続きです。

 

今回はいよいよ発表の回になります。

 

 

慶應1次、無事合格となった2月12日の夜。

                                      

家庭内はいつもよりテンション大幅に高め。母親もすこぶるご機嫌。

もう無理だろうとほぼ諦めていた慶應にまさかの1次合格。

 

息子と母親は早速翌日の面接について対策をとっています。ちなみに私は昔から面接は苦手でしたので全くアドバイスしてません。

 

そもそも求められてもいません(T_T)

 

妻は面接とかは得意なタイプなので、そっちに聞いたほうがいいですね。

 

そもそも求められてもないですし(T_T)

 

折角だから軽くお祝いしようかとなりましたが、最後まで何があるか分からないのでお祝いは全て終わってから。

 

まだ途中だから明日に備えようということで、息子は母親とああでもないこうでもないと作戦を練ってます。

 

桐光学園の試験は良く出来たようです。

 

当日の試験では直前にやった問題と同じ問題が大問で2つも出たようで、その部分はまるまる完璧、他の部分もそれなりに出来たようです。

 

 「ワンチャン特待あるな(^^)v」

 

と、自信たっぷり。

 

慶應2次(面接)と桐光学園合格発表

2月13日(水)

慶應2次(面接)

 

面接は2回です。

 

幸いにも2回とも割と一般的な想定範囲内の質問が多く、意地悪な質問や圧迫的なものなどは一切なかったようです。特に2回目の面接は女性の面接官で、とても優しかったと。

 

息子もこの面接のどこにポイントがあったのか分からなかったようで、主に世間話のようなやりとりばかりだったとのことでした。

 

中学では何部だったか、高校に入ったらどの部に入りたいか、将来やりたいことは何か、など。もちろんこれだけではないですが、答えに詰まるような難しい質問はなかったようです。

 

さて、桐光学園の合格発表。

 

この週は毎日試験で、毎日発表で。ジェットコースターに乗ってるような1週間でした。

 

結果は合格!

 

どの学校でもやはり合格発表の際はもちろん緊張します。

 

親としてはホッと胸をなでおろしました。

 

もう立教新座の権利は無くなっているし。

 

これでもし早慶がダメでも、桐蔭アドバンスか桐光SAかに行くことが出来ます。選択肢が広がりました。

 

両校とも運動部にかなり力を入れています。野球、サッカー、ラグビーなど度々神奈川代表として全国大会出場を果たす名門校です。

 

 

しかし、息子。なぜかくら~い雰囲気で帰宅。

 

息子「はぁ…」(暗い…)

 

私「どした?合格したよな?おめでとう!良かったじゃん!」

 

息子「特待とれなった…。とれたと思ったけどな。」

 

聞けばどうやら本気で特待狙ってた模様。このレベルの高校から特待とれなかったと本気で落ち込むやつ。なかなか志の高いやつだと思いつつ

 

私「ドンマイ!これで早慶ダメなら塾無しで大学行けよー」(あくまで憎まれ口をたたく)

 

息子「…ちっ💢 うざ ボケ カス

 

私「ん?」(気のせいか父親である私に向かって何か失礼発言があったような気がしますが、よく聞き取れなかったのでアドバンテージ)

 

横浜サイエンスフロンティア受験、そして運命の慶應2次合格発表の日

2月14日(木)

 

息子はいつも通り母親と共に本日の受験校であるYSFに向かいました。私は会社にいました。慶應2次の合格発表は13時です。来客も外出の用事も一切入れず、今か今かとPCの画面に向き合っておりました。

 

1次試験の合格発表の際は諦め半分で見ていましたが、今回は1次を突破しての2次の発表です。面接ではどこを見られていたのか不明ではあったようですが、特に失敗したような覚えもなく手ごたえはそれなりにあったようです。

 

となると、私としてもどうしても期待値は上がってしまいます。

 

緊張感はMAX。心臓バクバクです。

 

これほどの緊張感は人生の中でもそうそう味わうことはないかも…。

 

呼吸も荒い。

 

「はぁはぁはぁ……(◎_◎;)」

 

パッと見結構ヤバいやつです。

 

でも本当にそれぐらい緊張するんです。

 

いよいよ発表。

 

13:00!

 

手が震える。

 

震える手でマウスを操作し、HP上の受験番号の羅列をなぞっていきます。

緊張がやばい…😵

 

 

「合格者の諸君へ」というタイトル。

 

 

諸君?

まあいい。

 

 

………。

 

 

 

………。

 

 

 

………。

 

 

 

「あったっっっ!!!( ゚Д゚)」(←これは心の声)

 

 

その瞬間、あまりの興奮で右手こぶしを机に3回たたきつけました。

 

ドンッ!ドンッ!ドーンッ!

 

「よっっっしゃっーーーー!(←心の声)

 

極度の興奮状態!

血圧高くなくて良かった。

 

何ごと?

 

さすがに周囲の人たちも私が机をたたいた音にびっくりしてこちらを見ます。自分でも無意識に出た反応、興奮のあまり周囲の状況など気にしてられません。

 

「やったぞ!合格だぁーー😂」(←これも心の声)

 

「すごいぞ息子ぉーーーー😂」(←これも)

 

結局何一つ声には出してませんが、心の中は大変な状況になってました。てんやわんやというやつです。

 

スマホを持ってフロアを抜け出しました。まっさきに息子に知らせてやりたいですが、息子はまだYSF。

 

急いで妻に電話。

例によって鬼の目にも涙。

 

私もつられてちょっと泣きそうになりました。ただひたすら良かった良かったと同じような話を永遠と30分ぐらい繰り返したのでした。

 

その後フロアの自分の席に戻り、気持ち的には少しずつ落ち着いてはきましたが

 

ものすごい脱力感…

 

疲れたぁ~~~…...

 

もう仕事無理。仕方ないので会議室にこもって、PCを開いてかろうじて仕事をしているふうを取り繕いながらぐったりしていました。

 

放心状態です。

 

とにかく疲れた…こんなにも疲れるものか…

 

「どうかしました?」

 

声をかけてくる同僚。こんなとき意外と息子が合格してとか言えないもんです。とにかく早く帰りたくて、17時になった瞬間に会社を出て帰路につきました。帰りの道すがら嬉しさがこみ上げてきました。

 

家について息子の顔を見るなり

 

「おめでとうーーー!」

 

「お前は天才か!」

 

「すごいやつだ。慶應だぞ。まさか本当に合格するなんて」

 

「やってくれたな、本当にお前ってやつはー」

 

などなど、嬉しさの余り思いつく限りの賛辞を送りました。すると息子

 

「おれ、失敗しないので😁👍」

 

さて今年の慶應、過去と比べてデータ的にどうか。

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慶應義塾高校 合格者人数

 

2019年度のみ正規と繰上げの人数を把握しているので、記載しました。

 

倍率:2.8倍

 

補欠A 55

補欠B 35

補欠C 21

補欠D 13

補欠E 19

------------------- ←ここが合否の分かれ目。

補欠F 15

補欠G 16

補欠H 16

以上190名

 

前年までに比べて 1次合格者数がだいぶ少なくなりました。2次も毎年減少傾向。これも大学の定員厳格化の影響でしょうか。

 

早大学院合格発表

翌日。2月15日(金)

 

本命の慶應に合格出来ましたので、公立のYSFは辞退することを決めました。そしてもう1つの本命、早大学院の発表です。

 

HPからの合格発表となります。

こちらも受験番号羅列方式です。

 

そして結果はなんとこちらも合格😳

 

びっくりです!凄すぎる。

出来なかったって言ってなかったか?

自分の息子ながらなんてやつだ。

やっぱり私の能力を遙かに凌ぐではないか。

 

やはり小論文が効いたか?

 

 

ふたたび息子。

 

「おれ、失敗しないので😁✌」

 

小論文については、一説によると配点比率は他の教科と同じ100点。仮にそれが事実であれば合計400点満点になりますので、3科での多少の失敗は小論文で十分に挽回可能ということになります。湘ゼミアルファからは小論文は合否にはあまり関係ないとお聞きしておりました。実際はどうなのでしょうか。真実は分かりません。

 

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早大学院 合格者数

今年(2019年2月)の学院は定員260名ですが正規合格が546名。繰り上げ無し。

定員の倍以上正規で合格だして、補欠合格は無し。

学校によって合格者の出し方違います。

 

おれ慶應に行く!

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photo by O-DAN

そして混乱の数日間がスタート。手続き締め切りは両校とも2月18日。どちらか一方でも合格出来ればと臨んだ受験、ド本命の両校ともに合格出来るとは夢にも思ってませんでした。

 

昨日の慶應合格の宴の雰囲気も冷めやらぬまま、今度は早慶どちらにするかという嬉しい悩みに直面しました。

 

出来ることなら両方行きたい😣

 

両者甲乙つけがたく、色々な角度から検討しても互角。唯一差があったのが距離。

 

「近いから」

 

これが最終的な決定打となりました。散々検討した結果、慶應に決めたようです。

 

「おれ慶應に行く!」

 

さて、やり終えました。一番頑張ったのは息子。次は母親です。これにて我が家の息子の高校受験については終了となります。

 

今回もありがとうございました!

 

最終回へ続きます✋

第8回、大本命!慶應義塾高校!早大学院!

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イラストレイン

 

いよいよ大本命第1弾「慶應義塾高校」

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

本番編の続きです。

 

無事に立教新座高校に合格し、次は2月10日、本命の一角「慶應義塾高校」、そしてさらにその翌日11日には慶應と私大の双璧を成す早大の附属「早大学院」受験となります。

 

言うまでもなく両者は私学の雄、早稲田大学と慶應大学の附属高校です。

 

100%に近い生徒がそのまま附属の大学へ進学します。息子本人は特にどちらに行きたいということもなく、どちらかに行ければ良いという感じでした。適当に決めているのではなく、色々と調べてもそれぞれに魅力があり甲乙をつけるのが難しいということです。

 

私はどちらかというと早大学院のほうが息子には合っているのではないか、という感じがしていました。もちろんどちらも素晴らしい高校だと思いますのでその前提ですが、あえてどちらか1つを挙げるならということです。

 

どうしても自分の経験から考えてしまうところがあるのは仕方ないかと思いますが、私は明治大学出身ですが、早大落ちでした(T_T)

 

1浪して明治大学に行くわけですが、そのときには第1志望として早大も2つの学部を受験しました。

 

そしてあえなく撃沈…( ̄▽ ̄;)

 

全く歯が立たなかったのを覚えてます。 ましてや慶應なんて受けようという気にもならなかった大学でした。

 

あとは学校のイメージ。

 

これも私の古い記憶からのイメージですが、やはり慶應はお金持ちでボンボンでお嬢様なイメージ。

 

私の兄が早大だったということもあります。

 

早大は大学からの入学者も多く、大学からでもうちのようなお金持ちではない一般人でも馴染める、そしてバカ騒ぎして楽しそうなイメージがありました。

 

また兄をはじめ私の友人・知人にも早大出身者はそれなりにいますが、慶大出身者となるとガクンと数が減ります。たまたま私の周りだけなのでしょうか。それぐらい意外と身近にはいない存在でした。

 

正直自分には雲の上のイメージでした。

 

数少ない慶大出身者の友人は、やはり例外なく一般的な家庭と比べて裕福なご家庭に育っておりました。とてつもないお金持ちという程ではないですが。

 

早大は目標に出来る中での最高峰、慶大は目標にするとかではない別の世界、というイメージです。

 

これはあくまで私の個人的なイメージですが。

 

そんな妄想を繰り広げても仕方なくこの時点ではまずは「受かるかどうか」です。早慶のどちらが良いかというような贅沢な悩みは、まずは受かってから。

 

 

 

2月10日(日)

そして本命第1弾「慶應義塾高校」。

 

1次試験の日を迎えます。今回も母親が付き添い日吉駅へ。

この日は日曜でしたので、私は自宅で待機。

 

その後、妻から「銀杏並木の門のところまで無事に送り届けた」との連絡をもらい、付き添いも完了。

 

頑張れー!

 

 

半日後、息子帰宅。

 

私「どうだった?」

 

息子「……。出来てないと思う…。(-_-;)」(どんよりした雰囲気)

 

私「…え?( ゚Д゚)」(ガーン!普段は「普通」って言うのに…)

 

息子「……。多分出来てない…(-_-;)」(暗い…)

 

私「そ、そうか。まあな。慶應だからな。そんな簡単なわけないし。みんな出来てないだろ」

 

息子「数学がなぁ…全然違うんだよなぁ…」

 

私「数学?そ、そんなに難しかったの?」(何このいつもと全然違う雰囲気…)

 

息子「難しかった…」(きっぱり)

 

私「そっか。まあまだ分からんし。もう終わっちゃったんだし、考えても仕方ないことを考えても仕方ないから明日のこと考えよう!」(自分でもなに言ってるか分からん)

 

息子「…(無視)」

 

数学が前年までの傾向と変わっていたらしく、対策がとれていない問題が出たようでぶっつけの対応になったということでした。英語はそもそもこれまでの模試等でも出来たと思ったことがほとんどないらしく、国語は普通だったようです。

 

慶應は終わったな…(T_T)。

 

そりゃそうだよな。慶應だもん。やっぱり甘くないよな。と勝手に納得し、息子の前ではなるべく動揺してないようになるべく普通にしようと努めました。

 

大本命第2弾「早稲田大学高等学院」

そして翌日、2月11日(月)

本命第2弾早大学院になります。

 

いつも通り母親の付き添い。最寄り駅は「上石神井駅」。HPではそこから徒歩7分となってます。私はこの日も祭日でお休み。自宅待機。いつも通り母親から無事に送り届けた旨連絡あり。

 

頑張れ!

 

 

半日後、息子帰宅。

 

私「どうだった?」

 

息子「……。あんまり出来なかった気がする…(-_-;)」(またもやどんよりしてる)

 

私「…え?( ゚Д゚)」(また?「普通」って言ってくれ)

 

息子「……(-_-;)」(沈黙。どんよりしてる)

 

私「ま、まあな。そりゃ早大学院だからな。簡単なわけないし。一緒に受けた友達はどうだった?」

 

息子「みんな結構出来たみたいなこと言ってた」(やめてー)

 

私「みんな出来たのに、そんなに出来なかったのか?」

 

息子「小論文は出来た。今までにない出来栄え」(小論は合否に関係あるのか?)

 

私「そ、そっか。良かったじゃん。小論も合否に関係あるって言ってる人もいるしな」

 

息子「ねーだろ…」

 

前日の慶應に比べると問題自体はそれなりだったらしい。数学は何人かの友達の回答と自分の回答が違う箇所がいくつかあったり、とかで「あんまり出来なかった」と。

 

英語は例によって感触不明。国語は例によって普通とのこと。普通ってことはまあまあ出来たのか?と勝手に良いほうに理解してましたが、息子の暗い雰囲気を見る限り早大学院も終わったか…?

 

小論文に関してはどの程度の比率で配点されているのか情報が少ないため見当もつかず、我が家で小論文は省いて3科の点数のみで作戦を考えてました。ただ塾では別途費用をお支払いし、小論文の講習もとって対策してはいました。

 

さてさてどうしたものか。母親は興奮MAX。

 

でもまだ受験終わってないし、もう終わった試験のこと言っても仕方ないし、なんとか気持ちを次に向かわせなきゃ。でも何を言ってもわざとらしくなってしまう。こういうときの対応は本当に難しい。

 

かえって何も言わないほうがいいかも。寝ちゃおう。

 

次の日になりました。結局寝ました。 

 

続いて桐光学園

2月12日(火)

この日は桐光学園受験の日です。

 

桐光学園は当日の朝「新百合ヶ丘」という駅まで私が車で送っていくということになってました。

 

車中。

 

ピコピコピコ―。

後部座席の息子、ずっとスマホのゲームやってます。

余裕か?

 

私「お前、昨日も一昨日もダメだったんだろ?最後までちゃんと対策しろよ」(こういうのダメなのに、つい言ってしまいました)

 

息子「…(無視)」

 

私「おい💢」

 

息子「うざ。受かるよ。草」(何語だ?)

 

私「ああ??おめーそこまで言うなら特待とれよ。塾代ねーぞ、このやろー💢💢」

 

息子「きしょ。特待とるし。草」

 

私「特待とったら塾行かしてやるわ。特待とれなかったら推薦か独学で大学行け、あほ」(草ってなんだよ)

 

母親「やめてー😰」

 

新百合ヶ丘駅到着。道も空いててスムーズでしたので、まだ時間も余裕でしたが

 

私「とっとと行け、あほ」

 

息子「…💢(無視)」

 

バタン!

 

だいぶ早いですが、行きました。後は母親宜しく。

 

この日は念の為午前休暇をとっていましたが、息子を駅まで送り届けてから家にいても仕方ないのでそのまま仕事へ行きました。

 

慶應義塾高校 1次合格者発表 

そして同時にこの日は慶應1次の合格発表でもあります。

発表は13時。

 

周りは普通に仕事してますが、私だけ緊迫感漂わせてます。

 

HPから合格発表のページへ。

 

ドキドキドキ(◎_◎;)

 

「第1次試験合格者の諸君へ」というタイトル。

 

諸君?

さすが慶應。

 

ここは立教の発表方法と違い、合格者の受験番号がズラズラズラっと並んでます。合格発表ですからもちろん緊張します。でも事前の息子の反応から、多分ダメだろって諦め半分の気持ちで見てました。

 

...................。

 

 

 

...................。

 

 

 

 ところが。。。

 

 

!!!

 

 

あれ?ある。

あった!

え?本当に?

 

何度も受験番号とHPに掲載されている番号を確認します。

 

ある。本当にある。

合格だ。やった。

すごいぞ息子!受かってるじゃん!!

 

いそいで妻に連絡。

ほぼ同時に向こうからも私に連絡。

2-3度お互いにぶつかっちゃって繋がらず。

やっと繋がる。

 

二人で電話で良かった良かったと興奮して話してましたが、しばらくして気持ちが段々と落ち着いてきたら、母親言うに事欠いて

 

「私は受かると思ってた( ̄▽ ̄)」

 

とかぬかしやがった。

 

息子の早慶共に出来なかった発言の後には半狂乱になってたくせに。

 

とにかく良かった。

やばい、慶應1次受かった。

 

一般の合格者576名

その次には帰国枠の合格者48名

続いて2次試験(面接)の案内

の順に掲載されてました。

 

喜びもひとしお。

だけどまだ1次。

2次試験はすぐ翌日の13日です。

 

今回もありがとうございました。

 

第9回に続きます✋

第7回、ついに本番を迎えます!初戦立教新座!

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photo by O-DAN

合格祈願!

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

ついに本番を迎える回です。

 

2019年1月。 

 

人事を尽くして天命を待つ。やるだけやったらあとは神頼み

 

1月下旬ごろ、合格祈願の為に京都にある北野天満宮へ参拝してきました。

わざわざこの為だけに京都まで行ったわけではありません。

出張のついでです。

 

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ちなみに妻は湯島天神でした。

 

合格させてほしいというお願いではなく「十分に実力を発揮できますように」とお願いしました。

 

さあ、これでもう親としてはやれることはありません。

 

あとは本人の頑張りに期待するだけです。

 

志望校の試験日と合格発表の日程は下記の通り。

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志望校受験日

 

志望する学校の試験日程がかぶらないようにうまくスケジュールを組むことが出来ました。2月10日からは連続になるので勝負の一週間です。

 

2019年2月1日初戦!立教新座!

埼玉の志木という駅です。慶應志木もこの駅です。

 

その駅から歩いて10分ちょっと。

 

基本的に試験日当日は全て母親が付き添いました。立教新座は埼玉県で我が家からはやや遠いため、行きも帰りも付き添いましたが、その他の学校は行きのみ付き添い、帰りは自分で帰ってこい、というパターンです。

 

行きの付き添いは、万一何かのトラブルがあった場合に備えました。

 

少し過保護な気もしましたが、何かのトラブルがあった場合に、例えば途中の駅からタクシー乗るか、とかお金とか時間が絡む判断を子供が出来るかどうか分からなったので、そういう不測の事態での失敗は絶対に避けたかったです。

 

あとはやはり息子には試験に集中して欲しかったので。

これは私も賛成でした。

 

結果、特に何もトラブルはなかったですが、念には念を入れて、というやつです。受験したどの高校にも中学が一緒の子や塾が一緒の子がいたので立教以外は帰りはその友達と帰ってきました。

 

さて立教新座から帰ってきた息子。

 

私「どうだった?」

 

息子「別に、普通」

 

私「普通ってなんだよ。出来たのか、出来なかったのか、だよ」

 

息子「普通にできたんじゃね?」

 

みたいな感じ。

 

いつもこんな感じ。模試のときでも出来ても出来てなくても大体こんな感じ。ここから感触をつかみとるのは難しいですが、普通って言うときはそこそこ悪くないときが多いように思います。

 

試験の翌日2月2日にはもう合否の発表です。

その日は土曜日で息子は塾で不在でした。

 

2月2日立教新座合格発表 発表の時間は15時

 

私と妻は家で落ち着かない時間を過ごしながら、その時間が来るのを待ちます。第一志望ではないとはいえ、一発目なのでかなり緊張します。ここで合格して勢いに乗りたい!

 

アドバンス模試では最後のほうは連続で合格圏だったし大丈夫だろう…

 

本当に大丈夫か…?

 

とにかく不安です。

 

待っている時間もやたらと長く感じます…

 

15:00!

 

私と妻はそれぞれ自分のスマホで合否発表の画面から、息子の受験番号を検索します。

ドキドキ感がヤバいことになってます。

 

 

………。

 

 

 

………。

 

 

 

ドーンッ!!!!!! 

 

 

 

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立教新座 合格発表画面

 

この画面が出ます。

 

合格でした!

 

良かったぁ~~~~~~!

 

いくら模試での結果が合格圏でも、受験は水もの、本当に合格できるかなんて発表見るまで分かりません。

 

ふと目の前の妻をみると、泣いてます😭

鬼の目にも涙(笑) 

 

そこまでか?

 

と一瞬思いましたが、でもその思いもすぐに変わりました。

 

父親である私より母親である妻にほうが息子のことは何かと一緒に取り組んでましたし、本当に嬉しかったのでしょう。

 

とは言え、本当にドキドキします。

 

この緊張感はなんなんでしょうか。

 

さて、まずは初戦の立教新座は何とか乗り切り無事に1つ目の合格を獲得することが出来ました。しかし喜びも束の間、立教新座は本命ではなく早大学院と慶應が本命ですが、立教新座は早慶の合格発表まで入学手続きを待ってはくれません。

 

その為、合格しても入学手続きはしないことを事前に決めていました。

 

ではなぜ受けたのか。

 

立教を受けないと「初戦が本命の慶應になってしまうから」です。塾の先生とも相談しましたが、初戦が本命は絶対に避けたほうがいい、やはり模試と本番は違いますし、場数を踏む意味でも最低1つは本命前に受けて、出来れば合格しておきたい、とのアドバイスを頂いておりました。

 

慶應の前に受けられそうなところを探しました。立教、早稲田佐賀、市川など検討しましたが、その中では多少問題の傾向が似ている立教にしました。市川だと不合格の可能性も全然ありますので、本命前に自信を無くすのもなんだしというのもありました。もちろん立教も受けてみないと結果は分からないのですが、合格圏が連続で出ていたことなど勘案しました。

 

本当に立教の合格を手放していいのか?

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photo by O-DAN

立教新座の合格発表が2月2日、次の慶應の1次試験日が2月10日ですから1週間以上開くわけです。それぐらいの時間的な余裕があると、色々な考えが頭をよぎってしまいます。いくら事前に立教の合格手続きはしないと決めていても、いざ合格すると途端にその気持ちが揺れ出します。

 

「早慶共に受かるか分からんし、本当にこの合格を手放していいのか?」

 

「桐蔭アドバンスは抑えたとして、仮に桐光にも受かったとして、桐蔭、桐光、立教ならどこがいいのだろうか。桐蔭、桐光は私立で学費もそれなりに高い上にもう1回大学受験があるし、塾も必要?」

 

「YSFと立教なら?YSFは公立だから大学受験用の塾にも行かせられるかな?」

 

「桐蔭、桐光や仮にYSFに受かったとしても、そこから大学受験で立教大学レベルって簡単じゃないよな…」

 

「塾行ってもう1回大学受験してMARCHなら、今もう立教確定のほうがいいかも?」

 

「でも立教ってメインは文系?息子は理系の可能性が高いような…」

 

「そもそももう1回大学で受験して、頑張って立教以上に行ければ結果オーライだけど、立教より下だったら後悔するんじゃ?」

 

「どうする…どうする…」

 

しかし、捨てることになるかもしれない以上簡単に払える金額でもないことも確かなんです。妻とも何度もループする話を何度も何度も相談しました。

 

結論としては

 

「初志貫徹!」

 

やはりこれに尽きる。

 

冷静なときに散々熟考して決めたことですから、いざ合格したからといって簡単に考えを変えるもんじゃない、という結論です。息子には事前に何度も説明してましたが、あらためて立教には手続きをしない事を説明し、10日の慶應に備えようと話しました。

 

軽くブー垂れてました。

 

まあその気持ちも分かります。

 

ということで、まだ立教新座の1校だけですが、意外と長くなってしまったので、2月10日の慶應からは次回に続くことにします。

 

今回もありがとうございました!

 

では!

第6回、直前期はひたすら過去問です(2019年1月頃)

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photo by O-DAN

 

こんにちは。KOTE(こて)です。 

 

さて、引き続き直前期。2019年1月頃の話です。

 

志望校を下記のように決めました。

 

〈私立〉

慶應義塾、早大学院、立教新座、桐光学園

 

〈公立〉

横浜サイエンスフロンティア(YSF)

 

併願:桐蔭学園アドバンス

 

あとはもう受験当日に向けてまっしぐらです。その頃湘ゼミアルファからもらった資料でよく見ていたのがこれです↓。

 

湘ゼミアルファ提供の各種資料・データ

まずは2019年度入試 高校難易度一覧表

 

湘ゼミアルファの独自ランキングです。Ⅰ群のA欄が最上位ということになります。続いてⅠ群B→Ⅰ群C→Ⅱ群A・・・と続きます。

 

神奈川県から通える範囲の志望校になり得る高校が対象になってます。早稲田本庄は通えるのか?については微妙ではありますが。

 

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2019年度入試 高校難易度一覧表(湘ゼミアルファ資料)

 

そして上記Ⅰ群校の合格基準偏差値です。アドバンス模試2018年11月~2019年1月の平均偏差値による合格可能性です。

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湘ゼミアルファ独自ランキングⅠ群校  合格偏差値(アドバンス模試)

 

慶應、早大学院は50で50%となっています。ちなみに早実は50%が56です。そんなに差があるとは思えませんが。

 

慶應、早大学院に合格するためのアドバンス模試偏差値を算出する

次はこれです↓。前年までの湘ゼミアルファ生合否実績をグラフ化したものです。こちらもアドバンス模試の偏差値を使用しています。11月から1月までの3ヶ月間で3回のアドバンス模試の平均偏差値と実際の受験における合格者、不合格者の相関です。

 

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まず慶應義塾高校。

 

アドバンス模試11月から1月までの3ヶ月間の平均偏差値が60を超えていれば合格確率が100%となります。

 

不合格者は1人もおらず、全員合格しております。

 

58だと不合格者が僅かですが出ています。52~56まではボーダーライン。概ね半分か半分強ぐらいが合格しているようです。

 

50以下でもごく稀に合格者がいますが、不合格者の割合が急激に高くなります。

 

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次に早大学院。

 

こちらも60を超えると全員合格しており、不合格者はおりません。

 

合格率100%です。

 

56~58で僅かに不合格者がいますが、合格する可能性のほうが圧倒的に高いです。

 

ボーダーラインは48~54となっていますが、その中でも52~54の生徒さんはほぼ半分合格で半分不合格、48~50は合格者も出てはいるものの、不合格者の割合が高いです。但しさらに下の46では4割程度が合格しているように見えます。

 

これを見ると模試での偏差値が多少悪くても諦める必要はないように思えます。

 

あと気になるコメントがあります。「※小論文があるが合否にはあまり関わらない。」と。これは本当なのでしょうか。当時はもちろん塾からのコメントですから疑う余地はありませんでしたが、後々考えてみると多少は加味されているように思えてならないですが。

 

いずれにしましてもこの相関図は分かりやすいです。これを見る限り11月、12月、1月の受験直前の3ヶ月間のアドバンス模試の平均偏差値が52以上であれば、早大学院も慶應も約半分の生徒が合格しています。確率1/2、50%です。

 

息子は51-52ぐらいですから、まさにボーダー。2校受ければどっちかには合格できるじゃんって前向きに考えてました。

 

直前期はひたすら志望校の過去問 

 

慶應、早大学院、立教、桐光学園、の過去7年分の問題集を買って、立教と桐光学園は1周。

 

慶應と早大学院は時間の許す限りやろうと思ったらしいですが、それでも慶應と早大学院は2周半ぐらいやったところで時間切れ。

 

終了です。

 

いよいよ本番を迎えます。

 

ちなみに「湘ゼミアルファ」という名前は既になく、今は「湘南ゼミナール 難関校受験コース」という名前に変わったようです。

 

なんかしっくりきません…。

 

次回は受験日から発表まで。

 

第7回へつづく✋

第5回、中学3年の内申点確定!志望校と併願校も決定!

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photo by O-DAN

内申点確定! 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

前回からの続きになります。

 

2018年12月~2019年1月頃の話です。

 

いよいよ直前期です。

 

11月のアドバンス模試の結果が少し上向いて桐光学園と明大中野八王子を合格圏、慶應と早大学院が努力圏となり、少し希望が出てきた頃です。

 

その後さらに少し経った頃、中学校の後期の内申が確定しました。

 

「37」

 

頑張りました!

 

2年が32なので、それに比べて学校の成績をとるのが苦手な息子にしてはかなり頑張ったほうだと思います。

 

2年「32」 + 3年「37」 × 2 = 106

 

これが公立受験に必要な正式な内申点となりました。さらにこの内申をもって、併願校を決める必要があります。

 

37の内訳としては、5科目22+4科目15でした。

 

ここで英検準2級取得が大きな意味を持ってくるのでした。

 

併願校決定!

 

いくつかの候補を検討した結果、桐蔭学園のアドバンスコースにしました。桐蔭学園の中では3コースある中の真ん中のコースです。書類選考の基準は5科合計で23以上、但し、英検準2級取得者は5科合計22以上、となってます。

 

息子は5科の合計がちょうど22。 

 

これで併願校は決定です!

 

まだ併願校が決まっただけでしたが、本当にホッとしました。あの頃は相当ランクを下げないと受かる学校がないかも、と本気で思ってましたので。

 

これで仮にオープンが全滅しても、桐蔭学園には行けるんだと思うと心から安心したのを覚えてます。

 

アドバンス模試(2018年12月、2019年1月)

さて、アドバンス模試。ラスト2回。

 

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12月の結果

  • 慶應義塾 70%
  • 早大学院 68%
  • 桐光学園 83%
  • 立教新座 86% 

 

1月の結果

  • 慶應義塾 69%
  • 早大学院 67%
  • 桐光学園 83%
  • 立教新座 86%

 

安定してきました。

 

今の実力を測るには、直近3回分ぐらいの平均値が今の実力だと聞いたことがあります。アドバンス模試ラスト3回は3科で51、52、52で安定しました。

 

特に最後の1月の英語。この頃は英語ばかり勉強していたようです。比率でいうと英語5、数学3、国語2ぐらいの感じ。夏頃には偏差値29だった英語が46まで上がりました。この短い期間でアドバンス模試の偏差値を17も上げるのは大変だったと思います。

 

上げて46ですけど。

 

それでも少し成果が出たような気がしました。

 

国語と数学が割と安定していて良かった。

 

上記を見ると2回とも3科で52で、桐光学園、立教新座は合格圏、慶應、早大学院は努力圏ですが70%付近なので、夏ごろに暗黒の世界を味わっている身としては十分でした。狙えない線ではないな、と思えるところまできました。

 

今思うと夏頃に苦い経験しておいて良かったのかも、と思えるようになってきました。あのどん底の時期を経験したからこそ、遅まきながらではありますが方向性を絞ることが出来たのだと思います。

 

あの頃に中途半端にもう少し良い偏差値を出していたら、まだピント外れの目標を掲げてたかもしれません。

 

どん底を経験したおかげで踏ん切りがつきました。

 

覚悟も固まりました。

 

遅かったけど。

 

でも結果的にはギリギリセーフでした。

 

ちなみに最後の10回目(1月)の模試はもう理社は完全に切ってましたので受けてもいません。

 

そして12月に入るといよいよ志望校をどこにするか、最終的に決めなければなりません。

 

志望校を決める

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photo by O-DAN

 

どんどん決まっていきます。内申が決まって併願校が決まった後はいよいよ実際に受験する志望校を決めなければなりません。下記の表は、検討した高校の試験日、合格発表と手続きの締切期限日程です。

 

  試験日 合格発表 手続期限
2019年1月      
12 早稲田佐賀    
17 市川前期 早稲田佐賀  
19 渋谷幕張 市川前期  
21   渋谷幕張  
22     渋谷幕張
23     市川前期
2019年2月      
1 立教新座    
2   立教新座  
4     公立志願変更期間
5 市川後期    
6   市川後期  
7     立教新座
8     市川後期
9 早稲田本庄1次    
10 慶應1次    
11 早大学院    
12 桐光学園2回
明大明治
青山学院
早稲田本庄1次
慶應1次
 
13 学芸大附属
筑波大附属
慶應2次
桐光学園2回
明大明治
 
14 公立
早稲田本庄2次
慶應2次
青山学院
朋優学院
桐光学園2回
15   早大学院 青山学院①
16 早稲田佐賀 筑波大附属
早稲田本庄2次
 
17   学芸大附属  
18   早稲田佐賀 慶應
早大学院
19     慶應志木2次
早稲田本庄
20     筑波大附属
明大明治
21     学芸大附属
23     青山学院②
27   公立  
2019年3月      
7     渋谷幕張、最終締切
8     市川、最終締切

 

大変です。

 

これらの学校を一通り全て調べるわけです。

 

これだけの高校をああでもないこうでもないと言いながら、いろんな角度から比較して、家族で相談して決めました。

 

夏までの模試での結果などを考慮すると、早慶はかなり厳しく、MARCH附属のどこか、その中では明大明治に行ければいいなと思ってました。

 

対抗で立教新座、ダメでも桐光学園、明大中野八王子、法政二あたりに受かってくれれば、と思ってましたが、直前3回のアドバンス模試の結果が安定したことで大きく変わりました。

 

もう早慶にチャレンジしよう!

 

早慶にチャレンジしてみよう!

 

もしダメだったら桐蔭学園に行って、大学受験でもう1回チャレンジすればいいじゃん!

 

ということで、本命を早慶に決定、日程を考慮すると明大明治と桐光学園が重なっており、偏差値的には早慶と大差のない明大明治を入れると早慶明と3連敗を喫する可能性もありました。

 

色々と考えた結果、明大明治を外して合格圏が何回か連続で出ていた桐光学園と立教新座を受けようということになりました。

 

公立は横浜サイエンスフロンティアと希望ヶ丘でずっと迷ってましたが、両校の差は結構大きいと感じておりました。割と数学と理科が得意なことを理由にチャレンジでYSFに決定です。YSFは重点化がありますので。

 

これも桐蔭学園に併願がとれたことが大きいです。もしダメでも桐蔭に行けるということで、志望校を選択する際にチャレンジできるようになりました。

 

本当に英検準2級をとっておいて良かった!

 

もし英検準2級をとれていなければ、中学3年の内申点5科合計22ですのでアドバンスコースには1点足りず、桐蔭学園では3つあるコースの一番下のスタンダードというコースになるところでした。

 

仮にオープンが全滅した場合には実際に通うことになるわけですから、併願校もしっかりと検討する必要がありますが、このスタンダードというコースだと大学受験で早慶やMARCHレベルにリベンジ出来るかな?という一抹の不安が残るコースでした。

 

アドバンスコースであれば、本人の頑張り次第なのはもちろんですが、まだ何とか希望する大学を狙えるギリギリのところなのではないかと考えていました。

 

しかしこれも後から考えればですが、どのコースをとっても結局は本人の頑張り次第でどうとでもなると思いますし、一番上のプログレスコースだとしても、油断していたらそれまでという当たり前のことにも気づきましたが、少なくともこの時点ではこのように考えていたわけです。 

 

1つ問題がありました。

 

立教新座は受験日は早いので(2/1)、手続き締切日も早い(2/7)。早慶の合格発表(慶應は2/14、早大学院は2/15)までお支払いを待ってくれるほど優しくはない。

 

ごくごく普通の一般的なサラリーマン家庭である我が家の戦略は!

 

「もし受かってもお金を払うのはやめよう(◎_◎;)」

 

でした。

 

ということで、これで決まりです↓。

 

〈私立〉

慶應義塾、早大学院、立教新座、桐光学園

 

〈公立〉

横浜サイエンスフロンティア(YSF)

 

さて、第5回終了となります。

第6回は本番直前期です。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

第6回へつづく✋

第4回、中学3年の夏に成績低迷期へ突入

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神奈川県進学模試(2018年9月と12月)

 

こんにちは。KOTE(こて)です。 

 

さて前回からの続きで、夏から初冬にかけて。

2018年8月~2018年12月頃の話です。 

 

まずは神奈川県進学模試。前回と同様に数値は偏差値です。

 

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9月のほうは5科で約5,300人中840位ぐらいでした。

志望校別順位は下記の通り。

 

YSF 

  • 5科 100位/253人
  • S値 188位/253人

 

柏陽 

  • 5科 40位/133人
  • S値 120位/133人

 

横浜翠嵐 

  • 5科 432位/581人
  • S値 542位/581人

 

下がってきました。

 

もう翠嵐は全然無理な感じになってきてます。YSF、柏陽も5科ではまだかろうじて勝負できている感じですが、S値だと全くダメ。やはり32は悪すぎです。「32」ものすごい威力。

 

翠嵐目指すぐらいの生徒さん達だと内申は40ぐらいは普通にとる子が多いと聞いてます。オール5の45をとっている生徒さんも結構いるらしいとのこと。どういう生徒さん達なんだろ。凄すぎです。

 

12月のほうは5科で約5,200人中1,300位ぐらい。

 

志望校別は下記。

 

希望ヶ丘 

  • 5科 46位/158人
  • S値 100位/158人

 

YSF 

  • 5科 62位/118人
  • S値 84位/118人

 

横浜翠嵐 

  • 5科 388位/434人
  • S値 421位/434人

 

こちらも微妙です。

 

社会はついに偏差値50を割ってしまいました。

 

この頃にはもうどちらかというと公立は無理か?てきな感じになってきていた頃だと思います。5科でも微妙だし、S値だと完全にアウト。翠嵐に至ってはもうビリのほうです。

 

横浜翠嵐や湘南あたりを目指す生徒の多くは、国私立も同時に目指していると思います。早慶附属はもちろん、もっと上を目指す子は開成高校や渋谷幕張など、また国立では筑波大附属や最近は多少評判が良くないですが学芸大附属などもまだまだ難関校ですし併せて検討されている生徒さんは多いのではないでしょうか。 

 

 

息子は内申を加味されるS値がとにかく悪いのです。

内申点「32」の破壊力すごいです。 

 

湘ゼミアルファは国私立対策もとっているコースですので国私立の情報も入りやすい環境でした。当日の試験だけで合否が決まる国私立の高校を少しずつですが本気に考え始めたのもこの頃だったと思います。

 

神奈川県公立中学の内申制度について

 

ところで私個人的には今の神奈川県の中学校の内申制度については大いに疑問を持ってます。

 

このように考える人は少なくないのではないかなと思います。

 

色々な記事でもよく見かけます。

 

成績をつける基準としては統一されたものがあるのだとは思いますが、実際には各学校の主観で成績がついてしまいます。同じ学校でも先生個々によって差が出てしまうと思います。

 

何を持って客観性、公平性を保てているとされているのかは理解できませんね。

 

もちろん先生達は極力客観的で公平に成績を付けようと腐心していらっしゃると思いますが、それでもやはり先生も人間ですから、どれだけ自分が客観性・公平性を心がけても完璧には無理だと思います。

 

関心、意欲、態度。

 

とか。 

 

なんですかね、これ。

 

人の感情の表し方、表現の仕方を他人が計れるわけがない。

 

人によって関心の示し方って違います。また、手を挙げてバンバン発言するのを苦にしない生徒もいれば引っ込み思案な生徒もいると思います。個人の性格をどのようにジャッジしていているんですかね。

 

意欲にしても分かりやすく全面に出すタイプの子もいれば、静かに闘志を燃やすタイプの子もいます。

 

大人である先生との接し方がうまい子もいれば下手な子もいます。

 

どうやって見極めるのでしょうか。

 

無理ですよね。

 

それを人間である先生に求めても土台無理な話で、先生がどうこうというよりシステムそのものに問題があります。

 

そういうシステムで付けられた内申点が、2割も3割も、学校によっては4割も加味されてしまいます。

 

これは相当難しい問題ですね。

 

テストで90点とっても3がついちゃう。

 

少なくともうちの息子はこのシステムでは内申をとるのはかなり難しく、このシステムが強く反映される公立高校への進学は無理だったのかもしれません。

 

32ということは、息子の努力が足りてない部分はもちろんあると思いますが、実力がそのまま反映されているとも思えませんでした。

 

テストの点はそこそことってましたから。

 

点とってるのに「32」って。

 

どんだけ先生受け悪いんだよって話ですが、私も同じようなタイプですので特に叱る気にもなりませんでしたね。

 

息子には「先生に好かれようとする必要は全くないぞ」って言ってしまいました。

 

この点についてはよく妻ともめました。

妻は先生に好かれるタイプです。

 

先生に好かれるのなんて簡単!チョロい!ってタイプでしたから。

そういうタイプから見れば今のシステムは逆に簡単なんでしょうね。

 

でも私からすると、そんなことでとる成績ってなんか違うって思ってしまいました。

青臭い若造のような考えかもしれませんが。

 

で、息子は私のお墨付きを得たので自由気ままに学校生活を楽しんだのでした。

しかし、当然のことながら成績は振るいません。 

 

こうなるともう性格的にそういうシステムに向いてないってことです。

 

ここはもっと早く気付くべきでした。我が家では当初から公立ありきで考えてましたから、私立をほとんど考慮してませんでした。 

 

今のシステムだと、先生に気に入られようとする生徒が出てきても全然おかしくないですし実際には出てきていると思いますが、そういうシステムで良いのか本当に疑問に感じてます。

 

アドバンス模試(2018年8月、9月、10月、11月)

 

さて次はアドバンス模試です。

 

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アドバンス模試での志望校への合格率は下記の通り。

 

8月の結果

  • 慶應義塾 64%
  • 早大学院 62%
  • 明大明治 60%
  • 桐光学園 76%。

 

9月の結果

  • 慶應義塾 43%
  • 早大学院 41%
  • 桐光学園 53%
  • 明大中野八王子 53%。

 

10月の結果:資料紛失

 

11月の結果

  • 慶應義塾 68%
  • 早大学院 66%
  • 桐光学園 82%
  • 明大中野八王子 82%

 

長い暗黒時代

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photo by O-DAN

 

こちらも夏前あたりから落ち込みだした模試の結果です。英語がどうにも苦手なようで、低~いレベルで安定してしまってます。

 

9月の英語。偏差値29😱

9月、10月は3科、5科共に30台😨

 

悩みの夏。

 

長いトンネルの秋。

 

この頃つらかったな~。もう受験どうなっちゃうんだろうって。5科での公立向けも3科での私立向けもどっちもダメな感じになってしまって、周囲の友達なんかはどんどん良い結果出してくる中、息子はどんどん悪くなっていきました。

 

これも1つの反省点ですが、やはり周囲と比較してはいけませんね。

比べるのはあくまでも過去の自分。

自己ベストを更新していくイメージ。

他人との比較は百害あって一利なしです。

 

とは言え、この頃の私。

 

一喜一憂するなと言われても無理でした。

 

しかも「喜」はなく「憂」ばかり。妻の興奮はMAX状態、けれど笛吹けど踊らず。

 

馬の耳に念仏。

 

とは言え、これは何も息子が悪いわけではありませんでした。

 

親も十分に責任を感じなければならないところです。

 

この頃には気づいていなかったです。やはり二兎を追う者は一兎をも得ず、息子はそれまで公立も私立にも対応できるようにしようと、あれもこれもと欲張った結果完全に消化不良を起こしておりました。

 

模試では3科も5科も成績は下がり、いつまでも成果が出ないことでさらなるモチベーション低下にも繋がったように思えます。

 

受験においてはモチベーションの持続が最も重要で、それに比べれば模試での成績の上下などは一時のこと。

 

あくまでも模試は模試。

 

自分の課題を見つけ今後の対策に生かす場であると割り切って考えることが出来れば良かったのですが、この頃にはそれは出来ませんでした。

 

この少し前まではまだ国立の可能性もあるか?などとピント外れも甚だしい野望を抱いていた時期でもありました。逆に言えばこの時期でもまだ現実をきちんととらえておらず、息子には余計な負担を背負わせたとも言えます。これは親としては大いに反省すべき点です。

 

この頃私はどう接していたか。

 

私が考える基準は子供のモチベーションをどうやって上げるか、基本的にはこの一点のみに絞るようにしました。

 

私はこの時期息子には特にあまり受験については何も言わないようにしていました。

 

妻が怪獣系ですから。

 

息子の下降をたどる成績を黙ってみていることは当然出来ません。

 

その上私まで口を出すとつらいだろうな、と思ってました。その為心の中では受験の状況がどうなっているのか気になって仕方なかったのですが、態度としては真逆でほとんど関心がないような振舞ってました。

 

私は心の中ではこの状況になってやっと「公立トップ校の学校も私立の早慶レベルももう無理かもしれない」と意識しました。

 

はっきり言ってかなり遅いですが、ここでやっと「腹をくくったほうがいい」と考えるように。

 

今目指している志望校まで届かない場合も想定し、その状況で考えられるベストは何かを考え始めていました。仮に今後も成績が伸び悩み、思っていたような高校に進学することが出来なくなったとしても受け入れる覚悟をしていました。

 

本人がもうやめたいとか志望校を下げたいなどの意思表示はしてなかったので、私からは言いませんでしたが、裏側では併願校とか中間レベルの高校を調べまくった記憶があります。

 

出来るだけ良い高校生活をおくるにはどの高校が良いのか、どの高校が息子に合っているか。

 

場所、学費、進学実績はもちろん、校風はどうか、男女別か一緒か、部活がどうなっているか、などなど、考えられることは全て。

 

我が家の当初からの方向性として、公立トップ校を目指しつつ、ダメだった場合に備えて私立のトップ校の対策もとっておく、公立も私立もあわよくば国立も目指せるなら目指すみたいなコンセプトでしたが、これはもう完全に決定的にダメだな、と。

 

私立か公立、5科か3科、のどちらかにもう決めるべきだと。

 

翌年の受験を目前に控えた前年の秋ごろになってやっとこの考えにたどり着いたのです。

 

この時点の模試の結果から当然ですが国立はもう有り得ないので見切りを付けます。

 

各教科の傾向を見ますと、息子の中では、数学が割と安定してたように思います。国語は好調不調の波が激しかったですが、良いときはアドバンス模試で偏差値60前後までとることが出来てました。

 

英語は苦手意識をもっており、好きでもなかったようで平均して今一歩。理科はまあまあ良かったのですが、だんだんと落ちてきており、社会は全くダメ。暗記大嫌いとのこと。

 

これらを考慮すると今後の方向性として、英語にはかなりの課題を残すもののやはり英国数の3科に絞って私立なんだろうな、と思うようになってました。逆に考えれば英語さえ何とか出来ればまだまだ勝負できる可能性が見えてくる。

 

私は公立高校から1年浪人して明治大学に行きました。そのころは浪人するのも当たり前でした。家が貧乏でしたから、高校受験の際は私立高校は初めから考えていませんでした。我が家も一般的な家庭で特に裕福でもないです。私にとっては大学は大学受験して行くものというイメージも未だにあり、そのイメージが私立高校受験という選択肢を遠ざけていました。

 

しかし現状を踏まえて判断すると、結論としては3科に注力して私立をメインに、ダメならもう1回大学受験で頑張れば良いか、という考えに変わってきてました。その場合は高校での塾通いも考えると、出来れば公立高校のほうが助かるけど、私立の大学附属ではない進学校でもやむを得ないな、というのが私の中での結論でした。

 

まずは私立。公立も受けるけど理社はもう後回し。あとは具体的な志望校をどうするか。早慶の附属なら高い学費を払っても通う価値は十分、MARCH系の附属もありか。でも現状の模試の結果などを考慮すると、もう一段階下げる可能性も考えておかないと。

 

息子と相談。

 

時期にしてもう10月~11月頃。

 

相当遅い時期です。

 

あまり時間的な余裕があるわけでもないけどちゃんと考えて決めよう。

 

でも今になって理社を切るならもっと早く切っておけばよかったな、とか。

 

だったらやっぱり最初から早稲アカだったじゃん、とか。

 

色々出てきます。

 

一筋の光明が! 

 

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そんな矢先にアドバンス模試の11月の結果が出ました。

 

3科の内訳も英語42、数学55、国語58

3科51、5科45

 

私が考えてたベストのパターンで、もし一発逆転があるとするならこのパターンしかないと思っていた点の取り方でした。

 

数学は割と安定していたので普段の実力通りに出す、国語が良い方にハマる、その前提で英語の実力をどこまで上げられるか。英語は42ですが、前回(10月)が33、その前(9月)は29ですので、良くはなってきてました。

 

もう5科じゃなくて3科なんです。息子も理社に気持ちが向いてないのも明らかでした。11月の結果が出て、やはり親子で思いっきり一喜一憂してました。進学先が決まらないんじゃないかって思ったときもあったぐらいですから。特別良い結果ではないですが、親子でだいぶテンション上がりました。久々の「喜」です。

 

トンネル抜けたのか?

少し光明が見えたような気がしました。

 

桐光学園と明大中野八王子は80%超えで合格圏、慶應と早大学院も合格圏には及ばないものの、努力圏となりました。久々にそれなりの結果が出てうれしそうでした😂

 

「よしこれで行こう!」と方針が決まりました。

 

これからは3科に集中、特に英語を重点的に。

 

理社は基本切りますが、ただし塾では引き続き理社の授業がありましたので授業でのみ対応する、としました。

 

いよいよ直前期に突入していきます。

 

今回も結構長くなってしまいました。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

第5回へ続きます✋

第3回、中学2年で英検準2級取得!これが後に息子を助ける!

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内申悪すぎて家族会議開催

 

前回からの続きです。2018年3月~2018年7月頃の話です。

 

中2の後期の内申でまさかの「32」をたたき出した息子。

 

そして家族会議開催。

 

  • 本当に公立志望で大丈夫?
  • 今の塾で大丈夫?

 

上記2点が主なテーマ。

 

がしかし。

 

当の本人は特に落ち込んでいるわけでもなく、何を大騒ぎしてるんだと言わんばかり。

 

そして興奮してるのは親ばかり。

 

特に母親の鼻息は荒い😤

 

本人は具体的にどうこうしたいと言った意見はなく(中学生ぐらいだとそんなもん?)、親からこうしたらとかああしたらとかの意見に対して嫌な場合は反対だけはしてきます。

 

「それはやだ」とか「無理!」とか。

 

塾については湘ゼミアルファからHi-STEPに移ったほうがいいんじゃないか、とか。

 

内申やらかしたから公立もう厳しいから早稲アカにして私立に絞るか、とか。

 

どちらも「絶対やだ」とか「めんどくさい」との回答。

 

あとは話の途中途中で「きしょ」とか「うざ」とか「カス」とかってワードをぶち込んできます。

 

悪態つきながらじゃないと話できないみたいです。

 

私の言葉も決してきれいではないですが。

 

とにかく環境が変わるのをすごく嫌がってましたので、本人がそこまで嫌なら無理して変える必要もないか、となりました。

 

喧々諤々ああでもないこうでもないと話した結果、結論としては結局「今のまま継続。なるべく頑張る」という、作戦めいたことは何もない結論に至りました。で、中3での内申も頑張ると言うので「じゃあ頑張れ」ということで家族会議終了。

 

とは言え、親の私。

 

この頃からうっすらと「本当に公立大丈夫か?」的な一抹の不安はよぎってはいました。

 

英検準2級取得! これが後に息子を助ける!

 

ただ、この頃1つ良いことがありました。

 

英検準2級に合格したのです。

 

中3になったら本格的に受験勉強で忙しくなるだろうから、中2のうちにとっておきなさいという母親の強い勧めで、かなり不貞腐れながら勉強ししぶしぶ受けたのでした。

 

中2でしぶしぶ受けて準2級受かるもんか?

 

自分ごとで振り返ると、中2のときには英検4級をとりました。

クラスの中では早いほうだったと思います。

結構必死に勉強した記憶があります。 

 

まあ30年前の話ですが。

ヤンキーだらけの学校でしたし。

男子は半分は普通に部活でスポーツやる。

 

残りの半分は武道の道へ。

戦うことばかり考えている彼ら。

流行ってたのは極真空手とボクシング。

 

すいません。横道にそれました。

 

30年前と今ではもちろん違うとは思いますが。

 

たいした対策もとらずにしぶしぶ受けて合格するという。

 

正直この頃から時々思うことがありました。

 

「あ、こいつは俺よりは出来がいいんだな」

 

で、英検準2級。

 

併願校を探す際に英検準2級で内申に1点加点される高校がありますので、その際に有利になればと思ってましたが、これがあとで大きく響くのでした。

 

神奈川県進学模試の結果(2018年3月と7月)

 

さて、この頃の模試の結果です。数値は偏差値です。

 

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神奈川県進学模試の結果(2018年3月と7月)

 

3月のほうは約4,500人中500位ぐらいの順位です。

 

S値では550人中400位ぐらい。

 

S値とは模試の5科の結果だけではなく+特色+内申まで含めた総合順位です。内申はこの時点では中2の結果が3倍されてます。

 

息子の場合は中学2年の内申「32」×3倍=「96」で計算。

 

この3月の模試では息子は3つぐらい記載できる志望校の欄になぜか横浜翠嵐しか記載してませんでした。

 

7月のほうはテスト結果は良かったです。5,000人中300位ぐらい。

 

数学はなんと1位!

 

100点とりました!

すごい!

偏差値79って。

 

そしてふたたびこう思う訳です。

 

「あ、こいつは俺よりは出来がいいんだな」

 

しかし、全く動じない、ブレない人がいます。

 

そうです。

母親です。

 

「こんなの基本なんだからとって当たり前!」

 

みたいなこと平気で言い放つ。

 

「ちゃんとやればこれぐらいとれるのよ」

 

みたいな。

 

偏差値79を当たり前って言ってしまえる人。

 

「は?」ってなります。

 

ちゃんとやっても滅多にとれんと思うが。

 

言うは易し行うは難し!

 

の真逆をいく人です。

 

言うは易いので言いたいだけ言いっぱなし。

 

みたいな。 

 

ある意味すごい人です。

 

 

横浜翠嵐

  • 5科 170位/約540人
  • S値 340位/約540人

 

YSF

  • 5科 8位/約120人
  • S値 33位/約120人

 

希望ヶ丘

  • 5科 2位/約160人
  • S値 18位/約160人

 

という結果でした。

 

これを見る限り翠嵐は3年の内申を上げないと厳しいですが、現時点でのこの内申でもYSFとか希望ヶ丘は大丈夫なのか?とか糠喜びしてました。

 

アドバンス模試(2018年4月、5月、6月、7月)

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アドバンス模試(2018年4月、5月、6月、7月)

 

アドバンス模試という模試があります。

 

ものすげー難しい模試です。

 

湘ゼミアルファでは中学3年生からは毎月受けることになります。このテストの受験者となるのは湘ゼミアルファ生の他には早稲アカ生が大多数。

 

難易度が高くとても難しい模試です。

広く一般から受験者が集まるわけではない為、母数となる人数が少ないです。

 

<4月>

3科が2,000人ぐらいで、5科が1,200人ぐらいの受験者数。

 

<7月>

3科が2,700人、5科が1,800人ぐらいの受験者数。

 

受検者数が少ないですよね。 

 

早稲アカ生は多分ほとんど3科目での受験者が多いのではないかと思います。国立や開成など5科目受験も考えている生徒さんは理社も含めた5科も受けていると思います。湘ゼミアルファ生は公立を志望する生徒も多いので5科で受ける生徒もいます。息子もそうです。

 

アドバンス模試は神奈川県進学模試などの一般的な模試と比較すると偏差値はかなり低く出ます。受験者の母集団のレベルが高いので当然そうなります。

 

問題の難易度も高く、難関私立や国立向けの問題が出ます。多分ですが、一般の模試と比べて10~15ぐらいは低くなります(もっとかも)。

 

4月の偏差値は3科で55、5科で53でした。

 

目指す学校によりますが、これは全然悪くないです。

むしろ良いぐらい。

 

ただ息子のように中2からアルファに入った生徒にとっては中3の4月は偏差値が出やすい月でもあります。

 

中2までは一般クラスにいて中3からアルファに入ってくる生徒さんもそれなりにいます。その生徒さんたちはそれまで国私立向けの対策はしてないので、国私立向けの難しいテストを受けるのはほとんど初めてなのです。

 

アドバンス模試での志望校への合格率は下記の通り。

 

4月の結果

  • 慶應義塾 82%
  • 立教新座 90%
  • 早稲田本庄 68%
  • 法政二 89%。

 

5月の結果

  • 慶應義塾 69%
  • 早大学院 65%
  • 法政二 84%
  • 立教新座 85%

 

6月の結果

  • 慶應義塾 43%
  • 早大学院 37%
  • 法政二 55%
  • 中央杉並 52%

 

7月の結果

  • 慶應義塾 20%未満
  • 早大学院 43%
  • 法政二 61%
  • 中央杉並 56%

 

夏に向かって模試の結果がどんどん下がっていきました。下がっていく結果にモチベーションをキープするのは難しかったと思います。

 

親としてもこういうときの接し方は難しいです。

 

夏に向かって暗黒時代へ突入 

 

一般的には模試の結果で一喜一憂するなって言われますけど、頭ではもちろん理解できますが実際にはなかなか難しいですね。

 

我が家では毎回バカみたいに一喜一憂してました。

 

模試で良い結果が出ればうぉーってなって喜んじゃいますし、ダメならガーンってなって落ち込むわけです。

 

親も冷静でいることは難しいですし、むしろ親のほうが一喜一憂してます。

  

息子にとっては4月の模試はターニングポイントになったと思います。

 

それまでは考えてもいなかった、まさか自分が届くとは思ってもいなかった慶應義塾高校が、模試だからと、気軽な気持ちでいくつか志望校を書けるからと、試しに書いてみた結果がなんと82%で合格圏。

 

「え?おれ慶應受かる?」

 

それから急に私立を、特に早慶を意識し始めたのは明らかでした。

 

そしてそれは親も例外ではありません。

私はもちろん、妻もギラリとした野望が心の中に芽生えた瞬間でもあったわけです。

 

 

受験生にとっては夏が勝負。

 

夏を制する者は受験を制す。

 

なんて言われてますけど、まさにこれから勝負の夏に突入していくにつれて、模試での結果はどんどん下がっていったのでした。

 

中3からアルファクラスに入った子達も徐々に慣れ始め、さらに自分たちは後から入ったから追いつかなくてはという必死な思いも相まって、夏を迎えるころになると4月には先行者利益をむさぼっていた息子もすっかり吸収され、むしろ後塵を拝する状況になっていたのでした。

 

ちなみに息子はこの4月のアドバンス模試の結果が年間を通しての最高スコアとなったのでした。

 

この4月の結果以降、本番の慶應の受験までの間にもう二度と合格圏は出ませんでした。

 

第4回へと続きます✋

第2回、中学2年の内申点は崩壊しました

 

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O-DAN

 

高校受験の結果について

 

前回からの続きです。

中学2年生からになります。2017年4月頃~2018年3月頃までの話です。

 

その前に。

 

まず、この春(2019年2月)に息子が受験した高校の結果について先にお知らせしておきます。

 

慶應義塾高校 合格

 

早稲田大学高等学院高校 合格

 

立教新座高校 合格

 

桐光学園高校 合格

 

横浜サイエンスフロンティア高校(YSF) 辞退

 

自慢ではないけど自分の息子ながらすごいな。

 

いや、自慢か。

 

親なんてそんなもんです。

 

自分のことより子供のことのほうがよっぽど嬉しいんです。

 

こんなときぐらいは自慢したっていいですよね。

 

結果として辞退した公立のYSF以外は受けたところは全勝することが出来ました。YSFは受験日初日が慶應2次試験の合格発表日と重なってましたので、慶應が合格した時点でその後の特色と面接は辞退しました。

 

親から見ても予想を超えた結果にとにかく驚きが大きかったのですが、嬉しいという感情よりも本当に驚き、そして安心したというのが実感でした。

 

嬉しさは後からジワジワと湧いてくるのでした。そしてその嬉しさはかれこれ半年経った今でもまだ継続してます。

 

今は既に合格した立場から過去を振り返りながら良かった点悪かった点なども含め記録しておきたいと思い書いてます。

 

悪かった点、たくさんあります。

 

お兄ちゃんのときはこういうところがうまくいかなかったから、弟のときはこうしてみよう、みたいな。

 

前の経験を生かしてうまく導いていく。って戦法はとれないですね。

 

一人っ子の長男ですから。

 

全ての経験が最初で最後。

 

息子は中学の途中の段階ではとても早慶など狙える状況ではありませんでした。

 

中学2年から中学3年の後半のほうまでなかなかの暗黒時代に突入しており、模試の結果も振るわず再考圏を連発してました。

 

この辺りにも間違いなく親の責任も含まれてます。

 

受験は、受験をする本人はもちろんですが家族にとっても一大事です。子供にとって親の影響力は大きいですから、そういうときの親の考え方や子供との関わり方次第で大袈裟に言えば子供の人生の歩むコースが変わってしまうこともあると思います。

 

私が一番思ったこと。

 

言うは易く行うは難し!

 

これに尽きるかな。

 

そんなに言うならやってみろ、と。

言うほど簡単じゃねーぞ、と。

子供たちはそう思ってるわけです。

 

親は親で頑張ってるんだけど、そんなの子供には伝わらない。

頑張る種類も違うし。

 

子供に対しては、こうなってほしいって願望が全面に出ちゃうから。

 

でも言うのは簡単だけど、やるほうは本当に大変。

 

だからって何も言わないのはそれはそれで無責任。

逆に親の責任放棄になっちゃう。

 

親は親で結構難しい。

 

振り返ってみると私個人的には反省することのほうが遥かに多かったです。

 

そのようなことも書いていきます。

これから受験に臨まれるご家庭にとって少しでもご参考になれば嬉しい限りです。

 

受験を翌年に控えた前年の秋ごろまでかなりの低空飛行を続けた息子。

 

直前期のあたりで成績が上向き、これなら早慶も何とかギリギリで狙えるのでは?というところまできて最終的には上記の通り全勝となったわけです。

 

途中の段階では模試などで思うような成績が出ていなくても、まだ成績が安定してないうちは本番直前ギリギリまで伸びる可能性があります。

 

決して途中の段階ではあまり悲観せず、目標を下げたりせず、最後まで粘って、最後まで諦めないで欲しいと思います。

 

偉そうに言ってしまってすみません。

 

全て後になってから分かることです。

 

実際のその渦中にいるときは闇の中を進んでいるようなものでした。

 

中学2年の頃 

さて、中2の頃です。

 

中2の頃には湘ゼミアルファに通い始めてましたが、それまで通っていた総合クラス(公立向け)と違い、授業の進むスピードが早いのと宿題が多いのとでついていくのが大変だったようです。

 

息子の場合は第一志望はあくまで公立高校でしたので理社もあったわけです。

 

そして公立を志望しているので学校の成績にも気を配る必要もありました。その為、中学校の内申対策、公立受験用の5科と特色対策、国私立用の3科と5科の対策、などなど、あれもこれもと対応しなければならない状況に追いやられてしまいました。

 

後から考えるとこれは完全な失敗。

 

確かにこの時点では子供の可能性は無限に感じます。

 

塾の上の学年の生徒さんの実績の中には、例えば筑波大附属駒場高校や開成高校などを合格し、その他早慶附属など受験した複数の高校を総ナメにするようなスーパーな生徒さんがいたりします。

 

だからと言って自分の子供がそのタイプかどうかは少し冷静に見ることが出来れば簡単に分かりそうなものですが、実際には全然分からんのです。

 

人様のことは冷静に見ることが出来ても自分の子供のこととなると盲目的になってしまうのです。私も例外ではなく自分の子供の可能性を勝手に青天井でつり上げてしまっていました。

 

今思うと本当に恥ずかしい限り。

 

大学では医学部の可能性もあるか?とか、それなら筑駒は厳しいとしても、開成は頑張ればいけるか?とか、でも最近は開成蹴って翠嵐に入る子もチラホラいるらしいし、やっぱり翠嵐か?とか。

 

もうバカ丸出しです。

 

親がこの有様ですから子供はたまったものではありません。あれもこれもと欲張ったあまり、どれもこれも消化不良となりました。息子はそもそもそんなに器用でもなくコツコツと真面目にやるタイプでもないわけです。

 

湘ゼミアルファから毎回出される宿題も全然ちゃんとやってなかったし、小テストなんかの点数も悪かったです。

 

そこそこ高いレベルの努力を安定して継続できるような性格では全然ないのです。性格にはかなりムラがありました。模試の結果が悪くてもあまり気にしません。

 

親としてはそんな息子が心配で、あの手この手でやる気を出させようと試しましたがあまり効果無し。そして当然といえば当然ですが、この頃からどんどん模試の結果が悪くなっていきました。

 

息子は地道にコツコツというよりは、ある一定期間だけガッツリ集中してやるタイプでしたね。

 

今思えば当たり前のことですが、公立、私立、国立の3科、5科の全てに対応することは難しいです。

 

本当に当たり前のことです。

 

当時はこのレベルの当たり前のことも見えなくなっていました。

 

といことで、ある程度の方向性は早めに決めたほうが良いかもしれません。

 

一番行きたい学校は公立か私立か国立か。

3科か5科か。

 

どこに向かっているかで対策の方法が全然違うので。 

 

ここをうちのように欲張ってあれもこれもとやってしまうと、いつまでも焦点が絞りづらく、成果も出ません。

 

さらに結果としては無駄な労力を使うことにもなります。

 

最終的には私立向け3科に絞りましたが、時期的にはかなり遅い時期まで理社にもそれなりの労力をかけていました。ここは早い時点で一度ちゃんと考えておきたいところです。

 

さて、この頃よく受けていた模試は下記の3つです。

 

  • 神奈川県進学模試 
  • 駿台模試
  • アドバンス模試

 

そして神奈川県では公立高校受験には内申点が占める割合もそれなりに高いです(比重は受ける高校によります)。中2の後期の成績からカウントされます。

 

中学2年の内申点は?

 

そして模試の結果が下降の一途をたどる中、中2後期の学校の成績が出ました。

 

なんと「32」

 

我が家に衝撃が走った瞬間でした。

 

神奈川で受験生をお持ちの方なら、この数字がどの程度かお分かり頂けるかと思います。そして、公立高校のトップ校進学という目標がガラガラと音を立てて崩れ始めたのです。

 

先に記載した神奈川県の旧学区トップ校への進学は学校によって違いはあるものの2割~4割の比率で内申点が加味されます。

 

川和高校などは4割です。

 

この時点で川和高校はもう狙えなくなったと感じました。他の高校についても、出来るだけ内申点比率が低く、出来れば特色検査もある学校で、出来るだけ当日の試験で突破できる高校に絞っていく必要があると感じました。

 

息子は地道にコツコツのタイプではなく、期間限定集中で本番一発勝負のタイプなのです。

 

しかしそれにしてもまさか「32」とは…

 

第3回へつづく✋

第1回、早慶附属高校ダブル合格への道のり

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photo by O-DAN

早慶附属高校ダブル合格への道のり

 

こんにちは。KOTE(こて)です。 

 

今春に息子が慶應義塾高校、早稲田大学高等学院という私立の双璧を成す大学の附属高校に合格しました。

 

憧れていた早稲田や慶應にまさかW合格できるとは思っておらず、舞い上がり続けたこの半年間。

 

いつまでも舞い上がってるのは親ばかり。

 

子供は環境適応能力が高いのか、さっさと次の環境に順応してしまってますね。

 

親もそろそろ落ち着かないと。

 

ということで少し前のことになりますが、息子が高校受験で慶應義塾高校と早稲田大学高等学院に合格するまでの道のりを振り返ってみたいと思います。

 

かなり前まで戻ります。 

 

息子は小学校と中学校は共に地元の公立の学校に通っていました。

 

ごく普通の一般的なサラリーマン家庭である我が家の経済的なことを考えて高校も公立、なるべく偏差値の高そうなところに行って欲しいなという漠然とした思いがありました。

 

まずは塾選び

 

まずは塾選びです。

 

息子が選んだ塾は湘南ゼミナール、通称「湘ゼミ」という塾でした。

 

神奈川ローカルの塾です。

公立に強いという評判でした。

進学実績がとても良かったです。

 

横浜翠嵐高校や川和高校などへの実績が高く、他の塾(STEPや臨海セミナー)と比べてもかなり圧倒していたような感じでした。

 

最近では神奈川県だけではなく関東の1都3県あたりまで範囲を広げているようですね。

 

この湘南ゼミナールには小学校5年生の途中から通い始めました。

この時点で我が家では中学受験については全く考えていませんでした。

 

息子の友達の中で中学受験を目指す子たちがチラホラと出現しはじめました。中学受験を目指す子達は、早い子だと4年生ごろから塾通いが始まり、ほとんどの子は5年生になるかならないかのあたりからSAPIXや日能研などの進学塾に通い始めたのです。

 

息子は地元のサッカーチームに所属していました。

 

同じチームの子供たちの中でも中学受験する子としない子とでは日常の活動に大きな差が表れ始めます。

 

サッカーも続けながら中学受験を目指す子、サッカーのほうはスパっとやめて受験一本に絞る子、など周囲に色々な変化が起こり始めた時期です。

 

サッカーを続けている子でも優先順位としては塾が上になりますので、サッカーのほうは休むことが多くなります。

 

練習に参加していても「今日は塾があるから」と練習を途中で切り上げることも増えてきます。

 

ママ友、パパ友同士でも「〇〇くんも受験らしいよ」と噂になったりします。

 

小学校に入ると同時に始めたサッカー。

 

ほとんどの友達がずっと一緒にやってきたのに、その頃から一人また一人とチームを離れる子たちが出てきました。

 

私も気持ち的に何かザワつくものを感じていました。

 

中にはサッカーも大好きでやめたくないからと塾とサッカーを頑張って両立していた子もごく少数いましたが、それでも最終的には6年生の夏ごろまでには皆受験のほうに専念したと思います。

 

この両立した子は今思えばすごいですね。

6年の夏ごろまでサッカーの練習に参加してました。

それで、受験のほうも見事に志望校の合格を勝ち取っています。

 

我が家では私も妻も公立小学校から公立中学 → 公立高校 → 大学というルートを歩みました。

 

普通のルートですよね。

昔なら至って普通のルート。

私の時代にも中学や高校で国私立に受験する子はもちろんいました。

 

でも今のように当たり前ではなかったと思います。

 

息子の中学受験については多少は考えたりもしましたが、どこか他人事のような気がして結局最後まで真剣に検討することありませんでした。

 

ですが、これでいいのかなという気持ちが常にどこかにあり、その結果とった行動が「とりあえず塾!」ということでした。

 

それはSAPIXや日能研のような中学受験に向けた進学塾ではなく、高校受験を目標に今からやっていこうという塾でした。それが湘ゼミだったのです。

 

息子の場合は高校受験で希望する学校に合格できましたので、結果オーライとなりましたが、今から思えば中学受験はもっと真剣に検討するべきだったと後悔する部分もかなりあります。

 

これでもし高校受験に失敗していたらと思うと、中学受験を真剣に検討しなかったことは明らかに折角のチャンスを一回捨ててしまっているということであり、親である私の認識不足であり、判断が間違っていたということに他なりません。

 

さすがに受験の判断を子供に任せるのは無理ですよね。

 

そんなこんなで、中学受験はしないものの何かしなくてはという変な感覚に陥っており、とりあえず塾に通ってみようということなりました。

 

同時に検討したのは神奈川県ではおなじみのSTEPと臨海セミナーです。

3つの塾の中から湘ゼミに決めました。

 

湘ゼミの授業内容はやや先取りをしながら進めていくので学校の授業が簡単になったということと、公立のトップ校を狙うという触れ込みが我が家の方向性にも合ってました。

 

湘ゼミのQE授業と呼ばれるこの塾独特の授業の方法が息子に合っているような気がして魅力を感じていましたし、息子と先生との相性が良かったことなどもありました。この相性というのは常に大事な要素だと思っています。

 

で、どの高校を目指すか。

 

神奈川の公立で偏差値が高いと言えばなんと言っても横浜翠嵐高校、そして湘南高校があります。両校とも通えない距離ではないので、息子がこんな学校に通ってくれたらいいな~と頭の中では漠然とした妄想を描いておりました。

 

本当に妄想です。

 

息子が翠嵐や川和に入学して、部活に入る。

 

そして「横浜翠嵐」とか「KAWAWA」とか刺繍で入ってるカバンを肩から斜め掛けしているシーンを何度も妄想しました。

 

あとその他に一度は検討したことがある学校としては、柏陽、横浜サイエンスフロンティア、希望ヶ丘、多摩、横浜緑ヶ丘、あたり。

 

所謂旧学区のトップ校と呼ばれる高校達でした。

入塾後、塾の模試の成績はなかなか良かったのです。

 

そしてそれが私の妄想をより搔き立てたのです。

 

その後息子はサッカーを続けながら塾にも通い、サッカーは6年生の最後まで続けることが出来ました。

 

これはこれで息子にとっては意義のあるものだったと思います。そう考えると好きな運動を続けるか、中学受験をとるか、というのは難しい問題だと思います。

 

サッカーを続けながら受験もするというのは息子の場合は難しかったと思います。受験はそんなに甘いものではないというのは今になれば良く分かりますし、息子が飛びぬけた能力を持っているわけではありませんので、やるならどちらかに絞ってやるしかないですね。

 

6年の夏までサッカーをやって、受験でも第1志望の合格してるスーパーな子もいますので、やり方は人それぞれとなります。

 

公立志望から国私立も視野に

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イラストレイン

地元の公立中学に進んだ息子は、中学でもサッカー部に入りました。そしてサッカーを続けながら塾にも通うという生活が続いていきます。

 

中1の終わりに、塾の先生から「湘ゼミアルファ」という国私立進学コースがあるのでそちらを受けてみては?というお話を頂きました。

 

横浜翠嵐や湘南などの公立トップ校を目指しつつ、私立や国立も視野に入れたコースになります。

 

我が家では公立志望ではありましたが、1つ心配がありました。

 

公立は1つしか受けられないので仮にものすごく頑張ってそれなりの実力がつき翠嵐か湘南を受けました、でもあと一歩届かずギリギリで落ちました、ってなり併願している私立高校に進むのでは、それまでの努力があまりにも報われないのではないかな、と。

 

であれば、例えば翠嵐と同じぐらいのレベルの私立をいくつか受けることで、それなりに実力がついている状態であれば、例えば早稲田や慶應などに受かるのではないか、という思いです。

 

偏差値的にみると、翠嵐や早慶は同じぐらいだったのでそんな考えが頭をよぎってました。

 

しかし、公立高校の受験と私立高校の受験では内容が全く異なる為、やはりそれぞれの受験校に合わせたそれなりの対策がどうしても必要になります。

 

そんなこともこのころはイマイチ分かってなかったですね…。

本当に完全に認識不足でした。

 

息子の友達が中学受験をしたときにも我が家ではあまり真剣に検討しなかったというように、親の固定観念や先入観、思い込みというのは本当にたちが悪く困ったものです。

 

湘ゼミアルファを検討し始めてもまだ心の中ではあくまでも公立進学が優先、私立受験に関してはこの時点では真剣に考えていたわけではありませんでした。

 

それでも湘ゼミの先生が勧めて下さいましたので、家族でも色々と話し合った結果、折角の機会だからと湘ゼミアルファのほうで頑張ってみようかということになりました。

 

そしてアルファに入るには選抜試験がありました。

 合格基準は各教科の平均が6割以上だったと思います。

 

この試験は無事合格し中2からはアルファのほうに通うことになりました。これで公立トップ校を目指しつつ、それまでは考えてなかった私立や国立?までも視野に入れて備えていくということになったのです。

 

親の固定観念、先入観は邪魔でしかない

これは少し大げさかもしれませんが、後から考えると大きなターニングポイントとなっています。この時アルファに行かなければ早慶附属の高校を目指すことはありませんでした。

 

中学受験であれば小学4年生から5年生はじめぐらいまでに、高校受験であれば中学1年の終わりから中学2年のはじめぐらいまでに、それぐらいまでには受験の対策と取り始めるのが一般的ではないでしょうか。

 

もちろん絶対条件ではなく、もっと遅い時期に始めても受かる子はいますが、早く始めたほうが有利ではあります。

 

中学受験であれば小学4年ぐらいの子供が自分から「中学はこういう方向に進みたいから塾に行きたい」とはっきりと方向性が決まっていて、親に環境を用意して欲しいと自分から言える子供がどれほどいるかってことです。

 

仮にそういう子であれば問題はないのですが、我が家の息子は絶対無理だったと思います。

 

私のように最初から公立中学から公立高校などと勝手に進路を決めてしまうことはせずに、親である私が柔軟な考えを持ち、子供にいくつかの選択肢を示すことが出来たら、と後の祭りですが今になってからそのように思う次第です。

 

子供も全く考えてないわけではないと思います。

 

周囲に中学受験した友達がいればなおさらですが、自分はどうなるのかなと考えることはあったと思います。

 

自分から親に言い出すほどの強い意志ではなくても、もし親から「こういうコースとこういうコースがあるよ。どっちに行きたい?」って聞かれて、自分で選ぶことが出来るとすれば中学受験や高校受験っていう選択肢を選ぶ子は増えるのではないかな、とは思います。

 

とうことで、続きは次回となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

では✋

慶應義塾高校入学後1年前期成績について

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photo by O-DAN

記念すべき最初の成績は?

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

息子はこの春から慶應義塾高校に通ってます。

 

つい先日入学後初めての成績が出ました。

 

憧れてた慶應高校に入学後の初めての成績です。

 

私は入学式は行きました。

式が終わるとクラスに親だけが集まります。

 

生徒はいません。

 

席に生徒の名前がありますので、それぞれの席にはその親が座ります。

 

そうすると席にはほとんどお母さんたちが座ることになります。

オヤジ連中は教室の後ろに立ってます。

 

授業参観で教室の後ろに立って授業を観ている親のような感じです。

私も教室の後ろに立ってました。

 

オヤジ連中も結構いました。

 

担任の先生が入ってきます。

 

色々なお話しをして下さいましたが、舞い上がってましたのでほとんど覚えてません。

 

それでも記憶に残ったお言葉。

 

「1年生の前期の成績は取りやすいですから、とれるだけ取って下さいね💛」

 

4月に入学して5月に最初の試験がありますから、授業はたいしてボリュームがないわけです。

 

なるほど!と思ったことを覚えてます。

 

ということで、最初の成績。

 

結果発表ぉぉぉ~~~!

 

教科は全部で12科目あり、各教科ごとにABCDの4つのランクで評価されます。さらに総合評価として10点満点中何点かの数値で評価がでます。

 

体育A👍

 

よし!

 

と思いきや。

 

 

・・・・・。

 

 

・・・・・。

 

 

・・・・・。

 

 

ん?

Aはこれだけ?

 

 

で、あとはほとんどBC2つ。

 

聞くところによると、1教科でもDをとると留年とのこと。

 

Cがついてる2つ、危なくないか…?😨

 

各教科10点満点で成績がつきます。

各教科の平均が6.3点。

 

これをどう見ればよいか…

 

良いのか、悪いのか。

 

基準が分からん。

 

でも良いとは言えないような気がしますが…😑

 

行きたい学部へ行けるのか 

親として気になるのは、大学でどの学部に進学するか。

 

色々調べたところ、学部ごとの成績は大体以下のような感じ。

これは毎年学生の人数やレベルによっても上下するようなので、あくまでもご参考までの数字になります。

 

  • 医学部:8.5
  • 法学部政治学科:7.5
  • 法学部法律学科:7
  • 経済タイプA(経済理論・数学先習)6.3
  • 経済タイプB(経済実態・歴史先習)6.5
  • 商:フリー
  • 文:フリー
  • SFC:フリー
  • 理工:フリー?

 

大体こんな感じらしい(正確ではないかも)。

 

うーん、 今の成績だと法学部は無理ってことか。

経済も微妙…。

 

医学部は別として出来ればどの学部でも選べる成績をとって、その上で好きな学部に進んで欲しいと思ってます。

 

どの学部でも良いので、行きたい学部へ進んで欲しいものです。

 

成績がとれなくて行ける学部に行く、みたいな進学はしないでほしいなぁ。

 

学部選びは成績の良い人順に希望学部を選んでいくようです。

 

そしてそれぞれ学部ごとに決まっている人数の枠が埋まったらその学部は終了。成績は3年間のトータルで決まります。その為3年だけ頑張って何とかする、みたいなことはできないらしいです。13割、23割、34割、です。

 

とりあえずまだ1年の前期だから、今後の本人の自発的なやる気に期待したいと思います!

 

では!