こんにちは。KOTE(こて)です。
久しぶりに高校受験関連のブログになります。
今年も高校受験の結果を振り返ってみたいと思います。まず最初は神奈川県公立高校の塾別合格者数実績のまとめです。近いうちに塾別国私立合格実績比較もアップする予定です。
まずは公立高校の合格者実績から。
今回も対象となる塾はこの3塾です。
STEP、臨海セミナー、湘南ゼミナール。
そして高校の対象は昨年と同様に旧学区のトップ校の20校です。
- 横浜翠嵐
- 湘南
- 柏陽
- 川和
- 横浜緑ヶ丘
- 横浜サイエンスフロンティア
- 厚木
- 多摩
- 光陵
- 希望ヶ丘
- 平塚江南
- 相模原
- 神奈川総合
- 横須賀
- 小田原
- 大和
- 横浜国際
- 茅ヶ崎北稜
- 秦野
- 新城
3塾の中で最も多く合格者を輩出している塾に黄色マーク、2位に緑マークを付けています。
2021年も2022年もSTEPの圧勝でした。
しかし2022年は横浜翠嵐の合格者数トップの座を臨海セミナーが獲得しました。
2023年はどうなったでしょうか。
具体的な実績発表の前に各塾の合格者数カウント方法について。
昨年も言及しましたが、臨海セミナーだけ合格者のカウント方法が「当社調べ」となっており独自基準でのカウントになります。
STEPと湘ゼミは全国学習塾協会が定めた合格実績に関するガイドラインを基準としているようです。基準は下記の通り。
3ヶ月以上在籍し、且つ、30時間以上の授業を受けた生徒
STEP、湘ゼミはこの基準に沿って合格者数を算出していますが、臨海セミナーは「当社調べ」となっているので上記の基準「3ヶ月以上在籍」又は「30時間以上の受講」のいずれかに該当していないということになります。
是非ともカウントの基準を合わせて欲しいものです。
2023年神奈川県公立高校塾別合格実績
どうやら2023年もSTEPの圧勝です。
1位の黄色マークがずらっと並んでるのですが、昨年とは部分的に少々異なっているようですので細かく見ていきたいと思います。
まずはSTEPですが、対象校20校のうち17校でトップとなりました。去年は15校でトップでしたがさらに2校増やして17校でトップ。勝率85%!圧倒的も圧倒的、もはや神奈川では敵なしと言ったところです。
そして2位は臨海セミナー。20校中の4校でトップ。勝率20%です。去年より1校減らしました。
そして3位は湘南ゼミナール。昨年に続き合格者数トップの高校は無し。勝率0%です。
STEPの勝率85%と臨海の勝率20%を足すと100%を超えてしまうのですが、これは横須賀高校の合格者数がSTEPと臨海セミナー共に97人で並んでますので、両塾とも1位にしたことによります。
横浜翠嵐トップの座奪還
まずはSTEPが横浜翠嵐を奪還しました。昨年より8名増やして132名合格。
2位の臨海は連覇ならず。昨年より2名減らして127名合格。
3位の湘ゼミは昨年7名増やして84名合格。
STEPは20年の137人、21年の136人よりはまだ低いのですが、22年よりは増やしたこと、あとはとにかくトップの座を奪還したことが大きいです。
そしてそれはそのまま臨海へも同じことが言えます。トップの座から陥落したことは大きいと言えます。
湘ゼミはトップ争いには参戦してませんが7名増やしています。
合格者数よりも合格率が大事ですので、その辺りの情報少し。
まずは基本情報。
翠嵐の最終倍率は1.79倍。合格率は55.8%。公式発表では横浜翠嵐高校の合格者は360名(定員は358名)です。合格者360名で合格率55.8%ということは受験者数645~646人ということになります。
この360名に対し、STEPの合格者数は132名、臨海は127名、湘ゼミは84名、この3塾の合計が343名になります。343/360ですから95.3%ということになります。
STEPから178名が翠嵐を受験し132名が合格したことを発表しています。STEP内翠嵐受験者の中での合格率は74.2%です。かなりの高確率です。
湘ゼミは合格率について明言はしてないものの「昨年より6%上昇し実質倍率相当の合格率を上回った」との記事があります↓。実質倍率相当の合格率とは最初の基本情報に挙げた55.8%のことなので、湘ゼミはこの55.8%を上回る合格率だったことになります。57%~58%ぐらいでしょうか。仮に57%だとすると147人ぐらい翠嵐を受験し、そのうちの84名が合格したということになります。
以上のことから、数字をまとめて表にするとこんな感じになります👇。
その他の中には臨海以外の早稲アカや栄光ゼミなど他の塾の数字も僅かに入ってますがほぼ臨海となります。以上のことから仮に臨海の合格率が45%程度だとすると、臨海が発表している127名の合格者を出すためには282名の受験者数が必要になります。
そうなると、臨海から翠嵐へは282名受験して127名が合格、155名が不合格ということになります。これで合格率45%です。
上記は仮説ですが、当たらずとも遠からずで概ね近い数字だと思います。
塾別4年間実績推移(STEP)
20校完全制覇まであと3校です。
多摩は1位の臨海まで5名差なので来年逆転したいところ。残すは光陵と新城。新城はトップ校と呼べるかどうかは微妙ですが、旧川崎南学区ではトップ校でした。但しこの2校は3位ですので、どのように攻略するか。
この20校に対する合格者数合計も1,912→2,198→2,405→2,523と年々順調に増やし続けています。
まだまだ当分STEPの天下は続きそうです。
塾別4年間実績推移(臨海セミナー)
臨海は翠嵐を1年で陥落してしまったものの2位は守りました。また20校の合計合格者数も883→1,064→1,104→1,135とここ3年は僅かずつではあるものの増やし続けてます。
個別内容では、まずは翠嵐の奪還。あとは現在3位に甘んじている神奈川の中でも主力高校である柏陽、川和、横浜緑ヶ丘あたりは2位の湘ゼミとの差は僅かなので、この辺りを2位に上げたい。
あとはとにかく塾としてのイメージが宜しくないので、イメージを上げる方向で対策してもらいたいところです。
塾別4年間実績推移(湘南ゼミナール)
最後に湘ゼミ。
合格者数全体としては797人。
泣くな(797)湘ゼミ!ということで数字からも励まされているわけですが、昨年の785人から上昇しているものの20年、21年あたりの800人台後半へはまだ差があり、なかなか浮上のきっかけが見えず苦しいところ。来年は2020年の860人越えあたりを1つの目標として頑張ってもらいたいところです。
個別内容では臨海のところで記載したことの逆になります。かろうじて2位を死守している柏陽、川和、緑ヶ丘あたりは絶対落とせません。あと1位が1つも無いってのを何とかしなければいけませんが、やはりサイフロが1番の狙いどころではないでしょうか。昨年は8名差、今年は10名差です。プラス5~6名上げれば首位に返り咲く可能性はあります。あとは神奈川No2の湘南は2位の臨海までたった2名差なので、ここも獲りたい。
しかし翠嵐にしても川和にしても以前は首位だったのに差を付けられすぎてしまいました。神奈川で勝負する以上、まずは翠嵐で勝てないまでももう1度勝負できるところまで持っていく必要があると思います。旧アルファの難関校受験コースとは別に横浜翠嵐Vコースと翠嵐を銘打ったコースを新設してますので是非期待したいです。
まとめ
今年もSTEPの強さがひたすら際立った結果となりました。
各塾とも少しずつですが毎年変化しています。その少しずつの変化が重なっていって数年経つと大きな差になっています。少なくともここ数年ではSTEPが少しずつを毎年積み上げて数年経った今圧倒的に飛躍した結果になっています。
以前から県西における強さはありましたが、ここ数年は東含め全方位に強さを発揮しており完全制覇も近いのではないかと思わせる勢いがあります。
またHPやYouTubeなどにおける情報配信についても丁寧で詳細な情報を小まめに発信しており、イメージ戦略まで含めて抜かりなし!といったところでしょうか。
今私にこれから受験を迎える子供がいて塾を選ぶとしたら選択肢はSTEPが圧倒的な最有力候補になると思います。
では今回はこの辺で。
最後まで読んで下さいましてありがとうございました。