神奈川県有力高校(+東京2校)2020年大学進学実績まとめ
今回は2020年の大学合格実績のまとめとなります。
横浜緑ヶ丘と相模原中等を加えました。
5月にこんな記事を書きました。
このときには神奈川県内の公立高校と公立の中高一貫校で大学進学実績がどうなっているかを比較しました。
この時点では横浜緑ヶ丘高校と相模原中等教育学校の2校の進学実績が公表されていませんでしたので、表の中ではその2校はブランクになっていました。
その後緑ヶ丘高校が公表され、残すは相模原中等待ちとなり今か今かと待ってしましたが待てど暮らせど一向に公表されません。
そんな中8月にはこんな記事を書きました。
こちらは私立の中高一貫校と公立の中高一貫校を比較したものですが、この時点でも相模原中等の実績は公表されていなかったので、記事の中でも早く掲載してくれるようお願いをしました。
それでということはないと思いますが、その数日後ネットで調べていたらなんと相模原中等のHPがリニューアルされていて、新HPが検索画面1番上に登場してきました。
新HPの表紙画面に「旧ホームページ更新していません」の文言。
ということで、以前から私が見ていたものは旧HPだったようです。検索した際に上位表示されていたのが旧HPだったからということですが、今は新HPが最上位に表示されています。
これでやっと実績比較ができます。
対象校は今回も我が家から通える範囲の学校です。神奈川県が中心となります。
神奈川県公立高校 vs 公立中高一貫校
そういうことで横浜緑ヶ丘と相模原中等の2校を加えた結果です。
数字は現役、既卒合わせた合格者人数です。
( )の数字は合格者人数のうちの既卒者人数です。
例えば10(2)となっていれば、全部で10人合格、そのうちの8人現役、2人は既卒ということです。
5月の記事では勝手にランキングをさせてもらってます。
1軍:横浜翠嵐、湘南
1.5軍:市立南
2軍:柏陽、厚木、川和、YSF
3軍:多摩、希望ヶ丘
としていました。
横浜緑ヶ丘と相模原中等はどこに入るか。
これも全くの私見ですので悪しからずとなりますが。
1軍:横浜翠嵐、湘南、相模原中等
1.5軍:市立南
2軍:柏陽、厚木、川和、YSF
3軍:多摩、希望ヶ丘、横浜緑ヶ丘
こんな感じでしょうか。
相模原中等の実績が非常に良いという印象です。
後で出ますが、東・京・一・工を含む国公立への進学実績も高いですし、私立でも現役での合格実績がとても高いです。
逆に緑ヶ丘高校は少しずつですが実績を落としているように見受けられます。
国公立+早慶上理で4割弱。MARCHまで合わせると6割強になるので決して悪いわけではないのですが、以前と比べて少し下がっているように見受けられます。
多摩高と同じような印象です。
実績としても決して悪いわけではなく、むしろ全然良いほうに入るとは思います。
学校の印象も良いです。
ただ川和のように伸ばしている学校との比較にもなりますので、3軍校という位置づけでした。現役で早慶を目指しつつMARCH以上にはと考えるなら、6割強が実績を出していますので十分だと思います。
学校の実力を単年で測ることは難しいとは思います。
単年だと当たり年と外れ年の差がありますので、3年程度の平均で測るのが正しい見方だと思いますが、現状では上記のようなランクの印象を受けます。
私立有力中高一貫校 神奈川 vs 東京
私立の中高一貫校と公立の中高一貫校ではこうなります。
あらたに相模原中等の実績が加わったのと、サレジオ学院も加えてみました。
どの高校を選ぶかですが、選定する基準としてはまずは大学受験をするかしないか。大学受験はせずに附属校から大学へ進学しても良いと考えるのか。
私見ですが、人生の中で本気の受験を一度は経験した方が良いと思ってます。
しかし、一度で良いとも思っております。
その為我が家では息子は高校受験で附属校を選択しました。
大学受験する必要性を感じませんでした。
その観点で考えると小学校受験という選択はありません。小学校受験は私の考える本気の受験ではなく、親の受験という側面が強すぎると感じています。
子供は自分の努力で受験を突破したという感覚は持てないのではないかと思います。その為、今そういう歳の子供がいても我が家では小学校受験を考えることはありません。
経済的にも難しいです。
中学受験からは真剣に検討することになります。
大まかに以下の3つに分かれると思います。
その中でどのコースを選ぶか。
①中学受験で中高一貫の進学校
②中学受験か高校受験で附属校
③高校受験で公立トップ校
我が家では②を選択した訳です。
東・京・一・工の4校へ現役合格率ランキング
上記で大学受験をするコースを選択した場合、次に来るのはどの大学に進むか。これは1つの選択基準として、東大、京大、一橋、東工大に進む可能性がどの程度あるか。
前回は中高一貫校と翠嵐、湘南まででしたが、他の公立高校も加えました。
栄光、聖光は3割を超える生徒が現役で東・京・一・工に合格しています。
とてつもない実績です。
これだけの合格率があれば、チャレンジする価値は十分です。
しかし逆の見方をすればこれほどの日本国内でもトップクラスの高校からでも約7割~8割の生徒は東・京・一・工に現役で合格することは出来ないというのが現実です。
中学高校の6年間を受験に費やしての結果です。
中高一貫校に入学するために費やした時間を考えればさらに2年程度増えます。
私などはそのように考えてしまいます。
その次となると早慶も入ってきますので、それなら附属校から進むほうが大学受験の勉強が無い分自由な学生生活を送ることが出来るという考えもあります。
我が家ではどちらかと言えば運動重視です。
頑丈な身体をつくる。
先ず獣身を成して後に人心を養え
福沢先生の教えとも一致します。
まずは身体を鍛える。
ジャンボ尾崎さんも言っています。
体・技・心
心・技・体ではなく体・技・心だそうです。
息子は今は運動部に所属しています。
大学でも体育会系の部活で続けるかどうかは分かりませんが、生活の中に運動を取り入れて習慣化する、学生生活が終わって社会人になっても運動を習慣として続ける。
これはかなり大事だと思ってます。
大学受験の話に戻します。
私もそうでしたが親というのはどうしても自分の子供の可能性を無限大に考えてしまいがちです。
しかし実際に受験をする子供のほうは大変です。
もし子供に果敢にチャレンジする道を勧めるなら、自分でも同じように自分の仕事以外にチャレンジする何か、それなりに高いレベルの努力を継続しないと達成できない何かを自分にも課すべきだと私は思います。仕事をするのは当たり前なので、それ以外に何か、です。
それが私の場合はマラソンでした。
別に息子に見せるためにやっていたわけではありません。
ただ、何かをしているのと、何もしていないのとでは全然違います。
それでも大学受験の道を進む子供のほうが、まだまだ遥かに険しい道だと思います。その険しい道を進む子供と少しでも同じような感覚を共有している親が言う言葉と何もしていない親が言う言葉では説得力に差が出てくると思います。
親が子供に無茶な要求をすることも無くなると思います。自分も大変な思いをしていれば子供が大変なのも分かるから。
子供が自分からその険しい道を選択するならそれは何も問題ありません。
親は全力で応援するのみです。
受験で得られるものはもちろんあるのですが、受験でしか得られないものというのはそれほど多くはないと思ってます。
また受験で得られるものは他の例えば部活動のような経験からでも得られることもあると思っています。
受験勉強至上主義ではなく、何を目標にして何をしたか、そして何ができるようになったか。
大学合格がゴールとならないように。
あくまでも単なる通過点。
とは言え、以下の3つの選択肢。
①中学受験で中高一貫の進学校
②中学受験か高校受験で附属校
③高校受験で公立トップ校
我が家では②を選択した訳です。
高校受験で附属校です。
この選択に全く後悔はありませんが、ただもし中学受験をしていたら。
で、例えば浅野と慶應普通部に合格したら。
う~ん。
果たして同じことが言えるかどうか。
本当に悩ましい問題です。
ということで、受験本番まで約4ヶ月程度となりました。
後悔しないよう頑張って下さい!
では。