KOTEのブログ

50代に突入したもののいまだに教育費から解放させてくれません。子育て終了し次第残りの人生は遊び倒します!趣味はマラソンとキャンプに加えてスキーも復活する予定!

慶應義塾高校から慶應義塾大学へ内部進学!学部が決まりました!

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photo by O-DAN

 

10万PV突破!

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

早いもので我が家の息子ももう高校卒業の時期となってしまいました。入学したのがつい先日のように思いますが、あれからもう3年も経ってしまっているのですね。

 

月日の経つのは本当に早い。

 

さて今回は息子の大学進学先の学部が決まりましたのでご報告したいと思います。

 

高校最後の成績はいかに!

 

つい先日高校最後の成績をもらってきました。

 

まずはその結果から。

 

これまでにも何度か息子の慶應義塾高校での成績についてブログでも書いてきました。

 

1年:6.80

2年:5.77

3年前期:6.00

 

と、ここまでが息子の途中経過です。

 

成績の付き方は各教科10段階で成績がつきます。各教科の平均が上記の数字となります。学期は通常は前期、後期の2回。前期の成績は前期のみの成績、後期の成績は前期と後期を含めた1年間の成績が出ます。

 

2年の時はコロナの影響で例外的に3回に分けて成績が出ました。そして大学の進学時に必要な成績は3年間の平均です。1年3割、2年3割、3年4割の割合となります。

 

3年後期の成績、つまり3年全体として成績はどうだったのか。

 

6.54!😍

 

めちゃくちゃ頑張りました。

息子にしては、ですが。

 

前期が6.00ですので、全体が6.54ということは3年後期だけ見ると7.07ということになります。前期と後期を足して÷2ということではなく、各教科に単位数が2か3か4のいずれかで割り振られてます。単位数の高い教科の成績が良いほうが全体の成績も上がるようになっています。

 

いずれにしても7台に乗せたのは3年間で初めてでした。全ての教科で10段階中の7.07をとったということと同じ意味です。実際には各教科バラつきがありましたが、それでも数学と体育はAをもらっていました。この2教科は安定です。

 

さあ、そしていよいよこの成績をもって大学での進学先の学部が決まります。

 

進学先の学部はいかに!

 

最終的にこのような成績になりました。

 

1年:6.80

2年:5.77

3年:6.54

 

3年間平均:6.39!

 

そして、進学先の学部は!

 

経済学部(タイプA:数学専攻)!

🎆🎆🎆㊗㊗㊗🎉🎉🎉

 

経済学部のタイプAに決まりました。

やりましたー!

息子の第1希望です!

Aは数学専攻、Bは社会専攻になります。

 

いや~、まずは良かった。

ホッとしました。

 

途中では色々ありましたが終わり良ければ全て良し。希望する学部へ進むことができて何よりです。

 

私も親として本当に安心しました。高校受験のときもそうでしたが、意外とやるときはやるやつです。もう少し追い詰められる前にやってくれると尚いいんですが。

 

息子の進学先学部の希望順位は下記の通りでした。

 

第1希望:経済学部タイプA

第2希望:経済学部タイプB

第3希望:商学部

第4希望:総合政策学部

第5希望:環境情報学部

第6希望:法学部政治学科

第7希望:法学部法律学科

第8希望:文学部

 

数学を使うところを優先的に考えていたようです。法は文系学部の一番人気ですが、数学を使わないのであまり希望していなかったようです。まあそれ以前に成績的にも全然届いてませんが。例年だと経済学部Aのほうで3年間の成績の最低ラインは6.2~6.3ぐらいと聞いてました。息子の3年前期までの成績だと6.17となり経済はギリギリ届かないと思っていたようでした。

 

第2希望の経済Bは過去の傾向を見ると経済Aよりも高い成績が必要になることが予想されてました。その為もう息子の中では次に希望している商学部へ進学するつもりだったようで春休みに入ってから急に簿記の勉強など始めてました。

 

ちなみに商学部は一般での受験の際には経済学部と同じようにAとBに分かれてますが、内部進学の場合は分かれてません。AかBかの選択はなく商学部は商学部となります。入学後も経済学部はAとBに分かれて授業がありますが、商学部は分かれてません。

 

公認会計士を目指す?

 

一般受験だと大学受験は1つの大きな関門です。目標を達成することができれば大きな達成感を得られるでしょう。そして大学入学後にその達成感から羽をパーッと伸ばしたくなる気持ちになるのは無理もありません。なんせ受験まで遊びたいのも我慢してめちゃくちゃ頑張ってきたわけですから。そして大学生活を楽しむためにサークルにも入りたいでしょうし、恋もしたいでしょう。

 

これらはあくまでも一般受験生に課せられるハードルが高く、それを突破するのが大変だからです。マラソンに例えると42.195キロ走り終わった瞬間の気持ちです。やっと終わったと思ったのに今からもう1回走れって言われても無理ですよね。

 

内部進学生はどうでしょうか。

 

成績が良い生徒から順に行きたい学部を選べるシステムなのでもちろん戦いはあります。しかし一般受験生のような壮絶な戦いというような類のものではありません(医学部志望の生徒さんなどは別かもしれませんが)。留年さえしなければ大学に進学できることは約束されているので、一般受験のように合格か不合格かという戦いではなく、どの学部に進むのかという戦いです。

 

その為、大学進学は関門ではなく通常の通過点という位置づけになります。文系の場合はキャンパスも変わらず1、2年の間は高校時代から慣れ親しんだ日吉キャンパスになります。3、4年が三田キャンパスです(文は1年のみ日吉、2、3、4年が三田)。生活が大きく変わることはなく、高校生活の延長としての日々が続いていくようなイメージです。

 

息子の場合は第1希望の経済に行けない可能性があるから、商学部に行って将来少しでも役に立つかもしれないと簿記の試験を受けると言い出しました。

 

商学部は経済学部より就職が弱いと思っているらしく、その為の武器を増やしたいということのようです。まだ大学に入学もしていないのに、その先に目が向いているのです。

 

大学受験がないから大学受験のための勉強をする必要がない。でも就職のためには強い武器を持っておく必要があるから準備をする。対策をとる。ステージが変わるので次の準備を始めたというだけのことです。

 

自分が希望していた学部に進めないというプライドの部分もあったかもしれません。友達や先輩に影響を受けている部分もあるようです。

 

就職の強い弱いについては、実際にはほんの僅かにそういう傾向もあるかもしれませんが、慶應の就職は他大に比べても遥かに強く、それは商学部だとしても同じことが言えると思います。はっきり言って商でも文でも慶應の就職は相当強いです。あくまでも同じ大学内で経済や法と商や文を比べるとほんの僅かに経済や法のほうが強いかもしれないぐらいの誤差程度のことで、基本的にはどの学部でも就職はめちゃくちゃ強いです。

 

ですが、内部進学の息子は少しでも強い経済に行けない場合は自分の中で感じるものがあったのか簿記の資格をとるという行動に出たのでした。

 

で、その後日商簿記3級の資格をとります。あっという間でした。勉強を始めてから1週間程度で試験があり、合格しました。まだ3級ですが。

 

そして息子の計画では独学で勉強して3~4ヶ月後には簿記2級を、その後は簿記1級は飛ばして公認会計士の資格を取る為の学校に通って出来れば大学2年の終わりまでに公認会計士の試験に合格したいとのことでした。

 

だから「簿記2級を取った後の学校のお金は頼む」と言われました。もし2年の終わりまでに取れなくても、遅くても3年の終わりまでに合格して就職の際の武器にしたいということでした。こんなことを自分で考えて行動するようになりました。

 

慶應義塾高校の一学年の生徒数は大体700人ちょっと。その中から法へは220人ぐらい、経済へは210人ぐらい、商へは100人ぐらいが進学します。内部進学の大多数はこの3学部へ進むわけです。そして慶應大学は司法試験合格者数、公認会計士合格者数は全大学中トップです。それぞれの合格者の内訳が内部進学組か一般受験組かの比率は分かりませんが、附属高校出身者のこういう環境も多少は関係があるのかもしれません。

 

こんなことを自分で考えて行動に移せるようになった息子を嬉しく思いつつ、「また金かかるのかよ…」とも思いつつ。

 

とは言え附属校の良いところってこういうところだと思います。多分友達の誰か、先輩の誰かに影響されてます。自分の将来についてしっかり考えられる優秀な先輩や友達が周りにいてくれることはとてもありがたいことです。必ず影響を受けると思います。

 

大学受験が無い分、大学受験の科目になっている教科については一般受験をくぐった生徒さんのほうが強いと思います。しかし、内部進学生は受験が無い分、考え方、行動の仕方が少し違ってくるように思います。

 

その後息子は、事前の予想に反して自分の希望していた経済学部への進学が決まったのでした。

 

で、

 

「公認会計士はどうすんだ?」

 

と聞いたところ

 

「経済だし、就職強いし資格とる必要あるかな~」

 

とのことでした。

 

もう「簿記2級を取った後の学校のお金は頼む」のときの熱量は無いように見えます。大学生活に一抹の不安を感じた瞬間でした。資格は後でゆっくり考えるそうです。

 

あとで考えたときに、商学部で公認会計士目指して頑張ったほうが良かったなんてことになるかもしれません。

 

希望していた経済に決まって油断して気持ちも緩んだ結果、4年間何も得ることなく卒業する、なんてパターンもあるかもしれません。

 

留年もするかもしれません。

 

経済学部の留年率は高いです。

 

同級生は猛者ばかり

 

おまけに一般受験で入学してくる生徒さん達はこんな高校の猛者たち↓。こんな猛者たちと同級生になるわけです。

 

大丈夫なんでしょうか。またもや不安です。高校のときもそうでしたが心配この上ないです。

 

2021年の経済学部への合格者ランキングです。

 

1位 浅野 39名

2位 開成 36名

3位 渋谷幕張 29名

4位 日比谷 28名

4位 攻玉社 28名

6位 聖光学院 27名

7位 駒場東邦 26名

8位 麻布 25名

9位 海城 21名

10位 栄光学園 19名

10位 西大和学園 19名

 

普通の公立高校⇒明大卒の私から見るとまさに天上界とも思えるような高校たちです。もちろん慶應が第一志望の生徒さんもいるとは思います。東大や一橋を目指し僅かに届かず、しかし慶應には合格する実力をもった生徒さんが周囲にたくさんいることになります。

 

さてさて。

 

どれもこれも息子の人生です。親としてはこれまででももう十分に楽しませてもらいました。

 

これからは心配しながらも余計な口出しはせずに見守りつつ、朱に交われば赤くなることを期待しつつ、もう少しだけ楽しませてもらおうかと思ってます。

 

私の中では、受験においては早慶の附属に中学か高校から入学するということがベストの解であると、これはもはや確信に変わりつつあります。早稲田に行くのか慶應に行くのかは好きずきです。

 

これだけ指定校推薦やAOが普及してくる中では一般での大学受験にはもはや意味を見出せなくなってきました。そこにかける中学高校での貴重で且つ膨大な時間、とてつもない勉強量は、得られる結果がそれに見合うのか疑問に思うようになりました。東大に行きたい場合はそのルートしかないと思いますが。

 

ま、この部分の考え方も人それぞれです。

 

慶應義塾高校はとても良い高校です!

 

さて、もうすぐ卒業式です。

 

慶應義塾高校は生徒一人につき2名まで出席させて頂けるようです。コロナ禍では本当にありがたいことです。1名までということであればきっと奥さんが行くことになります。保護者の出席が認められてない学校もあると思います。

 

日吉祭も息子が2年のときも3年のときも中止となり私は結局一度も見に行けませんでした。

 

1年のときに行っておけば良かった。

 

まだ先があると考えてはいけませんね。行けるときに行っておかないと後で後悔することになります。

 

校舎の横に新しく完成したホールがありますが卒業式はそこでやるようです。気になっていたので参加出来てとても嬉しいです。記念ですから写真をたくさん撮りたいと思ってます。

 

息子が慶應義塾高校で過ごせて良かった。

 

これが今率直に思うことです。本当に自由な学校でした。部活も途中コロナに邪魔されて活動が規制された時期もありましたが、最後までやり遂げました。部活でもクラスでも友達がたくさん出来たようです。大学での学部が同じ友達も何人もいるようです。大学に入って既に友達がたくさんいる、これも良い点だと思います。

 

以前ブログでも書いたことがありましたが、うちのような一般家庭出身で周りは皆お金持ちばかりで大丈夫かな?と心配もしてましたが全くの杞憂に終わったようです。春休みに入って簿記3級の資格をとり、今は部活の友達数名と運転免許をとりに行ってます。忙しく過ごしているようです。

 

今後は大学でどういう変化?進化?を遂げていくのか。はたまた退化するのか。新しい友達が出来てどのような化学反応を起こすのか。楽しみつつ見守っていきたいと思います。

 

最後まで読んで下さいましてありがとうございました。

 

では!