KOTEのブログ

50代に突入したもののいまだに教育費から解放させてくれません。子育て終了し次第残りの人生は遊び倒します!趣味はマラソンとキャンプに加えてスキーも復活する予定!

第4回、中学3年の夏に成績低迷期へ突入

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photo by O-DAN

神奈川県進学模試(2018年9月と12月)

 

こんにちは。KOTE(こて)です。 

 

さて前回からの続きで、夏から初冬にかけて。

2018年8月~2018年12月頃の話です。 

 

まずは神奈川県進学模試。前回と同様に数値は偏差値です。

 

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9月のほうは5科で約5,300人中840位ぐらいでした。

志望校別順位は下記の通り。

 

YSF 

  • 5科 100位/253人
  • S値 188位/253人

 

柏陽 

  • 5科 40位/133人
  • S値 120位/133人

 

横浜翠嵐 

  • 5科 432位/581人
  • S値 542位/581人

 

下がってきました。

 

もう翠嵐は全然無理な感じになってきてます。YSF、柏陽も5科ではまだかろうじて勝負できている感じですが、S値だと全くダメ。やはり32は悪すぎです。「32」ものすごい威力。

 

翠嵐目指すぐらいの生徒さん達だと内申は40ぐらいは普通にとる子が多いと聞いてます。オール5の45をとっている生徒さんも結構いるらしいとのこと。どういう生徒さん達なんだろ。凄すぎです。

 

12月のほうは5科で約5,200人中1,300位ぐらい。

 

志望校別は下記。

 

希望ヶ丘 

  • 5科 46位/158人
  • S値 100位/158人

 

YSF 

  • 5科 62位/118人
  • S値 84位/118人

 

横浜翠嵐 

  • 5科 388位/434人
  • S値 421位/434人

 

こちらも微妙です。

 

社会はついに偏差値50を割ってしまいました。

 

この頃にはもうどちらかというと公立は無理か?てきな感じになってきていた頃だと思います。5科でも微妙だし、S値だと完全にアウト。翠嵐に至ってはもうビリのほうです。

 

横浜翠嵐や湘南あたりを目指す生徒の多くは、国私立も同時に目指していると思います。早慶附属はもちろん、もっと上を目指す子は開成高校や渋谷幕張など、また国立では筑波大附属や最近は多少評判が良くないですが学芸大附属などもまだまだ難関校ですし併せて検討されている生徒さんは多いのではないでしょうか。 

 

 

息子は内申を加味されるS値がとにかく悪いのです。

内申点「32」の破壊力すごいです。 

 

湘ゼミアルファは国私立対策もとっているコースですので国私立の情報も入りやすい環境でした。当日の試験だけで合否が決まる国私立の高校を少しずつですが本気に考え始めたのもこの頃だったと思います。

 

神奈川県公立中学の内申制度について

 

ところで私個人的には今の神奈川県の中学校の内申制度については大いに疑問を持ってます。

 

このように考える人は少なくないのではないかなと思います。

 

色々な記事でもよく見かけます。

 

成績をつける基準としては統一されたものがあるのだとは思いますが、実際には各学校の主観で成績がついてしまいます。同じ学校でも先生個々によって差が出てしまうと思います。

 

何を持って客観性、公平性を保てているとされているのかは理解できませんね。

 

もちろん先生達は極力客観的で公平に成績を付けようと腐心していらっしゃると思いますが、それでもやはり先生も人間ですから、どれだけ自分が客観性・公平性を心がけても完璧には無理だと思います。

 

関心、意欲、態度。

 

とか。 

 

なんですかね、これ。

 

人の感情の表し方、表現の仕方を他人が計れるわけがない。

 

人によって関心の示し方って違います。また、手を挙げてバンバン発言するのを苦にしない生徒もいれば引っ込み思案な生徒もいると思います。個人の性格をどのようにジャッジしていているんですかね。

 

意欲にしても分かりやすく全面に出すタイプの子もいれば、静かに闘志を燃やすタイプの子もいます。

 

大人である先生との接し方がうまい子もいれば下手な子もいます。

 

どうやって見極めるのでしょうか。

 

無理ですよね。

 

それを人間である先生に求めても土台無理な話で、先生がどうこうというよりシステムそのものに問題があります。

 

そういうシステムで付けられた内申点が、2割も3割も、学校によっては4割も加味されてしまいます。

 

これは相当難しい問題ですね。

 

テストで90点とっても3がついちゃう。

 

少なくともうちの息子はこのシステムでは内申をとるのはかなり難しく、このシステムが強く反映される公立高校への進学は無理だったのかもしれません。

 

32ということは、息子の努力が足りてない部分はもちろんあると思いますが、実力がそのまま反映されているとも思えませんでした。

 

テストの点はそこそことってましたから。

 

点とってるのに「32」って。

 

どんだけ先生受け悪いんだよって話ですが、私も同じようなタイプですので特に叱る気にもなりませんでしたね。

 

息子には「先生に好かれようとする必要は全くないぞ」って言ってしまいました。

 

この点についてはよく妻ともめました。

妻は先生に好かれるタイプです。

 

先生に好かれるのなんて簡単!チョロい!ってタイプでしたから。

そういうタイプから見れば今のシステムは逆に簡単なんでしょうね。

 

でも私からすると、そんなことでとる成績ってなんか違うって思ってしまいました。

青臭い若造のような考えかもしれませんが。

 

で、息子は私のお墨付きを得たので自由気ままに学校生活を楽しんだのでした。

しかし、当然のことながら成績は振るいません。 

 

こうなるともう性格的にそういうシステムに向いてないってことです。

 

ここはもっと早く気付くべきでした。我が家では当初から公立ありきで考えてましたから、私立をほとんど考慮してませんでした。 

 

今のシステムだと、先生に気に入られようとする生徒が出てきても全然おかしくないですし実際には出てきていると思いますが、そういうシステムで良いのか本当に疑問に感じてます。

 

アドバンス模試(2018年8月、9月、10月、11月)

 

さて次はアドバンス模試です。

 

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アドバンス模試での志望校への合格率は下記の通り。

 

8月の結果

  • 慶應義塾 64%
  • 早大学院 62%
  • 明大明治 60%
  • 桐光学園 76%。

 

9月の結果

  • 慶應義塾 43%
  • 早大学院 41%
  • 桐光学園 53%
  • 明大中野八王子 53%。

 

10月の結果:資料紛失

 

11月の結果

  • 慶應義塾 68%
  • 早大学院 66%
  • 桐光学園 82%
  • 明大中野八王子 82%

 

長い暗黒時代

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photo by O-DAN

 

こちらも夏前あたりから落ち込みだした模試の結果です。英語がどうにも苦手なようで、低~いレベルで安定してしまってます。

 

9月の英語。偏差値29😱

9月、10月は3科、5科共に30台😨

 

悩みの夏。

 

長いトンネルの秋。

 

この頃つらかったな~。もう受験どうなっちゃうんだろうって。5科での公立向けも3科での私立向けもどっちもダメな感じになってしまって、周囲の友達なんかはどんどん良い結果出してくる中、息子はどんどん悪くなっていきました。

 

これも1つの反省点ですが、やはり周囲と比較してはいけませんね。

比べるのはあくまでも過去の自分。

自己ベストを更新していくイメージ。

他人との比較は百害あって一利なしです。

 

とは言え、この頃の私。

 

一喜一憂するなと言われても無理でした。

 

しかも「喜」はなく「憂」ばかり。妻の興奮はMAX状態、けれど笛吹けど踊らず。

 

馬の耳に念仏。

 

とは言え、これは何も息子が悪いわけではありませんでした。

 

親も十分に責任を感じなければならないところです。

 

この頃には気づいていなかったです。やはり二兎を追う者は一兎をも得ず、息子はそれまで公立も私立にも対応できるようにしようと、あれもこれもと欲張った結果完全に消化不良を起こしておりました。

 

模試では3科も5科も成績は下がり、いつまでも成果が出ないことでさらなるモチベーション低下にも繋がったように思えます。

 

受験においてはモチベーションの持続が最も重要で、それに比べれば模試での成績の上下などは一時のこと。

 

あくまでも模試は模試。

 

自分の課題を見つけ今後の対策に生かす場であると割り切って考えることが出来れば良かったのですが、この頃にはそれは出来ませんでした。

 

この少し前まではまだ国立の可能性もあるか?などとピント外れも甚だしい野望を抱いていた時期でもありました。逆に言えばこの時期でもまだ現実をきちんととらえておらず、息子には余計な負担を背負わせたとも言えます。これは親としては大いに反省すべき点です。

 

この頃私はどう接していたか。

 

私が考える基準は子供のモチベーションをどうやって上げるか、基本的にはこの一点のみに絞るようにしました。

 

私はこの時期息子には特にあまり受験については何も言わないようにしていました。

 

妻が怪獣系ですから。

 

息子の下降をたどる成績を黙ってみていることは当然出来ません。

 

その上私まで口を出すとつらいだろうな、と思ってました。その為心の中では受験の状況がどうなっているのか気になって仕方なかったのですが、態度としては真逆でほとんど関心がないような振舞ってました。

 

私は心の中ではこの状況になってやっと「公立トップ校の学校も私立の早慶レベルももう無理かもしれない」と意識しました。

 

はっきり言ってかなり遅いですが、ここでやっと「腹をくくったほうがいい」と考えるように。

 

今目指している志望校まで届かない場合も想定し、その状況で考えられるベストは何かを考え始めていました。仮に今後も成績が伸び悩み、思っていたような高校に進学することが出来なくなったとしても受け入れる覚悟をしていました。

 

本人がもうやめたいとか志望校を下げたいなどの意思表示はしてなかったので、私からは言いませんでしたが、裏側では併願校とか中間レベルの高校を調べまくった記憶があります。

 

出来るだけ良い高校生活をおくるにはどの高校が良いのか、どの高校が息子に合っているか。

 

場所、学費、進学実績はもちろん、校風はどうか、男女別か一緒か、部活がどうなっているか、などなど、考えられることは全て。

 

我が家の当初からの方向性として、公立トップ校を目指しつつ、ダメだった場合に備えて私立のトップ校の対策もとっておく、公立も私立もあわよくば国立も目指せるなら目指すみたいなコンセプトでしたが、これはもう完全に決定的にダメだな、と。

 

私立か公立、5科か3科、のどちらかにもう決めるべきだと。

 

翌年の受験を目前に控えた前年の秋ごろになってやっとこの考えにたどり着いたのです。

 

この時点の模試の結果から当然ですが国立はもう有り得ないので見切りを付けます。

 

各教科の傾向を見ますと、息子の中では、数学が割と安定してたように思います。国語は好調不調の波が激しかったですが、良いときはアドバンス模試で偏差値60前後までとることが出来てました。

 

英語は苦手意識をもっており、好きでもなかったようで平均して今一歩。理科はまあまあ良かったのですが、だんだんと落ちてきており、社会は全くダメ。暗記大嫌いとのこと。

 

これらを考慮すると今後の方向性として、英語にはかなりの課題を残すもののやはり英国数の3科に絞って私立なんだろうな、と思うようになってました。逆に考えれば英語さえ何とか出来ればまだまだ勝負できる可能性が見えてくる。

 

私は公立高校から1年浪人して明治大学に行きました。そのころは浪人するのも当たり前でした。家が貧乏でしたから、高校受験の際は私立高校は初めから考えていませんでした。我が家も一般的な家庭で特に裕福でもないです。私にとっては大学は大学受験して行くものというイメージも未だにあり、そのイメージが私立高校受験という選択肢を遠ざけていました。

 

しかし現状を踏まえて判断すると、結論としては3科に注力して私立をメインに、ダメならもう1回大学受験で頑張れば良いか、という考えに変わってきてました。その場合は高校での塾通いも考えると、出来れば公立高校のほうが助かるけど、私立の大学附属ではない進学校でもやむを得ないな、というのが私の中での結論でした。

 

まずは私立。公立も受けるけど理社はもう後回し。あとは具体的な志望校をどうするか。早慶の附属なら高い学費を払っても通う価値は十分、MARCH系の附属もありか。でも現状の模試の結果などを考慮すると、もう一段階下げる可能性も考えておかないと。

 

息子と相談。

 

時期にしてもう10月~11月頃。

 

相当遅い時期です。

 

あまり時間的な余裕があるわけでもないけどちゃんと考えて決めよう。

 

でも今になって理社を切るならもっと早く切っておけばよかったな、とか。

 

だったらやっぱり最初から早稲アカだったじゃん、とか。

 

色々出てきます。

 

一筋の光明が! 

 

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photo by O-DAN


そんな矢先にアドバンス模試の11月の結果が出ました。

 

3科の内訳も英語42、数学55、国語58

3科51、5科45

 

私が考えてたベストのパターンで、もし一発逆転があるとするならこのパターンしかないと思っていた点の取り方でした。

 

数学は割と安定していたので普段の実力通りに出す、国語が良い方にハマる、その前提で英語の実力をどこまで上げられるか。英語は42ですが、前回(10月)が33、その前(9月)は29ですので、良くはなってきてました。

 

もう5科じゃなくて3科なんです。息子も理社に気持ちが向いてないのも明らかでした。11月の結果が出て、やはり親子で思いっきり一喜一憂してました。進学先が決まらないんじゃないかって思ったときもあったぐらいですから。特別良い結果ではないですが、親子でだいぶテンション上がりました。久々の「喜」です。

 

トンネル抜けたのか?

少し光明が見えたような気がしました。

 

桐光学園と明大中野八王子は80%超えで合格圏、慶應と早大学院も合格圏には及ばないものの、努力圏となりました。久々にそれなりの結果が出てうれしそうでした😂

 

「よしこれで行こう!」と方針が決まりました。

 

これからは3科に集中、特に英語を重点的に。

 

理社は基本切りますが、ただし塾では引き続き理社の授業がありましたので授業でのみ対応する、としました。

 

いよいよ直前期に突入していきます。

 

今回も結構長くなってしまいました。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

第5回へ続きます✋