KOTEのブログ

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慶應義塾高校から慶應大学へ内部進学!学部選択はどうする?

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photo by O-DAN

慶應義塾高校から慶應大学へ内部進学!学部選択はどうする?

今回は慶應義塾高校から慶應義塾大学へ内部進学する際の学部選択についてです。

 

息子ですが、今年はコロナの影響もあり約3ヶ月程度学校に行くことが出来ませんでした。7月のあたりから再開し前期のテストも終了、今は夏休みに突入しています。

 

ついこの間高校に入学したばかりと思っていましたが、あっという間に2年も半ば、高校生活の約半分が終了しようとしています。

 

2年も後半に差し掛かってくるとやはり少しずつ気になってくるのが大学進学の際の学部選択についてです。

 

親から見れば子供の高校の3年間なんてあっという間です。

中学のときもそうでした。

 

自分が中学の頃、高校の頃には時間がもっとゆったりと流れていたような気がします。なので息子の時間も今はゆったりと流れているものと思われ、今はまだ何も考えてないのかもしれません。

 

しかし親にとっては1年後2年後のことなんて、ほんのすぐ先のことのように思えるので息子のようにでーんと構えてはいられず少し調べてみることにしました。

 

まず下記の表は慶應義塾高校から慶應義塾大学のどの学部へ進学したのかが分かる進学実績です。

 

HPからの抜粋です。

見やすいように4年分まとめてみました。

 

 

慶應義塾高校から慶應大学への過去4年間の進学実績

 

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慶應義塾高校から慶應大学への過去4年間の進学実績

 

これを見て気になったところ。

 

  • 卒業者数が2016年度~2018年度は680人~700人ぐらいなのに、2019年度だけ100人以上多い。
  • その結果かどうか分からないが、2016~2018の3年間は多少の差は有れども各学部ごとの進学者の人数が大体同じぐらいで推移。
  • 2019年度はSFCの2学部の人気急上昇(人気が継続するのか一時的なものなのか)。
  • 理工学部は2019年度から学門制が変更になっているので、2018年度までの推移と2019年度は全く別。
  • 塾高は男子校のせいか、看護、薬学に進む生徒は極めて少ない。
  • 医学部は例年20人+α(選ばれし者たちの集う世界)。

 

塾高では3年間の成績の良い順に好きな学部を選択することが出来ます。

塾高生達の各学部の人気はどうなっているか。

 

理系より文系学部の人気が高いようです。

 

聞くところによると大体ですが、下記のような人気順になっているようです。

 

1 法学部政治学科

2 法学部法律学科

3 経済学部

4 商学部

5 文学部と理工とSFCが同じぐらい

--------------

別枠:医学部、看護学部、薬学部、経済PEARL

 

大体上記のような感じになっているようです。

あくまでも大体です。

正確にリサーチした結果がある訳ではないですので。

 

息子ともたまに進路について話をするときがあります。

聞く限りまだ真剣には考えてません。

フラフラしてます。

 

私「大学の学部はどうするんだ?」

 

息子「経済か商かな~、文もありかな~」

 

なんて適当なこと言ってます。

 

またある時には

 

息子「経済は女子が少ないみたいだから、商か文かな~」

 

なんて適当なこと言ってました。

 

私「お前な~。。。 大学って小学校とか中学校のときみたいに30人~40人ぐらいが1クラスで、いつも決まったクラスメイト、決まった席で毎日過ごすわけじゃないんだぞ?どでかい教室みたいなところで、席も決まってなくて、同じ授業とってる人が毎回集まるけど、席とか決まってないから近くの席の子たちと勝手に仲良くなるみたいなのはないんだぞ?お前がやたらと積極的に声でも掛けない限り、女子の友達が自然と増えてくなんてのは基本無い。だから学部に女子が多い少ないはあまり関係ないと思うぞ。分かってんのか?」

 

息子「え?そうなの?じゃあ彼女できないじゃん」

 

との回答。

何も分かってない様子。

そもそも学部選びの話しているのに、彼女作りの話になってる。

 

私「彼女とか欲しいなら、それはどっちか言えばサークルとかそっちのほうだろ。そっちは毎回同じメンバーで何等かの活動をしていくわけだから接点も多いだろうし自然と仲良くなる機会は多いだろ。飲み会とかもあるだろうから、そりゃ気が合えば付き合ったりもするだろうよ」

 

息子「そっか。じゃあ経済でもいっか」

 

話が脱線したかと思いきや、ちゃんと戻ってきた。

 

でもその決め方ダメだろ。

そんなんじゃ女子に振り回される人生になるぞ。

 

やりたい仕事が決まっていればやりたい仕事を考慮してそれに合う学部を選ぶのが良いとは思います。しかし1年半後に迫った大学の学部選びでさえこの有様ですから、さらに先のやりたい仕事など決まっていよう筈もなく、その場合は少なくとも興味のある学問、学部、学科を選ぶ必要があると思います。

 

この勉強は面白うそうだな!

そう思える感覚は大事かなと。

 

授業を受けていて楽しいと思える、前向きに考えることが出来る学部選択が大事だと思うわけです。

 

ここは友達に流されてはいけないところ。

 

「友達が経済にいくからおれも経済でいっか、他に特にやりたいこともないしな~」

 

みたいなのはダメです。

 

自分の進路ですからしっかりと自分の意志で決めなければなりません。

それが人気のない学部でもいいし、偏差値が他学部より低くてもいいんです。

そして自分の決めた進路に友達が乗っかってくる分には問題ありません。

 

私のほうでも今色々と調べてみました。

まだ途中ですが。

 

法学部政治学科が一番人気があるようです。

略して「ほうせい」と呼ばれています。

 

政治学科は単位取得が他学部に比べて比較的楽だという噂です。その上私大文系では最高位に位置しており、就職の強さも抜群ですから人気があるのも頷けます。

 

2番手としては法学部法律学科、略して「ほうほう」。

 

こちらは政治学科に比べると単位取得は楽ではないようですが、司法試験合格者数は東大、早稲田、中央を抑え1位に輝く実績を誇っており、目的意識を明確に持った生徒さんが多いのではないかと思います。

 

ちなみに私も慶應ではないですが、明大の「ほうほう」卒です。

当時極端な偏差値至上主義がまかり通っていた時代でもありました。

 

法学部ですから当然ですが授業内容はほぼ法律です。

 

でも当時の私は法律に関わる仕事に進もうというような考えは希薄でしたので、それほど興味も湧かなかったですし、面白いと感じたこともなかったように思います。

 

私は一般受験でしたが、商学部も受かっていました。後になってから考えたことですが、今の仕事にどちらが役に立つかと言えば間違いなく商学部のほうです。

 

大学生活は楽しかったですが、法学部での生活はただ淡々と授業をこなす日々。

 

やはり学部については一度しっかりと考える必要があります。

 

あとになって「なぜ法学部を選んだか」と自問自答することがありましたが、答えは「偏差値が高かったから」となってしまいます。

 

当時偏差値で法と商では3ポイントぐらい差があったと思います。

 

でもそれだけです。

そこになんの意味があるのか。

 

大学の学部は偏差値で選んではいけないということを私は身をもって痛感している訳です。今では当たり前の考え方なのでそんな選び方をする人は少ないと思いますが。

 

息子には私の学部選びの話を何度かしていましたので、息子の選択肢から法学部が消えてしまったようです。

 

親の言うことはそれなりに子供に影響しますので気を付けなければなりません。

 

私「お父さんは法律にあまり興味なかったから商学部に行けば良かったかもと思うこともあるけど、お前が興味あるかどうかは別だからな?お前は法律にちょっとでも興味あるなら選択肢に入れておけよ?」

 

息子「全く興味無い!」(きっぱり)

 

これで法学部は消えました。

 

興味無いなら別にいいですが。

 

その次に来るのは慶應の看板学部である経済学部です。

 

内部進学での人気こそ法学部に抜かれはしましたが、経済学部の看板は健在です。単位取得に関しても、法学部政治や商などに比べると厳しいようです。経済学部は文系学部ですが、統計学など数学を使うようです。数学がからっきしダメという方は入ってから多少厳しいのかもしれません。

 

上記の息子との会話でも記載しましたが、経済学部は候補に入れているようです。

今のところ本気度は分かりませんが。

 

あとはあまり内部進学生からは人気が無いようですが、私個人的には興味があるのは理工学部です。

 

理工学部は授業がなかなか大変なようなので、内部生からの人気は今一つのようです。その為成績はあまり関係なく、希望すれば進学できるようです。

 

とは言え、今一般的に社会から求められているのは文系よりは理系といった風潮にあり一般受験では優秀な生徒は理系に進む傾向にあるように思います。

 

息子はどうか。

数学とか物理は割と得意のようです。

化学はイマイチ。

文系科目の社会とか暗記系の科目は全くの苦手とのこと。

どちらかと言えば理系の気がします。

 

理工学部の制度変更について

2019年度から理工学部の制度が変更されております。

 

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理工学部の制度変更について

  

どう変更になったかイメージしやすいように表を纏めました。

大体こんな感じです。

 

学門Ⅰ → 学門A

学門Ⅱ → 学門C

学門Ⅲ → 学門E

学門Ⅳ → 学門D

学門Ⅴ → 学門B

 

あくまでも大体ですが、こんな感じで変更になったと思います。

 

学門ごとにさらに細かく学科が分かれています。

学科ごとにどのような勉強をするのか。

 

私は文系ですから見当も付きません。今色々調べてる最中ですが、少し調べただけでも面白そうな学科が2つあります。

 

今は私も社会に出て長いですので、その観点から見ると面白いと思える学科があったりします。

 

その話を息子に話しました。

するとあっさりと理系のその2つの学科に興味を持ちました。

 

2年生になると進学先についての調査があり、自分の進みたい希望を踏まえたコース選択があります。息子は理系と文系両方選べるコースを選択したようです。

 

理系学部については、各学科の詳細をもう少し調べてみたいです。

 

私の個人的な興味です。

 

さらにちなみに、私はSFCにもかなり興味を持っています。これからの仕事というのは、私のように大学を卒業してから新卒で入った会社に未だに勤めているようなパターンはほぼ皆無だと思います。現時点でも既にかなり希少ですが。

 

就職は大きい会社かもしれないし、ベンチャーかもしれないし、2~3回転職してさらに起業するなんてことも有り得ることだと思います。

 

そうなると俄然SFCの授業内容や環境は魅力的に思えてきます。

 

その話も息子にしました。

こちらは若干ピンとこないようでした。

 

そりゃ学部選択の段階から起業って言われてもピンとこないのは当たり前か。

 

附属生の優位点

最近これらのことを調べていて、ふと思ったことがあります。

 

慶應の附属生ってものすごく恵まれてるな~と。

 

めちゃくちゃ優遇されてます。

 

大学受験で慶應に合格するのって簡単じゃないです。

 

一般受験の場合、学部ごとの受験になりますから、私もそうであったように複数学部に合格して初めてどっちの学部に行こうかなって選択肢が生まれるわけです。1つの学部しか受けてなければ必然的に選択肢はありません。一択になります。

 

しかし、附属生たちは高校の成績を普通にとっていれば、医学部以外は選択肢に入ってくるわけです。医学部は普通の成績では入れませんが。

 

これは一般受験で慶應の複数学部に合格したことと同じ意味です。

 

またコロナの影響もあります。

 

高校や塾も対面授業が激減しました。来年に受験が差し迫っている生徒さんは少なからず影響を受けざるを得ません。

 

しかし附属生には何の影響もありません。この大学までの一貫教育というのは海外でも珍しく、日本独特の文化のようです。

 

これがどんなに恵まれていることか。

 

息子は自分が恵まれていることを理解しているのだろうか。この辺りの今いる環境が当たり前ではないことなども伝えていかないとです。

 

いずれにしても学部選択は自分の将来に関わることですから、最終的には自分で決めないといけません。

 

親の役目としては、少し情報を出すなどしてまずは興味を持たせる。いくつか選択肢を示すなどして導入のきっかけだけは作ろうかと思ってます。

 

しかしそれ以上の介入は良くないのだと思います。どうしても介入したくなりますが、グッとこらえて我慢です。

 

興味を持ちさえすればあとは自分でも調べるのだろうと思ってます。

 

結局決めるのは本人です。

 

後で後悔しないように決めてくれればどの学部でも問題ありません。

 

では!