KOTEのブログ

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不倫をする人とそれをバッシングをする人

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photo by O-DAN


さて、今回は不倫について考察してみたいと思います。著名人の不倫のニュースは後を絶ちません。人によって規模は違いますが。そのつど不倫バッシングが起こります。

 

不倫が報じられればみなが徹底的にその人物をバッシングします。「若い」「かわいい」「かっこいい」「成功している」「お金を持っている」「恵まれている」など、対象者の条件が良い方に揃っているほどバッシングの強度も高まっているように思います。

 

なぜ不倫をしてしまうのか。

またなぜ他人事にも関わらず、あれほどまでにバッシングしてしまうのか。

 

不倫への興味 

グノシーにおける世代別の政治に関するニュース記事の閲覧傾向の比較です。

 

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グノシー「世代による政治ニュース記事の閲覧傾向の違いの分析」

どの世代でも不倫関連の報道への関心がとても高いことが分かります。

 

なぜ不倫をしてしまうのか

まずは機会。

 

「不倫」相手と遭遇する確率が高い場所に比較的長時間身を置くこと。配偶者がいる場所から離れることが「不倫」をする上で必須の条件となっています。配偶者から離れていればより「不倫」をしやすくなることが計量研究から明らかにされており、特に自身が働いて配偶者が家にいる状況が最も「不倫」の発生に効果があるとされています。

 

多くの場合「不倫」は職場の同僚を相手に行われており、職場における滞在時間が重要な要因といえるようです。「不倫」相手を見つける、または配偶者から離れるという意味で労働時間が長ければそれだけ「不倫」をしやすくなります。

 

これらの研究から、潜在的な「不倫」相手を探す場所における滞在時間の長短が「不倫」を左右するといえるようです。

 

収入と不倫との相関

「収入」と「不倫」の関連は、研究の蓄積が多く結果も比較的一貫しています。収入と不倫とは正の関連にあり、個人の収入が増えると「不倫」をよりしやすくなる傾向があります。

 

収入と不倫の関連を、費用と権利意識として解釈しています。彼らによれば「不倫といった秘密の関係を維持するには金銭的な手段が必要であり、高収入であればそれだけ維持をしやすくなる。加えて高収入はしばしば権力と結びつき、潜在的な不倫相手にとって魅力的に映ることとなる」としています。

 

詳しく知りたい方はこちらへ↓。12ページの論文です。 

誰が「不倫」をするのか 五十嵐 彰

 

機会があって相手がいて何らかの条件が揃ったときに不倫に発展する可能性があるということではないかと思います。「機会があって相手がいて」となると自分でどうにでも出来る範疇かと思います。異性というのはどこにでもいるわけですから後は自分で機会を作るかどうか。その機会にはきっとそれなりのお金もかかってきますし、仮に機会を得て不倫に繋がるとさらにお金がかかるということで、収入と不倫の間に相関関係があるのはよく理解できます。

 

なぜ過剰にバッシングをしてしまうのか

下記は平成30年に内閣府が実施した「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」です。

 

日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンという7つの国で、それぞれ満13歳から満29歳まで1000人程度の男女を対象に実施されたこの調査です。

 

「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」という質問に対して、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」と回答した若者の比率です。

 

  • 日本:49.4
  • ドイツ:21%
  • 韓国:20.7
  • アメリカ:15.8%
  • フランス:15.2%

 

日本は突出しています。他の国に比べて意識的に個人の自由度が極めて低いということだと思います。他人に迷惑をかけていないのに何かをするのにまだ何かを気にしている。周囲の人にどう思われるのかをすごく気にしているということだと思います。もちろん法を犯すようなことは論外ですが上記の質問はそういう意味ではありません。

 

不倫はどうでしょうか。

 

不倫は刑法上では該当する規定はありませんので、罰則もありません。その為不倫をしても逮捕されることはありません。

 

脳科学者の中野信子氏は著書で、不倫報道に対してなぜ過剰にバッシングしてしまうのかについて下記のように述べています。

 

「他人の失敗」を見ると快楽を覚える本質

 

「シャーデンフロイデ」とは、後ろめたく思いながらも他人の失敗や不幸を思わず喜んでしまう感情のこと。実は糾弾する行動や風潮は、「オキシトシン」という脳内物質と深く結びついているという。

「オキシトシン」は、俗に「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれており、愛情や仲間意識を芽生えさせたり、安心感や活力、幸福感を与えたり心理的に好ましい影響がある脳内物質だ。

 

生物としてのヒトは社会性を武器に種を保ってきたが、「オキシトシン」は愛情や仲間意識を芽生えさせことで社会性の構築を促し、向社会的性を高める働きがある。そして、「オキシトシン」によって高まる向社会性は「ルールから逸脱した人間を許さない」という感情を生み出すのだ。

 

ほとんどの社会や共同体は一夫一婦型で成り立っているので、生物的に乱婚型につながる恐れのある「不倫」という行為をする人間に対して、「ルールから逸脱した人間」という判断を下す。それによって糾弾が始まるという。

 

不倫バッシングを「楽しむ」側にとっては、バッシングによって得られる快感(相手がみじめな姿をさらすことでほっとしたり、胸のすくような思いをしたりする)を手放せないわけです。

 

また、不倫バッシングは、自分が「正義」の側にいることを確認する行為でもあります。これにより、脳はさらなる報酬を得ることができるのです。このように書くとバッシングをする人を責めているように見えるかもしれませんが、この人たちは社会性の高いきわめて人間らしい人たちとも言えるのです。

 

補足すると、社会のルールを守る誠実で善良な人ほど、逸脱者への攻撃に熱心になる傾向があることが、複数の研究で報告されています。

 

脳科学者・中野信子氏『シャーデンフロイデ』『空気を読む脳』

 

中野さんの言われるところの「不倫バッシングを「楽しむ」側にとっては」の部分、この部分にすごく共感してしまいます。自分が正義であることを大前提に相手がみじめな姿をさらせばさらすほど胸のすく思いがするのだと。この感情の裏側にはやはり自分が持っていないものを持っている相手に対しての嫉妬の感情があるような気がしてしまいます。犯罪を犯しているわけではありませんが、倫理的に反しているのは明らか。バッシングする側の主張はまず間違いなく正論です。そしてその対象者が絶対に反抗出来ないのを知っていながら徹底的に叩く。この叩き方も長期間に渡って執拗に追い込んでいくことが多いように思います。

 

これは個人の自由度意識が他の国比べて低い日本人特有の心理なのではないかと思います。ドイツやフランスなどでは不倫に対しここまで執拗にバッシングされることはありません。その背景には、個人のプライバシーの尊重が徹底されているので、「公」と「私」が明確に分かれていること、また男性女性共に経済的に独立している割合が高いことがあると言われています。

 

欧州の人から見ても日本の不倫バッシングは不思議に思えるようです。

 

不倫を推奨するようなことではもちろんないですが、犯罪者でもないのにあそこまで徹底的に追い詰める、復帰できないほど社会的な制裁を加える、というのは私にはどうにも理解しがたいです。日本人の持つ独特の粘着質のようなものを感じてしまいます。

 

一方でこんなデータもあります。

相模ゴム社が2018年に行った結婚相手/交際相手以外に不倫、浮気をしているかの調査です。

 

調査時期:20181025()115()
調査対象:47都道府県 2060代 男女
調査人数:14,100(1都道府県300名、性年代均等割付)

 

全体:
  • 「特定の相手が1名いる」 15.1
  • 「複数名いる」 2.5
  • 「特定ではないがいる」 2.9
  • 「いない」 79.5
 
男性:
  • 「特定の相手が1名いる」 16.8
  • 「複数名いる」 4.3
  • 「特定ではないがいる」 5.3
  • 「いない」 73.5
 
女性:
  • 「特定の相手が1名いる」 13.6
  • 「複数名いる」 0.9
  • 「特定ではないがいる」 0.7
  • 「いない」 84.8

 

年齢別では女性は、20代では16.5%30代では17.9%40代では17.1%%、50代で14.3%は「いる」と答えてます。

 

男性では、20代では29.5%30代では30.9%40代では30.1%50代でもなんと24.5%が「いる」と答えてます。

 

このデータはどうでしょうか。

 

男性は世代によって多少差はありますが、20代~40代で約30%の人が、女性は男性よりは少ないですが20代~40代で約15%が、現在進行形で浮気又は不倫をしているわけです。

 

これはなかなか驚くべき数字ではないでしょうか。予想していたより遥かに多いです。サンプル数も14,100人ですからデータとしては十分信憑性は高いものだと思います。

 

さらに現在進行形の方々はどういうきっかけでそういう関係になったか。

 

「同じ学校10.8%」「同じ会社22.9%」「友人14.7%」「友人の紹介14.8%」ここまでの合計で63.2%

 

ざっくり言えば男性は10人に3人ぐらい、女性は10人に1人か2人は現在進行形なわけですから、これらのデータを見ると不倫や浮気をしている人は周囲を見渡せば割と普通にいる可能性は高いですし、きっかけについても誰にでもある日常的な生活の中の状況から始まっているということになります。

 

となると誰にでも起こり得るのではないかと思ってしまいます。 

 

著名人の不倫は徹底的に叩くけど実は私もやってますよ、なんて人も意外といたりするのかなと思ってしまいます。

 

私にとっては他人の不倫などはどうでもいいことで、全く興味もありませんが、最近の不倫報道によるバッシングを見ると、やはり少し異常だと感じます。

 

配偶者に不倫をされている旦那さん又は奥さんは当事者なのでもちろん文句を言う権利はあると思いますが、他の人はあくまで無関係なので、もう少し冷静になったほうが良いと思う今日この頃です。

 

では✋