本日は2021年3月18日です。
今回は先日アップした塾別の神奈川県公立高校合格実績に続いて、塾別の国私立合格実績編となります。
この時期になると中学受験や大学受験関連の記事やニュースは多く目にするのですが、何故か高校受験に関しての記事やニュースは少ないように思います。
ちなみに、昨年も同じテーマで記事を書きました。
今年はどうか。
先日の公立高校編でも調べた3塾(湘南ゼミナール、STEP、臨海セミナー)に、早稲田アカデミーとSAPIXを加えて比較します。
合格者実績の情報は全て各塾HPで発表されているものです。
対象にしている高校は神奈川周辺の国立と私立の主だった高校をピックアップしています。
34校が対象です。
公立高校編と同じく5つの塾の中で、各高校ごとに合格数を1番多く輩出している塾を黄色、2番目に多く輩出している塾を緑でマークしております。
またブランクとなっている箇所は数字がゼロ又は不明となります。
2021年国私立高校塾別合格者実績(3月15日時点)
このようになりました。
対象高校は34校です。
- 早稲田アカデミー
1位:27校
2位:1校
3位以降:6校
- SAPIX
1位:0校
2位:12校
3位以降:22校
- 湘南ゼミナール
1位:0校
2位:1校
3位以降:33校
- STEP
1位:5校
2位:1校
3位以降:28校
- 臨海セミナー
1位:3校
2位:16校
3位以降:15校
公立高校編と同じくポイント制にするとどうなるか。
塾は5つありますが、各高校ごとに多く合格者を出した塾順に1位3点、2位2点、3位以降1点としました。
- 早稲田アカデミー 89点(81点+2点+6点)
- 臨海セミナー 56点(9点+32点+15点)
- SAPIX 46点(0点+24点+22点)
- STEP 45点(15点+2点+28点)
- 湘南ゼミナール 35点(0点+2点+33点)
早稲アカが断トツで34校中27校でトップでした。
続いてSAPIXかと思いきや臨海が来ました。
SAPIXは3位、公立では圧倒的だったSTEPはSAPIXと1点差で4位。
湘ゼミが5位となっております。
これら対象の34校への合格者の合計人数は下記の通り。
- 早稲田アカデミー:4,375人
- 臨海セミナー:1,514人
- STEP:800人
- SAPIX:738人
- 湘南ゼミナール:605人
こちらも早稲アカが断トツトップで4,357人。
2位の臨海が1,514人なので2倍以上の差となっております。
3位にはSTEPが入り、SAPIXは4位、湘ゼミはポイント、合計人数共に最下位となりました。
息子がお世話になった湘南ゼミナールはかなり苦境に立たされていますが、是非巻き返しを期待したいところです。
実績の内訳は?
実績の内容を見ますと、筑駒、筑附などの国立や開成、渋幕や早慶MARCHなどの大学附属系の大部分で早稲アカが圧倒的な合格者数となってます。
国立でも学芸大附属は昨年に続いてSTEPがトップです。
附属の中でも早稲田の系属校である早稲田佐賀と早稲田摂陵は臨海がトップ。
法政大学系では法政二校と法政国際はSTEP。
中央大系では中大横浜もSTEPがトップとなりました。
この辺りはどのエリアにどの塾が多いなどの地理的な影響もあるのかもしれません。
全体的に見ると早稲アカの断トツトップの傾向は昨年から変わっていません。
しかし昨年はもっと圧倒していたように思います。
また昨年は早稲アカとはかなり差があったものの2位にはSAPIX、僅差の3位で臨海、4位STEP、5位湘ゼミでした。
しかし今年は、早稲アカ、SAPIXから公立をメインにしているSTEP、臨海、湘ゼミの3塾へ合格者数が少し流れているように見えます。
これらのデータを見る上での注意点としては、やはり母数が不明な点です。
公立高校と違い1人が何校にも合格する複数合格もあるので、実態は余計に見えづらいです。
しかし早稲アカが他の4塾を圧倒しているのは間違いなく、最初から国立か私立にターゲットを絞っている生徒さんはこのルートが志望校合格への最短ルートになるのかもしれません。
我が家のように元々は公立志望で途中から私立へ変更となるような場合にはSTEPの中のHiSTEPや湘ゼミの難関高受験コース、臨海のESCなども検討の価値があると思います。
あとは公立高校編でも書いたとおり、それぞれ塾にそれぞれのカラーがありますので子供さんとの相性の良し悪しなどもよく考慮して選択されるのが良いのではないでしょうか。
では!