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神奈川県有力公立高校からの大学進学実績を比較!受験するならどの学校?

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photo by O-DAN

さて、今年も無事に大学受験も終わり、各高校から進路についての発表がなされています。神奈川県公立高校のこの春の大学進学実績について比べてみたいと思います。

 

高校の選択は私の個人的な興味に基づいております。かつて息子が高校受験の際に一度は検討したことがある高校を中心にしております。そして、公立の中高一貫校である2校を加えます。

 

  • 横浜翠嵐
  • 湘南
  • 柏陽
  • 厚木
  • 川和
  • 横浜サイエンスフロンティア(YSF)
  • 横浜緑ヶ丘
  • 希望ヶ丘
  • 多摩
  • 横浜市立南
  • 県立相模原中等教育

 

本日は2020年5月23日ですが、本日時点でまだ横浜緑ヶ丘と相模原中教の2019年度(2019年4月~2020年3月期)の進路実績が正式に発表されてませんので、この2校の実績はブランクとなっておりますが、いずれ発表された後には更新したいと思います。

 

それぞれの高校からの進学実績は?

情報はそれぞれの高校のHPからになります。

 

大学も私の主観で選択しております。国公立大学も全てではなく、私立大学も全てではなく、関東圏の主だった大学、旧帝大+2商大、話題性、などを考慮して選びました。

 

数字は合格者人数です。( )の数字は合格者人数のうちの既卒者人数です。例えば10(2)となっていれば、10人合格で8人現役、2人は浪人ということです。

 

参考情報として、偏差値はカナガクでの偏差値を採用、あとはそれぞれの学校の募集人数を記載しました。

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神奈川県有力公立高校からの大学進学実績

 

さて、このような結果になっております。いかがでしょうか。

 

  • 国公立合格者数
  • 早慶MARCH合格者数
  • 現役、浪人比率
  • 母集団人数

 

このあたりが比較のポイントになるかと思います。あとは医学部合格者数を入れたかったのですが、情報を掲載している学校が少ないので止めました。

 

各高校の合格実績によるグループ分け

私の全くの個人的な主観でグループ分けをしたいと思います。大体下記のような感じになります。

 

1軍校

横浜翠嵐、湘南

 

言わずもがなですが、1軍はこの2校です。

 

国公立への進学率が高く、早慶MARCHへの進学も多いです。ここでは記載していないですが医学部への進学も他の公立高校と比べると多いです。この2校は1学年の人数もほぼ同じなので、合格者人数はある程度はそのまま比較できます。国公立ではほぼ互角と言っていいと思います。

 

私立では湘南はやや浪人比率が高いです。例えば早稲田への現役での合格率は翠嵐が70%、湘南は45%。慶應への現役での合格率は翠嵐は72%、湘南は44%。湘南は2人に1人以上は浪人での合格者となっています。

 

この2校とライバルとなるのはもはや神奈川県内ではなく、日比谷、西、千葉、浦和、土浦第一などの関東圏の他県公立有力校で、特に日比谷、浦和あたりとどう渡り合っていくかが来年以降の見どころと言ったところでしょうか。

 

2軍校

柏陽、厚木、川和、YSF

 

厚木は母集団人数が少し多く、YSFは人数が少ないです。2軍校といっては失礼にあたるぐらい優秀な各校ですが、便宜上そういうカテゴリー分けになります。

 

この4校では、柏陽ではまだ若干国公立への進学者が多いですが、他の3校は学校のトップ層は概ね早慶等の私立へ進学していることが見てとれます。翠嵐、湘南に比べると国公立への進学者数がはっきりと少ないです。

 

数字を見ると、この4校はいずれも現役志向が強いと思われます。翠嵐、湘南は国公立志向が強く、特に湘南では浪人をも厭わない、結果として浪人時の併願先として早慶MARCHが対象になると思われ、総じてこれらの大学の合格者の浪人比率が上がるものと思われます。

 

しかし、こちらの4校は最初から浪人を避け、浪人してまで国公立ではなく、現役で早慶を狙う層が多いのではないでしょうか。

 

例えば早稲田での現役と浪人の比較では柏陽が79%、厚木は78%、川和は93%、YSFは94%が現役合格、同じく慶應では柏陽が94%、厚木は76%、川和は80%、YSFは81%が現役合格となっており、とても高い現役合格率を示しています。また指定校推薦枠も充実しています。

 

例えば川和高校では早稲田に99名が現役合格しています。慶應には36名です。早稲田への指定校推薦は12人、慶應へは7人です。1学年が318名とすると、早稲田への現役合格者の割合は学年全体の31%なので約3人に1人、慶應へは11%ですから約10人に1人現役合格しているということになります。

 

そのうち指定校推薦枠を抜いて、一般受験での現役合格率は早稲田が27%、慶應へは9%ということになります。早稲田の合格者のほうが慶應より3倍多いです。学年人数など実際に318人で合っているかどうか分かりませんので、多少誤差はあるかもしれませんが近い数字になるとは思いますので参考にはなるのではないでしょうか。

 

公立高校から早慶への現役合格を目指すことを考えた場合、川和高校はかなり良い数字だということが分かると思います。

 

YSFをこの軍に入れているのは、1学年の人数の少なさと理系専門色が強いことを加味しています。もちろん文系受験者もいますが、理系受験が圧倒的に多いです。ここに挙がっている他校に比べて人数の少ない上でのこの合格者人数と生徒がほぼ理系ということを加味すれば十分な実績を誇っていると言えます。

 

SAPIX中学部の高校偏差値リストでは、神奈川県の公立高校で偏差値が50を超えているのは横浜翠嵐(55)、湘南(54)、YSF(51)の3校のみです。柏陽(48)、川和(46)、厚木(44)の3校も50を超えておりません。

 

あとは横浜緑ヶ丘がこの軍に入るか、もう1つ下の軍に入るかというところでしょうか。合格実績の発表を待ちたいと思います。

 

3軍校

希望ヶ丘、多摩

 

川崎市で生まれ育った私としては、多摩高校がこの位置にいるというのは少し残念です。特別悪いかと言えば全くそんなことはありませんが、自称進学校のレベルまで落ちた感はあります。国公立進学者数は激減していますし、両校とも東大合格者は既卒を含めても一人もいません。横浜国大がかろうじて2桁となっています。

 

早慶進学者が5~6人に1人。複数合格者や浪人まで考慮すると10人に1人ぐらいの割合かもしれません。2軍の4校と比較するとかつては同じ旧学区トップ校ではあったものの、今となってははっきりと差があると思います。

 

両校概ねに同じような合格実績ですが、1学年の人数を考慮すると多摩の方が実績は良いです。多摩は学校の雰囲気も良いと聞いてます。部活動も盛んとのことなので、3年間楽しく良い環境で過ごし、大学受験では早慶を目指しつつ、MARCHまで視野に入れると言ったところでしょうか。

 

公立中高一貫校の台頭

相模原中教の結果がまだ出ていないのが残念ですが、市立南、相模原中教共に、1軍校と2軍校の間ぐらいに入ってくると思います。1.5軍校といったところでしょうか。

 

市立南はなぜか中途半端に高校から38人が入学しています。個人的には完全中高一貫にしたほうが良いと思います。それはさておき、中高一貫化以降これまでの数年間は極めて高い水準で安定した実績を誇っています。

 

例えば相模原中教の東大現役合格者数を見てみましょう。中高一貫校化して最初の卒業生が出た年から5人→6人→6人→8人→3人→5人です。最後の5人はこの春の東大現役合格者数で、それはサンデー毎日からの情報です。学校のHPではまだ正式発表はありません。

 

1学年の人数は約160人です。それでこの東大現役合格者数はどうでしょうか。現役合格者数だけでこの数字ですから、浪人を含めるとさらに増えます。かなりインパクトのある数字だと思います。

 

市立南でも同様に中高一貫校化して最初の卒業生が出た年から5人→7人→6人となります。こちらは中学入学者数160人ですが、高校からも38人が入学しています。約200人の母集団となりますが、やはりインパクトは強いです。

 

もちろん東大合格者の人数だけで価値が決まるわけではありません。

 

国公立志向が強くなるほど現役率が下がり、浪人率が上がるわけですが、相模原中教では45%程度が国公立とかなり高い国公立志向です。しかし、国公立のみならず早慶MARCH等への実績も十分有り、その上で現役合格率も高いのです。これらの結果を見ると費用対効果的にも極めて高いパフォーマンスだと言える学校です。

 

市立南のほうも概ね同様の傾向が見られます。市立南高校HP上に掲載されている合格実績には、中入生と高入生の実績が分かるように掲載されていますが、高入生の実績が今一歩振るわないようです。

 

例えば、早稲田への現役合格者44名のうち高入生は1名。

同じく慶應では19名の現役合格者のうち高入生はゼロ。

同じく明治では80名の現役合格者のうち高入生は5名となっています。

 

あえて高入生をとってどのような化学反応を期待しているのかが今一歩見えてこないところです。内部では生徒同士がうまくいっているのかなど、余計な心配ですが勝手に心配してしまいます。

 

以前は中入生と高入生は高校でのクラスも別々だったようですが、現在は合同になったようです。この対策によって高入生が中入生に引っ張り上げられる効果があることを期待したいと思います。

 

いずれにしても両校とも中高一貫校化は完全に成功していると思えます。中学で合格すれば高校受験はありませんので、じっくりと時間をかけて大学受験に臨むことが出来ますし、それ故当然ですが国公立志向が強くなるのだと思います。やはり高校の3年間だけで、6年間の中高一貫組と対決するのはなかなか難しいものがあります。

 

これから受験に臨むならどこを受ける?

さて我が家では息子は大学の附属の高校に通っており受験は終了しているので、ここでもあくまでも個人的な主観となります。もし息子がこれから受験をするならという観点で親の立場から考えてみたいと思います。

 

#1

中学受験でYSFか相模原中教を目指す。これは当然こうなります。

 

仮に中学受験で失敗したとしても高校受験は等しくチャンスがありますので、中学受験というチャンスを利用しない手はなく、中学受験でこの2校を検討しないということはもはや有り得ません。費用のほうも相模原中教のほうでは初年度納入金額は213,000円程度となっており(※要確認)、公立ですから私立に比べればリーズナブルです。

 

合格するためには塾は必要になりますのでその費用は必要ですが、その後の6年間の環境が約束されていることを考えれば最低限必要な費用です。子供が文系気質なら相模原中教、理系気質ならYSFを受験します。今回はYSFは中高一貫校という括りにはしていませんが、中高一貫校化して後の実績が一番期待できるのはYSFではないかと予想しています。

 

#2

上記の#1が失敗した場合は、高校受験で翠嵐か湘南を目指す。

 

どちらを選ぶかは相性ベースで決めて良いと思います。幸いこの2校はキャラクターが違いますので場所や部活、行事など色々な角度から検討して、好きなほうを選ぶのが良いと思います。このクラスの学校に通うことが出来れば親としては万々歳です。

 

#3

高校受験で2軍校へ進学する。

 

高校まではある程度は偏差値重視で選んでいいと思います。大学は大学名へのこだわりはあるとしても、それよりも学部選択の方が重要だと考えますので偏差値だけでは選べません。

 

ほぼ同じレベルの4校の中から、#2と同じように相性が合いそうな学校を選べば良いと思います。国公立や早慶、悪くてもMARCHまでを視野に入れるなら、高校はこの2軍校までには合格しておきたいところです。YSFのように理系特化していて部活はあまり活発ではなく若干オタク系の学校、川和高校のように部活動、特に運動部などかなり活発でいながら受験も強い文武両道の学校、など。どちらもとても魅力的に見えます。子供の性格が合っているほうに進めば良いと思います。

 

#4

多摩高校までは有りだと思います。多摩高校も真面目で優秀な生徒さんは多いと思いますので中でしっかりやれば問題ないと思います。多摩高校も是非2軍校入りを目指して欲しいところです。

 

日本人は良くも悪くも同調圧力を受けやすい国民性だと思いますので、やはり環境は重要だと思います。遊ぶときは遊ぶ、受験の時期に入ったらきっちり勉強する、といったメリハリがあれば問題ないと思いますが、周囲が遊んでいる中で自分一人だけが強い自制心を持って勉強するといった環境では、ただでさえ大変なチャレンジをしているのにも関わらず、もう1つ余計なハードルが課されているようなものです。1軍、2軍校のように環境が整っている高校の生徒たちに比べると、確実に大きなハンデになってしまうと思います。こういう場合、偏差値が1~2ポイント下がっても環境の良い学校を選んだほうが良いと思います。

 

大体以上です。

 

もし今まだ子供が小学生ならという前提で考えるとこうなります。公立に絞りましたが、私立の一貫校も当然視野に入れて検討します。個人的には今となっては中学受験は絶対にしたほうが良く、しないでいることはデメリットしか無いという考えに至っております。

 

経済的に問題があれば上記の公立中高一貫校を目指せば良く、とにかく1つのチャンスをみすみす逃すようなことはしないで欲しいと思います。

 

その上で仮に中学受験が失敗しても、全員が等しく高校受験できる権利は約束されているわけです。神奈川には公立でこれだけの有力な高校が揃っているわけですから、通える範囲の中からでもいくつも検討できると思います。

 

なので、中学受験に思い切ってぶつかって、ダメならパッと切り替えて、また高校受験に思い切ってぶつかっていけば良いのではないでしょうか。

 

では!