さて、3月に入りました。
2月にフルマラソンに参加してきましたので、結果報告です。
さてさて、なんと報告したら良いやら。
しかし、まあ先延ばししても仕方ないので言います。
4時間8分.....
となりました。
ちーん(◎_◎;)
事前にあれだけ息巻いておきながらこの結果かよって声も聞こえてきそうです。
では振り返ります。
2月某日、某所。
事前の練習はそこそこ予定通りにこなせた私はそこそこの自信と共に本番に臨みました。
当日。
こじんまりとした大会ですから、参加者も少数です。
私は一人で参加してましたが、何人かで参加されている方もいます。
そういう方々の話す声が自然と耳に入ってきます。
A「調子はどう?」
B「まあ普通ですかね。あまり練習できてないんですよ~」
A「そうなんだ。どのぐらいペースでいくの?」
B「とりあえず4:15っすかね、まあ厳しいかもしれないけど」
A「でもこの大会ってサブ3ペースの人結構多いよね?」
B「ですよね。そのぐらいで刻んでく人多いと思うから、とりあえずついてきます」
は?
ガチランナーやん。
その後少し気になってあっちこっちフラフラしながら聞き耳たてて参加者の皆さんの話を聞いてたら、
多少の差はあれど皆さん言ってることのレベルが高い。。。
そして皆さんリピーターばかりのご様子。
ヤバ。。。
ひょっとしてとんでもないところに足を踏みいれたか?
出る大会間違えたかも。。。
こんなコロナ禍の中でこんなこじんまりとした大会にわざわざ出てくるランナー達ってこういうことか。
ガチランナーばっかりです。
しかし事前の練習がそこそこうまくいった(と思いこんでいる)私としては、まだまだ余裕。
まあね。
そういう人もいるわな。
おれはおれ。
今回は3時間45分切り!
と気持ちを切り替えはしたものの。。。
1つ不安要素がありました。
気温です。
当日は私が想定していたより遥かに気温が上がるとの予報でした。
事前に想定していたレースペース5:10/km。
しかし高温に滅法弱い私としては、そのペースで走るには晴れていれば10℃程度まで、曇りなら15℃程度までと考えてました。
しかし当日の天気は雲1つない青空。
ピーカンです。
天気予報では最高気温17℃とか18℃とか言ってます。
朝、自宅を出てからずっと作戦を考えてましたが、スタート30分ぐらい前に腹が決まりました。
よし、ペースは10秒落として5:20/kmにしよう!
この判断は正解でした。
5:20/kmのペースだと、ゴールは3時間45分2秒となりますので貯金を作れませんが、途中で足が動かなくなって歩くとかそういう爆死よりはマシ、と考えました。
いよいよスタート。
バーン!
スタートの号砲が鳴りました。
参加者は大体50人程度でしょうか。
一斉に走り出します。
すごい速さです。
ダッシュのようです。
周囲のランナー達のあまりの勢いに、練習をそこそこ積めたという自信もあった私は、スタート前にペースを10秒落とすと決めていたにも関わらず、なんと!
かかってしまいました......( ̄▽ ̄;)
※ 「かかる」というのは競馬用語で騎手の制御が効かず暴走してしまう状態。
最初の1キロのラップタイムを見ると「4:47」
えーーー( ゚Д゚)?
やばいやばいやばい。
落とさなきゃ、落とさなきゃ。
気持ち的にテンパってたようで、そんなに速く感じてなかったのですが、完全にかかってしまったようです。
それから無理矢理スピードを落とし5:20/km程度で調整。
メチャクチャ遅く感じます。
こんな遅くて大丈夫か?
最初の5キロ程度のペースはだいぶデコボコしましたが、徐々にペースが落ち着いていきました。
最初の10キロの時点で53:14。
ペースは5:19/km。
よし!
まずまず!
徐々に暑さを感じてきます。
コース上日陰になる場所はほとんどなく太陽は照りっぱなし。
10キロから20キロまでも快調で、とくに苦もなく通過。
この間の10キロが53:02。
ペースは5:18/km。
コースは片道5キロ、往復10キロを周回するコース。
なので、先を走るランナー達と幾度となくすれ違います。
スタート前に、サブ3集団についていくと言っていた彼も宣言通り前のほうで走ってました。
太陽を背中側に受けているときに首筋、うなじのあたり暑さを感じました。
あつっ....(~_~;)
汗の量もかなり多いです。
結局この日は20℃まで上がったようです。
そりゃ暑いわけだ。
ペース10秒落としておいて良かった....。
このあたりでつくづく自分の判断が正しかったことを感じていました。
ひたすら5:20/km前後でのペースを刻んでいきます。私があまりに一定のペースで走っているせいか。
ずっと気になってたのですが。
ん?ペーサーにされてる?
随分前から気付いてはいましたが。
私のうしろに数名のランナー。
それまでは自分の走りのみに集中してたので特に気にもならなかったのですが、ペーサーにされてるかもと思った瞬間から気になりだした。
なんか嫌だけど、でもペース崩したくないし。
20キロから30キロ区間。
54:36。
この区間のペースは5:27/km。
少し下がりました。
30キロまでの合計だと、2:40:57。
ペースは5:21/kmです。
まずまずなんですが。
かつて1度だけサブ4で走ったときの30キロ地点のタイムは2時間45分台でペースは5:31/kmだったと記憶してます。
それが過去一のペース。
今日はそれより全然速いペース。
ただこの時点で2時間41分なのです。3時間45分を切るにはあと12.2キロを1時間4分で走らないといけません。
5:14/kmのペースです。
無理だな。
暑いし。
疲れてきたし。
でも出来るだけそれに近いタイムで終えよう。
3時間45分は無理でも3時間50分ぐらいではなんとか。
そう思ってました。
この後32キロを過ぎたあたりで異変が起きます。
自分では同じペースで走っているつもりなんですが、例の私をペーサーにしていた彼らに抜かれだしたのです。
え?もうスパート?
タイムを確認すると私のペースが落ちているのです。でもそんなに落ちている感じもしてないけど。
抜かれたランナー達についていこうとするも全然追いつかない。差が徐々に徐々に、どんどん離れていきます。
なんで?
ペースを確認します。
やはりはっきりと私のペースが落ちてる。
自分では同じ出力で走っている感覚。
しかし、抜かれたランナー達がスパートをかけている訳でもなく、一定のペースを維持している。
自分が落ちてるんだ。
その後34キロでもう一段ギアが落ちます。
左足裏の母指球のあたりのマメが「ブチッ」っと音を立ててつぶれました。
なんとなくジワジワと痛みを感じてはいましたが、つぶれた後からはかなりの痛み。
今シーズンは何度も練習で30キロ走を行いましたが、マメが出来たことはほとんどなかった。
過去の経験からマメが出来るときは以下の2パターン。
・暑い
・キャパオーバー
暑いとシューズの中が蒸れちゃうんですね。
なので、いつも靴下は通気性の良い薄めのものを履いてます。
ってことはやはり今日は暑いのもあるけど、自分の実力を超えた無理した走りになってるんだ。
もうどうやってもスピード上がりません。
足におもりがついたイメージ。
なんとかスピードが落ちないように、歩幅を狭くして少しでも回転を速くして。
色々試すけどダメです。
その後、給水で一回止まった時点で終了しました。
そこから走りだせず、ついに歩くことに。
それでもまだサブ4には届くかなとか色々考えて走ろうとするももう折れた心と動かぬ身体。
本当にここまで動かないかと思うぐらい、全く動かない。
最後の数キロはがっつり歩き、ゴールが見えだしたラスト500メートルぐらいから
最後だから走ろうかと。
で、走ってみたけど、本当に歩くより遅いぐらい。
完全なガス欠。
散歩してるおじいちゃんより遅い。
普段練習のときにどれだけ遅く走っても、この遅さにはならん。
それぐらいガス欠。
すごいダメージ。
そして何とかゴール。
4時間8分。
30キロ地点で2時間41分なのに。
振り返ってみて、色々と思うところがあります。
良かったと思うところもあります。
体重は全然落ちなかったので、80キロオーバーの状態で出走。身長は175センチなので、やはり体重は重い。
これは明らかに1つの原因。
その状態でも30キロまでは2時間40分台。
ここまでは過去の中でも一番良いので、これはこれで収穫です。
普通に考えればサブ4は余裕のペース。
あとは気温とかありました。
気温とか天候とかはどうにもなりません。
運まかせとなります。
30キロ以降、もっと言えば35キロ以降でも極力落ちないで足が残ってるように練習しないと。
結論。
気温とか体重とか原因は色々ありますけど。
要は、これなんです。
根性が無い!
根性というのは何も当日のことだけではありません。
結果が出てから振り返ると、今回は確かにこれまでの中では練習は積んだほうですが、でも今までの中で一番練習が積めたことに途中で満足し、その後の最後の詰めの部分で少しダラダラしました。
今考えれば、あの部分はまだあともう少し出来たな、とか。
体重もそう。
体重がそれほど落ちてないのに、練習でのロング走が結構うまくいったので本気で落とそうとはしてなかった。
気温もそうですが、これはどうにもならんです。
などなど、色々ありますが。
こういうこと全部ひっくるめて、毎日の生活のちょっとした甘えとか油断とかも含めて。
根性がない!
昭和生まれですから。
何でもこれで片づけます。
とりあえず今シーズンはこれにて終了。
もう終わったことですから、気持ち切り替えます。
しばらくの間は走りませんし、酒もたらふく飲みます。
そしてまたボチボチ始めていきます。
来シーズンへ向けて!
では!