こんにちは。KOTE(こて)です。
一般的にお金持ちが多いイメージの慶応大学。その附属高校となるとさらにそのイメージは増すのではないでしょうか。
私も息子が入学する前にはご多分に漏れずそのようにイメージしてました。
実際にはどんな感じなのでしょうか。
そして親がお金持ちかそうではないかによって友達になったりならなかったりするのか。
まずは素朴な疑問3つ。
Q:慶應義塾高校では親の経済的な格差はあるか。
A:めちゃくちゃある
Q:友達作りに関係あるか。
A:全く関係ない
Q:高校入学からでも友達は出来るか。
A:あっという間にできる
漠然とした疑問と回答ではありますが、こんな感じです。
慶應は小学校から大学まである一貫校です。
息子が慶應義塾高校に入学する前に親として漠然と抱いていた素朴な疑問が上記の3つのQです。そして入学後半年以上経った今分かったことがAです。
まあ当たり前の回答ではありますね。
慶應に限らず、他の学校でもお金持ちの方々はたくさんいるでしょうし、一般的なサラリーマンのご家庭もいるでしょう。
思い起こせば私の出身の明治大学でも、附属高校から内部進学してきた友達や先輩はほとんど皆お金持ちでした。でも普通に友達になりました。
息子の場合。
入学してから最初の3-4日間ぐらいは誰とも話さなかったようです。それを聞いて少し心配しましたが、その後はあっという間でした。
「内部生」と「外部生」
慶應では「内部生」と「外部生」という言い方をします。
中学であれば、幼稚舎、初等部出身の生徒さんが「内部生」で、中学受験組が「外部生」。
息子は高校から入学しましたので高校では「外部生」、附属中学出身者が「内部生」となります。
さらに大学に進学すると大学受験組は「外部生」、附属高校出身は「内部生」となります。
つまり小学校から慶應に入学した生徒さん以外は、中、高どこかのステージから外部生として入学し、次のステージでは内部生となります。高校でも1学年約700人にうち、約半分は附属の中学からの内部進学です。
最初こそ内部生同士で固まるようですが、打ち解けるのはあっという間だったようです。
高校入学からでも友達は出来る? 
この内部生、外部生という言い方。
外部生というと何かよそ者のような感じがして最初少し気になりましたが、これも内部進学組か受験組かの話のときに分かりやすいように分けてるだけで、特に気にすることでもないようです。
息子が入っている部活では、幼稚舎出身、中学受験組、高校受験組とちょうど1/3ずつぐらいの割合らしいですが、皆とても仲が良いようです。自宅では友達の話をよくします。どのステージから入ったかなどは当の本人達は何も気にしていないように見えます。
まあ子供ですから、そんなもんですよね。
毎日同じクラスや部活で顔を合わせるわけですから、自然と話すようになるだろうし、友達になるなってほうが難しいかもしれません。
おまけになぜか母親同士まで仲良くなってまして、定期的に飲み会を開催しています。残念ながらオヤジの会は今のところありません。
ママ友の会のときは普段見たこともないような出で立ちで出かけていきます。
定期的に保護者会というものがあり、保護者が学校に呼ばれ、現在の状況や今後の活動、進路についてなど色々な説明を受けます。
大体その日がママ友の会になるのですが、その時の服装がそんな感じなのです。
息子は「葬式に行くような格好」と言ってました(笑)
「慶應はお金持ちが多い」は本当か
実際に700人からいる生徒さん達のご家庭の経済事情を調査できるわけでもありませんので、あくまでも自分が見たり聞いたりした範囲での感覚的な話です。
まずは幼稚舎から入学している生徒さんのご家庭はどうか。同級生には、誰もが知ってる著名な方のご子息もいます。各学年に有名人のご子息さんはいらっしゃいますね。ご子息系の生徒さんは幼稚舎からがほとんどです。
幼稚舎出身の生徒さんのご家庭はお金持ちか。
息子の友達の範囲ですが、ものすごくお金持ちです。はっきりと桁が違います。世間でいう「慶應ボーイ」というのは幼稚舎出身の生徒さんのことを言うのだと思います。お医者さんや実業家の方が多いようです。
次に中学受験組。
中学受験組の生徒さんも私から見るとかなりお金持ち指数高めだと思います。中学受験をしているということは、小学校3年生か4年生あたりから進学塾に通って勉強してきたということです。小学3年生、4年生ですからやはり自発的な受験というよりは、親御さんに導かれての受験という側面が強いのではと推測します。
中学受験もお金かかりますからね~。
受験の為の準備にお金がかかって、無事合格したらそれはそれでまたお金がかかる。
散々言い尽くされてきたことですが、親の経済力と子供の学歴はそこそこ比例してしまうことは証明されています。今の日本では教育にはお金がかかりますので、そのような環境を用意できるかどうかは親の経済力と親の教育への関心度が影響してしまいますね。
教育熱心な親御さんがお金をかけて進学塾などの環境を用意する。その親の敷いたレールの上を子供が走るわけです。子供の努力が重要な要素であることは言うまでもありませんが、とは言え進学塾に通わずに子供自身の努力のみで切り開いていくのはなかなか難しいのが現実であることも事実だと思います。
次に高校受験組。
ここへきてやっと一般的なご家庭が増えてくるような感じがします。我が家は一般の代表のようなものですが、とは言え高校受験組でもまだお金持ちが多いような気がします。
全体的に見ると早い段階から入学している順にお金持ちであるように思います。
幼稚舎組は圧倒的です。
中学入学組も私から見るとお金持ち指数はやはり高めだと思います。
高校入学組になるとそれなりに裕福なご家庭的な感じですかね。うちのようなごくごく一般的なご家庭もそれなりにといった感じ。
しかしまあ、うちはこの中に入るとはっきり「貧乏」ですね( ̄▽ ̄;)
でも子供たちの中ではそういうことはあまり関係ないようです。
高校生とは言っても所詮まだ子供ですから、そこが学生時代に出来る友達のいいところです。
だから学生のときの友達は一生の友達になる。特に高校の友達は一生付き合いが続くような気がします。
彼らの興味は部活、アニメ、ゲーム、音楽、スマホ、ちょこっと勉強、みたいな感じ。親の仕事や収入、住まいがどこか、家が大きいとか小さいとか、車がなんだとか、多少興味はあるかもしれませんが、友達付き合いしていく過程では影響しているようには見えません。
親の収入より、運動が出来る、成績が良い、ゲームがうまい、モテる、などのほうがステータスが上のように見えます。
息子も幼稚舎出身の友達を普通にうちに連れてきます。彼のお宅は東京のど真ん中、超一等地です。うちになんか連れてきて大丈夫なのかなってちょっと心配になってしまいましたが大丈夫なようです。
親の心配って大体余計な心配ですね。
うちに連れてくるかどうかは子供同士の関係の中で決めていることですから、親が心配するようなことではないようです。
息子の部屋から、アホみたいにウキャキャウキャキャと楽しそうに騒いでる声が聞こえてきます。宅配ピザを頼んでやったらバクバク食ってました。子供ですから簡単なもんです。
大体そんなところでしょうか。
全体的に見ればお金持ちの方は確かに多いかもしれませんね。
親の経済格差はもちろんありますが、全然気にしなくて良いように思います。学費さえ払えれば問題ありません。まあ気にしても仕方ないしってことです。
入学前には正直かなり不安でしたが、今は全然問題ないと感じてます。
そんなお金の心配より、たくさん友達が出来て楽しそうに過ごしている息子を見れば、この学校に入ってくれて良かったなって思う気持ちのほうが大きいですね。
一生の友達になりますから。
ということで、小学校から大学までの一貫校で高校入学からでも家が一般ピーポーでも友達が出来るかについても、全く問題ないというのが結論です。
但し、出来れば部活には入ったほうが良いかもしれません。
この学校は非常に部活動が活発で、大学に行ってもサークルではなく部活に入る生徒さんが多いようです。その為、友達のベースはもちろんクラスでも出来ますが、部活に入っていたほうがよりたくさん出来ると思います。部活の友達がクラスにもいたりして、そこからクラスの友達も広がっていくような感じです。
あとはその「学費」。
うちのような一般ピーポー家庭には、なかなかのハードルではあったりします。
それは確か。
それは子供の問題ではなく親の問題。子供が頑張って大きな関門を突破したわけですから、その後は親が頑張る番です。
あと6年。
理系に進めばもしかしたら8年。
こわっ(^^;)
まだまだ頑張らねば。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
では✋