KOTEのブログ

50代に突入したもののいまだに教育費から解放させてくれません。子育て終了し次第残りの人生は遊び倒します!趣味はマラソンとキャンプに加えてスキーも復活する予定!

2023板橋Cityマラソン

日にち:2023年3月19日

大会名:板橋Cityマラソン

タイム:4時間12分

 

4年ぶりのフルマラソンの大会。

 

晴れ。どピーカン。

気温は最近の中では低いほうで最高で15℃。

 

暑いのが滅法苦手なおれには結構きつい温度。

でも20℃よりはいい。

雨よりもいい。

 

目標タイムは4時間位から4時間15分ぐらいと幅を持たせて設定した。

きっちり決めすぎると、途中でその目標達成が難しくなったときに心が折れる。

フルマラソンは今回で15回目。

そのうちの何回途中で心が折れたことか。

 

絶対に余計な出力は避けること自分に言い聞かせる。

ほんの少しもスピードを出さない。

一瞬でもきついと感じたら、すぐスピードを落とす。

これを自分では「ゼロ出力」と名付けた。

 

スタートの号砲が鳴った!

 

Aグループから順次ウェーブスタートとなる。

おれはCグループ。

 

ゆっくりと走り始める。

走る前はストレッチのみ。

準備で走ったりしない。そんなことしても余計に疲れるだけ。

 

前半は5:35/kmぐらいで進んだ。

自分では自然に出せるスピードで走ってるつもり。

ゼロ出力。

 

思ったより抜かれる。

思わずおれも行きたくなる。

でも我慢我慢。

30キロ以降の地獄を想像すれば今出力しちゃいけない。

 

途中全ての給水所で給水した。

走り始めてすぐに暑さを感じた。

吸水所ごとで水を首まわり、両腕、両足、顔に濡らす。暑い。

でも濡らした後しばらくはスースーして気持ち良い。

 

前半はとにかく抜かれた。

ちょくちょくタイムを確認したが、大体5:35/kmぐらい。

まわりが速いんだ。

おれはおれのペースに徹する。

 

ハーフの折り返しが見えた。

 

 

ハーフの時点で2時間ぐらいだったので後半上げる所謂ネガティブスプリットで走らない限りサブ4は難しくなった。

とはいえ、最初から決めていた通りゼロ出力をひたすら意識して走り続ける。

 

練習では30キロ走4回を予定していた。

3回目まではそれなりに順調にこなした。

 

1回目5:55/km

2回目5:34/km

3回目5:32/km

 

ところが4回目。

25キロ時点で終了。

急激にきつくなってしまい、24キロ、25キロのタイムが急に6:30/kmぐらいまで落ちた。

で、25キロで走るのをやめた。

それが直前最後のロング走。

 

その25キロも通過。

それもあって自分の中では25キロから先に不安があった。

少し疲れてきたがまだ大丈夫。

ここまで5キロごとは大体28:30ぐらい。

                                   

30キロ通過。

この5キロは31分ぐらい。

この5キロで結構疲れてきた。

30キロで2時間53分ぐらい。

 

4時間はもう無理か。

でも元々幅を持たせた目標だったのでいつものように心は折れない。

この10キロでタイムが落ちるのも織り込み済み。とにかく走り続ける。

 

後ろからサブ4のペーサーを筆頭に大集団に飲み込まれる。

これはおれの後ろのスタートだったDグループ。

このときはさすがに少し心が折れそうになった。

この集団についていこうとしたけどやめた。多分持たない。

で、集団からこぼれたらその時は本当に折れる。

 

てことでマイペースを維持。

フルマラソンももう15回目だが30キロ以降は長い。とにかく長い。

1キロごとキロ表示がなかなかこない。

それでも進まないとこないのでひたすら進む。

前半からゼロ出力を意識したせいかスピードは落ちているものの不思議と足は止まらない。

吸水所で少し歩いてもまた走り出せる。いつもとは違う。

何か少し嬉しい気持ち。

 

35キロが過ぎる。

この5キロも31分ぐらい。

すごいきつくなってきたがスピードは前の5キロと同じぐらいでキープできてる。

その後も淡々と進む。きつい。

37キロぐらいの給水で一回ガッツリとストレッチをやった。

そしてその後の100~200メートルぐらいの上りは歩いた。

上った土手の上でもう一回ストレッチ。

この1キロは8分以上かかってる。

この地点が疲れのピークだったと思う。

 

ストレッチ後は少し復活したのでまた走る。

以前だとストレッチしようが何しようが全く戻らないが今回は戻った。

これもゼロ出力のおかげだろうか。38キロ、39キロと進む。

きつ過ぎて伊藤達彦選手みたいに走った(東京国際→ホンダ)。

その感じで写真に写りたかったってのもある。

でも不思議と足は止まらない。動く。ストレッチ以降走り続けてる。

ふと気づくと結構抜いてるような気がする。

ふと見渡すとみんな死ぬほどきつそう。

もちろんおれもきつい。

 

40キロのキロ表示。あと2キロか。

いつも練習のときに最後を上げる練習を意識した。

大東文化大学の監督になった真名子監督に影響を受けた。

 

あと2キロか、いけるかな?行ってみようか。

 

少しスピードを上げた。足は相当きついけど普段の練習のときもきつかった。

どんどんスピードを上げる。ガンガン抜けた。

「おお!ナイスラン!」と応援してくれた人もいた。

明らかにおれを見てた。

 

「あざっ」

 

きつすぎてちゃんと声は出ない。

 

死ぬほどきつかったけどもうゴールまでスピードは落とせない。

さすがにそれはダサい。

 

ゴールゲートがやっと見えた。きついけどもう行ける。

 

やっとゴール!

 

最後の2キロ、5:30と5:14。

 

これは嬉しい!

こんな走りをしたことはなかった。

一度はキロ8分まで落ちたのに。

いつもならそのままズルズルと落ちてくパターン。

 

タイムこそ4時間12分と普通だけど、内容がいつもと全然違った。

これはヒントになったかもしれない。

ネガティブスプリットで走りたい。

 

マラソン15回目にしてこんな気づきってあるのか。

いつも疲労困憊でやっとゴールにたどり着いてる感じのあれは何だったんだ。

 

前半抑えて後半上げる。

今回も後半上げられたわけじゃないけど。

前半抑えて後半の失速を抑えた。

ゴールしてからすごく充実感があった。

完走メダルが嬉しかった。

今回は初めて少し楽しいと思えた。

 

以前サブ4で走ったときは後半失速してのサブ4だった。

前半5:40/kmで走って、後半5:30/kmで走る。

これでサブ4できたら。

 

ということでおしまい。

うちに帰ってポテチ食お。

 

では!