KOTEのブログ

50代に突入したもののいまだに教育費から解放させてくれません。子育て終了し次第残りの人生は遊び倒します!趣味はマラソンとキャンプに加えてスキーも復活する予定!

2022年 慶應義塾高校卒業式

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こんにちは。KOTE(こて)です。

 

今回は先日慶應義塾高校の卒業式に参加してきましたので、その模様をお伝えしたいと思います。

 

2021年度(2022年)第73回慶應義塾高校卒業式

 

2022年3月25日(金)10:00~

 

卒業式には家族2名までの参加が許可されました。

ありがたいことです。

コロナ禍ですから、家族の参加は認められてない学校もあると思います。

そんな中で2名までは参加OKということで、うちは奥さんと私の2名で参加しました。

 

天気は晴天、桜の花もチラホラと咲き始めるぐらいの春らしい陽気でした。

絶好の卒業式日和。

 

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息子は部活の友達と約束があるとかで先に出発してたので奥さんと私は後から出発し、式が始まる10時よりは結構早めに着くようにしました。

 

現地に着くと、やはりというか予想通りというか、銀杏並木のところにある「二0二一年度 慶應義塾高等学校卒業式」と書かれた大きな立て看板の前には写真撮影を待つ人たちで長蛇の列です。

 

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ここで写真を撮りたい方はこの長蛇の列に並ぶしかないです。記念ですから撮りたいですよね。並ぶのが嫌な場合はかなり早めに行くか、式が終わってからだいぶ時間がたって人が少なくなるまで待つということになります。

 

↑この写真は式が終わってから相当時間が経ってからとりましたので、もう周囲にはほとんど人はいませんでした。

 

この銀杏並木の看板は撮影スポットとして超人気があるわけですが、中に入ってから校舎の前にもあります。塾高のあの神殿のような古い校舎の入り口の箇所です。当然そちらもとんでもない数の生徒さんとそれを撮影する父兄の方々でごったがえします。

 

↓ここです。

 

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これが卒業式終了後はこのような↓感じになります。

カオス状態です。

 

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入学式のときはあくまで生徒さん個人とか生徒さんとご家族の方が一緒に、とかの感じで撮影している方が多かったですが、卒業式では部活ごとに大勢で記念撮影しているのが目立ちました。

 

卒業記念ネクタイ

 

意外と知られてないのが卒業記念ネクタイの販売です。事前予約販売が主ですが、この卒業式の日に限定でネクタイが直販もされてました。↓こんな感じで2種類のネクタイがありますが、うちも1つずつ購入しました。1本6,000円です。うちの奥さんのママさん友達も結構知らなかったみたいです。

 

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卒業式の内容

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式は大学の記念館で行われました。2020年3月に竣工されたばかりなので、まだ真新しいです。

 

すごいかっこいいですよね。高校の校舎のほうは古くて趣があってかっこいいですが(生徒たちからの評判はイマイチのようですが)、記念館のほうは新しくて大きくて迫力があります。

 

来賓はアリーナ席の左右の端と2階席が解放されてました。アリーナ席の中央には生徒さん達が集結します。

 

式次第はこんな感じです。

 

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会場全体のイメージはこんな感じです。

中央には校旗、その右側は福沢先生の肖像画です。

 

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卒業生の進路

 

最初に学事報告がありました。

卒業生の進路の説明です。

息子の代の進路は下記の通りです。

 

  • 文学部:12名
  • 経済学部タイプA(数学):138名
  • 経済学部タイプB(社会):70名
  • 経済学部PEARL:3名
  • 法学部法律学科:112名
  • 法学部政治学科:112名
  • 商学部:93名
  • 医学部:22名
  • 理工学部:102名
  • 総合政策学部:11名
  • 環境情報学部:21名
  • 看護医療学部:0名
  • 薬学部薬学科:3名
  • 薬学部薬科学科:0名
  • その他:7名
  • 合計:706名

 

式の中では表彰もありました。

学業や部活動などで輝かしい功績を収めた生徒さんや部が表彰されてました。

 

式は大体1時間程度でした。

 

トイレ渋滞に注意

式が終了するとトイレ渋滞ができます。男子トイレも結構並びますが、女子トイレは男子とは比べようもないほど並びます。上の階にもトイレはありますので、上の階に行くのが禁止されてなければ上の階のトイレを使用することをお勧めします。

 

私はそうしました。

ガラガラでした。

 

皆さん意外と知らないようでいつまでも1階のトイレは渋滞してました。男子トイレに限って言えば、1階より2階のほうが大きいトイレでスモール用もビッグ用も数がたくさんありました。女子トイレは入れないので分かりませんが、多分女子トイレも同じ作りになっていると思います。2階のトイレの方が良いです。

 

高校最後のホームルーム

 

式が終わると生徒達は一旦各々自分たちの教室へ戻ります。そして最後のホームルーム。先生から最後のお話しがあり、その後生徒一人一人に卒業証書が授与されます。式では一人一人に卒業証書を授与することはありません。700人以上いますからね。

 

実はこのホームルーム、父兄も教室まで見に行くことが出来ました。さすがに教室の中にまでは入れませんが、ドアは開いてます。教室の外は廊下なのですが、そこから教室の中を窺い知ることはできます。私も廊下から教室の中を見ながら、息子が卒業証書をもらうところを見ることができました。

 

ホームルームが終われば全て終了です。教室に残って友達や先生と話している生徒、すぐに教室を後にし別のクラスの友達のところに行く生徒、それぞれです。やはり塾高は部活での繋がりがとても強いようで、うちの息子は後者でした。ホームルームが終わるとすぐに部活の仲間と合流していました。

 

そこからはまた記念撮影大会が始まります。

 

卒業式には父兄の方々はお母さんほどではないですがお父さんも結構参加してました。私もその日は会社を休んで参加してました。

 

大学の入学式は2022年4月1日です。卒業式と同じ記念館で開催されます。こちらは父兄の参加は許可されていません。まあ当然ですね。大学となると全体で約7,000人ほどの新入生がいるわけですから、高校の卒業式の約10倍です。その父兄まで参加を許可してしまうと高校での約700人の生徒+その父兄どころの人数ではなく、ざっくり2万人以上ほどの人数になってしまう可能性もありますので、入学式に参加できないのは仕方ないですね。

 

しかしそうなると私がこの日吉の校舎や記念館に来るのはもしかしたらこの日が最後になるかもしれません。実際前回来たのは高校の入学式です。まだ大学の卒業式はありますが、未来のことなのでどうなるか分からないです。そんな気持ちを持ちつつ、記念なので写真をとりまくりました。

 

あっという間の3年間でした。途中ではコロナのせいで部活も活動休止となりましたし、学校に行くこと自体にも制限がかかった時期もありました。日吉祭と呼ばれる文化祭も1年生のときしか開催されておらず2年、3年のときは中止、他にも体育祭や選択旅行などほとんどが中止になってしまいました。

 

もっと色々と思う存分やらせてあげたかったと思う気持ちもありますが、卒業式で友達に囲まれて楽しそうにしている姿を見ると、これはこれで良かったのかなとも思います。

 

このブログでも何度か書きましたが、息子は1年生の後期から成績が悪くなり2年のときは成績の悪さがピークを迎え留年の危機。それをなんとか回避して3年で奇跡の復活をとげ、希望する経済学部への進学が決まりました。

 

さてこの4月1日からは18歳以上が成人ということになりましたので成人にもなりました。そして4月からはいよいよ大学生です。銀杏並木の入り口を入ってすぐに左に曲がるとそこは大学のエリアになります。

 

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4年間は長いようで短いです。何か1つか2つ、これには力を入れるといったものを決めて真剣に取り組んでみるのが良いと思います。これだけ時間が自由に使えるのは大学を卒業すると当分ないと思います。社会に出ると友達付き合いも少しずつ減っていきそれぞれが結婚すると大幅に減ります。なので今は友達とも散々遊び尽くしたほうが良いです。もしかしたら将来の結婚相手とも出会うかもしれません。少しずつ社会に出る準備をしつつ、大学生活を思いっきり楽しんで欲しいものです。

 

最後まで読んで下さいましてありがとうございました。

 

では!

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慶應義塾高校から慶應義塾大学へ内部進学!学部が決まりました!

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photo by O-DAN

 

10万PV突破!

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

早いもので我が家の息子ももう高校卒業の時期となってしまいました。入学したのがつい先日のように思いますが、あれからもう3年も経ってしまっているのですね。

 

月日の経つのは本当に早い。

 

さて今回は息子の大学進学先の学部が決まりましたのでご報告したいと思います。

 

高校最後の成績はいかに!

 

つい先日高校最後の成績をもらってきました。

 

まずはその結果から。

 

これまでにも何度か息子の慶應義塾高校での成績についてブログでも書いてきました。

 

1年:6.80

2年:5.77

3年前期:6.00

 

と、ここまでが息子の途中経過です。

 

成績の付き方は各教科10段階で成績がつきます。各教科の平均が上記の数字となります。学期は通常は前期、後期の2回。前期の成績は前期のみの成績、後期の成績は前期と後期を含めた1年間の成績が出ます。

 

2年の時はコロナの影響で例外的に3回に分けて成績が出ました。そして大学の進学時に必要な成績は3年間の平均です。1年3割、2年3割、3年4割の割合となります。

 

3年後期の成績、つまり3年全体として成績はどうだったのか。

 

6.54!😍

 

めちゃくちゃ頑張りました。

息子にしては、ですが。

 

前期が6.00ですので、全体が6.54ということは3年後期だけ見ると7.07ということになります。前期と後期を足して÷2ということではなく、各教科に単位数が2か3か4のいずれかで割り振られてます。単位数の高い教科の成績が良いほうが全体の成績も上がるようになっています。

 

いずれにしても7台に乗せたのは3年間で初めてでした。全ての教科で10段階中の7.07をとったということと同じ意味です。実際には各教科バラつきがありましたが、それでも数学と体育はAをもらっていました。この2教科は安定です。

 

さあ、そしていよいよこの成績をもって大学での進学先の学部が決まります。

 

進学先の学部はいかに!

 

最終的にこのような成績になりました。

 

1年:6.80

2年:5.77

3年:6.54

 

3年間平均:6.39!

 

そして、進学先の学部は!

 

経済学部(タイプA:数学専攻)!

🎆🎆🎆㊗㊗㊗🎉🎉🎉

 

経済学部のタイプAに決まりました。

やりましたー!

息子の第1希望です!

Aは数学専攻、Bは社会専攻になります。

 

いや~、まずは良かった。

ホッとしました。

 

途中では色々ありましたが終わり良ければ全て良し。希望する学部へ進むことができて何よりです。

 

私も親として本当に安心しました。高校受験のときもそうでしたが、意外とやるときはやるやつです。もう少し追い詰められる前にやってくれると尚いいんですが。

 

息子の進学先学部の希望順位は下記の通りでした。

 

第1希望:経済学部タイプA

第2希望:経済学部タイプB

第3希望:商学部

第4希望:総合政策学部

第5希望:環境情報学部

第6希望:法学部政治学科

第7希望:法学部法律学科

第8希望:文学部

 

数学を使うところを優先的に考えていたようです。法は文系学部の一番人気ですが、数学を使わないのであまり希望していなかったようです。まあそれ以前に成績的にも全然届いてませんが。例年だと経済学部Aのほうで3年間の成績の最低ラインは6.2~6.3ぐらいと聞いてました。息子の3年前期までの成績だと6.17となり経済はギリギリ届かないと思っていたようでした。

 

第2希望の経済Bは過去の傾向を見ると経済Aよりも高い成績が必要になることが予想されてました。その為もう息子の中では次に希望している商学部へ進学するつもりだったようで春休みに入ってから急に簿記の勉強など始めてました。

 

ちなみに商学部は一般での受験の際には経済学部と同じようにAとBに分かれてますが、内部進学の場合は分かれてません。AかBかの選択はなく商学部は商学部となります。入学後も経済学部はAとBに分かれて授業がありますが、商学部は分かれてません。

 

公認会計士を目指す?

 

一般受験だと大学受験は1つの大きな関門です。目標を達成することができれば大きな達成感を得られるでしょう。そして大学入学後にその達成感から羽をパーッと伸ばしたくなる気持ちになるのは無理もありません。なんせ受験まで遊びたいのも我慢してめちゃくちゃ頑張ってきたわけですから。そして大学生活を楽しむためにサークルにも入りたいでしょうし、恋もしたいでしょう。

 

これらはあくまでも一般受験生に課せられるハードルが高く、それを突破するのが大変だからです。マラソンに例えると42.195キロ走り終わった瞬間の気持ちです。やっと終わったと思ったのに今からもう1回走れって言われても無理ですよね。

 

内部進学生はどうでしょうか。

 

成績が良い生徒から順に行きたい学部を選べるシステムなのでもちろん戦いはあります。しかし一般受験生のような壮絶な戦いというような類のものではありません(医学部志望の生徒さんなどは別かもしれませんが)。留年さえしなければ大学に進学できることは約束されているので、一般受験のように合格か不合格かという戦いではなく、どの学部に進むのかという戦いです。

 

その為、大学進学は関門ではなく通常の通過点という位置づけになります。文系の場合はキャンパスも変わらず1、2年の間は高校時代から慣れ親しんだ日吉キャンパスになります。3、4年が三田キャンパスです(文は1年のみ日吉、2、3、4年が三田)。生活が大きく変わることはなく、高校生活の延長としての日々が続いていくようなイメージです。

 

息子の場合は第1希望の経済に行けない可能性があるから、商学部に行って将来少しでも役に立つかもしれないと簿記の試験を受けると言い出しました。

 

商学部は経済学部より就職が弱いと思っているらしく、その為の武器を増やしたいということのようです。まだ大学に入学もしていないのに、その先に目が向いているのです。

 

大学受験がないから大学受験のための勉強をする必要がない。でも就職のためには強い武器を持っておく必要があるから準備をする。対策をとる。ステージが変わるので次の準備を始めたというだけのことです。

 

自分が希望していた学部に進めないというプライドの部分もあったかもしれません。友達や先輩に影響を受けている部分もあるようです。

 

就職の強い弱いについては、実際にはほんの僅かにそういう傾向もあるかもしれませんが、慶應の就職は他大に比べても遥かに強く、それは商学部だとしても同じことが言えると思います。はっきり言って商でも文でも慶應の就職は相当強いです。あくまでも同じ大学内で経済や法と商や文を比べるとほんの僅かに経済や法のほうが強いかもしれないぐらいの誤差程度のことで、基本的にはどの学部でも就職はめちゃくちゃ強いです。

 

ですが、内部進学の息子は少しでも強い経済に行けない場合は自分の中で感じるものがあったのか簿記の資格をとるという行動に出たのでした。

 

で、その後日商簿記3級の資格をとります。あっという間でした。勉強を始めてから1週間程度で試験があり、合格しました。まだ3級ですが。

 

そして息子の計画では独学で勉強して3~4ヶ月後には簿記2級を、その後は簿記1級は飛ばして公認会計士の資格を取る為の学校に通って出来れば大学2年の終わりまでに公認会計士の試験に合格したいとのことでした。

 

だから「簿記2級を取った後の学校のお金は頼む」と言われました。もし2年の終わりまでに取れなくても、遅くても3年の終わりまでに合格して就職の際の武器にしたいということでした。こんなことを自分で考えて行動するようになりました。

 

慶應義塾高校の一学年の生徒数は大体700人ちょっと。その中から法へは220人ぐらい、経済へは210人ぐらい、商へは100人ぐらいが進学します。内部進学の大多数はこの3学部へ進むわけです。そして慶應大学は司法試験合格者数、公認会計士合格者数は全大学中トップです。それぞれの合格者の内訳が内部進学組か一般受験組かの比率は分かりませんが、附属高校出身者のこういう環境も多少は関係があるのかもしれません。

 

こんなことを自分で考えて行動に移せるようになった息子を嬉しく思いつつ、「また金かかるのかよ…」とも思いつつ。

 

とは言え附属校の良いところってこういうところだと思います。多分友達の誰か、先輩の誰かに影響されてます。自分の将来についてしっかり考えられる優秀な先輩や友達が周りにいてくれることはとてもありがたいことです。必ず影響を受けると思います。

 

大学受験が無い分、大学受験の科目になっている教科については一般受験をくぐった生徒さんのほうが強いと思います。しかし、内部進学生は受験が無い分、考え方、行動の仕方が少し違ってくるように思います。

 

その後息子は、事前の予想に反して自分の希望していた経済学部への進学が決まったのでした。

 

で、

 

「公認会計士はどうすんだ?」

 

と聞いたところ

 

「経済だし、就職強いし資格とる必要あるかな~」

 

とのことでした。

 

もう「簿記2級を取った後の学校のお金は頼む」のときの熱量は無いように見えます。大学生活に一抹の不安を感じた瞬間でした。資格は後でゆっくり考えるそうです。

 

あとで考えたときに、商学部で公認会計士目指して頑張ったほうが良かったなんてことになるかもしれません。

 

希望していた経済に決まって油断して気持ちも緩んだ結果、4年間何も得ることなく卒業する、なんてパターンもあるかもしれません。

 

留年もするかもしれません。

 

経済学部の留年率は高いです。

 

同級生は猛者ばかり

 

おまけに一般受験で入学してくる生徒さん達はこんな高校の猛者たち↓。こんな猛者たちと同級生になるわけです。

 

大丈夫なんでしょうか。またもや不安です。高校のときもそうでしたが心配この上ないです。

 

2021年の経済学部への合格者ランキングです。

 

1位 浅野 39名

2位 開成 36名

3位 渋谷幕張 29名

4位 日比谷 28名

4位 攻玉社 28名

6位 聖光学院 27名

7位 駒場東邦 26名

8位 麻布 25名

9位 海城 21名

10位 栄光学園 19名

10位 西大和学園 19名

 

普通の公立高校⇒明大卒の私から見るとまさに天上界とも思えるような高校たちです。もちろん慶應が第一志望の生徒さんもいるとは思います。東大や一橋を目指し僅かに届かず、しかし慶應には合格する実力をもった生徒さんが周囲にたくさんいることになります。

 

さてさて。

 

どれもこれも息子の人生です。親としてはこれまででももう十分に楽しませてもらいました。

 

これからは心配しながらも余計な口出しはせずに見守りつつ、朱に交われば赤くなることを期待しつつ、もう少しだけ楽しませてもらおうかと思ってます。

 

私の中では、受験においては早慶の附属に中学か高校から入学するということがベストの解であると、これはもはや確信に変わりつつあります。早稲田に行くのか慶應に行くのかは好きずきです。

 

これだけ指定校推薦やAOが普及してくる中では一般での大学受験にはもはや意味を見出せなくなってきました。そこにかける中学高校での貴重で且つ膨大な時間、とてつもない勉強量は、得られる結果がそれに見合うのか疑問に思うようになりました。東大に行きたい場合はそのルートしかないと思いますが。

 

ま、この部分の考え方も人それぞれです。

 

慶應義塾高校はとても良い高校です!

 

さて、もうすぐ卒業式です。

 

慶應義塾高校は生徒一人につき2名まで出席させて頂けるようです。コロナ禍では本当にありがたいことです。1名までということであればきっと奥さんが行くことになります。保護者の出席が認められてない学校もあると思います。

 

日吉祭も息子が2年のときも3年のときも中止となり私は結局一度も見に行けませんでした。

 

1年のときに行っておけば良かった。

 

まだ先があると考えてはいけませんね。行けるときに行っておかないと後で後悔することになります。

 

校舎の横に新しく完成したホールがありますが卒業式はそこでやるようです。気になっていたので参加出来てとても嬉しいです。記念ですから写真をたくさん撮りたいと思ってます。

 

息子が慶應義塾高校で過ごせて良かった。

 

これが今率直に思うことです。本当に自由な学校でした。部活も途中コロナに邪魔されて活動が規制された時期もありましたが、最後までやり遂げました。部活でもクラスでも友達がたくさん出来たようです。大学での学部が同じ友達も何人もいるようです。大学に入って既に友達がたくさんいる、これも良い点だと思います。

 

以前ブログでも書いたことがありましたが、うちのような一般家庭出身で周りは皆お金持ちばかりで大丈夫かな?と心配もしてましたが全くの杞憂に終わったようです。春休みに入って簿記3級の資格をとり、今は部活の友達数名と運転免許をとりに行ってます。忙しく過ごしているようです。

 

今後は大学でどういう変化?進化?を遂げていくのか。はたまた退化するのか。新しい友達が出来てどのような化学反応を起こすのか。楽しみつつ見守っていきたいと思います。

 

最後まで読んで下さいましてありがとうございました。

 

では!

慶應義塾高校3年生、高校で成績をもらうのはあと2回!

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photo by O-DAN

高校で成績をもらうのはあと2回

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

さて久々に息子ネタとなります。

 

子供の成長は早い。

本当にあっという間です。

 

現在息子は慶應義塾高校で3年生になりました。

前期試験も終わり今は夏休み。

あと半年もすると卒業、いよいよ大学生になります。

 

高校に入学したのがついこの間にように思ってました。

本当にあっという間です。

 

息子のことでは、高校受験でのあれこれや、高校に入学してからのあれこれなどこれまでもブログに書いてきました。そして高校入学後の成績が1年生のときはそれなりだったものの、2年生になってから急降下をたどり、私にとっては悩みの種にもなっていました。今はなんとか3年まで進級し、あとは卒業を残すのみとなっています。

 

しかし油断すると3年生を2回やることになる可能性もまだあるのでまだまだ油断大敵です。

 

3年生前期試験の結果やいかに

さて、卒業できるかどうかにも関わってきますが、前期の成績はどうだったのか。全教科の評点平均はどうだったのか。

 

6.0(*_*)

 

でした。

 

とりあえず、2年生のときよりは少し上がりました。

2年の成績が5.77だったので、僅かに上昇です。

 

これぐらいだととりあえず留年の心配はないのかな。

まずは一安心ではあります。

 

内容はどうだったのか。

 

3年生になると教科数は10教科になりました。

2年生のときは12教科だったので2教科減りました。

 

評定平均がそれなりでも、1教科でもDをとると即留年という鬼のルールもあります。

どんなに他の教科の成績が良くても、たった1教科でもDをとるとアウトらしいです。

 

例によって数学と体育がA。

安定して良いこの2教科。

体育は分かります。

子供のころから運動三昧の日々でした。

数学もずっと安定して良いです。

私はそれを根拠に理系を勧めましたが、本人は文系を選びました。

 

あとBとCがそれぞれ4つずつ。

 

Cが4つ…( ̄▽ ̄;)

Dとったらヤバいって分かってるのかな。

 

ABCDそれぞれの中にもさらにランクがあります。

20段階評定で20が最上級となります。

 

A:16~20

B:12~15

C:8~11

D:7以下

 

Cをとった4つ。

10が2つ、11が2つです。

7以下がDなので、同じCでも8がつくとかなり危険な感じします。

10とか11だからまだ大丈夫なのかな…

2年のときに1回8のCをとった教科がありました。

本当にギリギリのスレスレでここまで来てます。

12からBなので、11の2つはBに上げろよってことです。

 

やはりまだまだ分からんですね。

最後まで油断は禁物です。

 

噂によるとDがついても評定平均が5.5を下回らなけば救済されることがあるとも聞いたことがあります。

 

この辺り実際のところは良く分かりません。

噂に振り回されるわけにもいきません。

 

とにかく。

 

  • 評定平均が5.5を下回らないこと。
  • Dが付かないこと。

 

留年しない為にはこの2点は大事です。

 

しかしいつの間にか基準が「留年しない為には」になってしまってますね(笑)

 

何学部に進みますか?

さてさて。

 

この成績によって、大学ではどの学部に進むのかが決まります。

実際には後期の成績まで含まれますので、もう1回ありますが。

 

1年:6.80

2年:5.77

3年前期:6.00

 

仮に3年後期も同じ成績をとったと仮定して、その場合どうなるか。

比率は1年3割、2年3割、3年4割です。

 

すると、3年間全体の評定平均は!

 

6.17(*_*)

 

となります。

 

例年の実績から予想すると、いくつか選択肢から外れる学部が出てきます。

参考までに過去5年間の内部進学実績です。

 

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選択肢から外れた学部はどこでしょうか。

 

医学部

3年間の成績平均が最低でも8.5以上とか聞いたことあります。

息子の場合この学部は1年の前期の成績で既に外れましたね(笑)

仮に成績がとれたとしても経済的に無理です。

 

法学部

法学部には政治学科と法律学科がありますが、政治学科のほうが人気があるようです。

7~7.5程度の成績が必要なようで、法学部も選択肢からは外れます。

 

経済学部

ここもギリギリ届かないと思います。

実績からすると最低でも6.2~6.4ぐらいが必要になるようです。

幅があるのは、最低ラインも毎年変わるからです。

経済学部は数学専攻と歴史専攻に分かれてます。

上記の最低ラインは数学専攻型のようです。

大学に進学した後のことですが、数学専攻型のほうが進級が厳しいようです。

そういう事が関係あるのか分かりませんが、歴史専攻のほうが人気が高く最低ラインも高くなっているようです。

歴史専攻のほうでは6.8~7ぐらい必要になるらしいです。

 

理工学部

理工学部は5つの学門から構成されています。

「学問」ではなく、「学門」です。

カテゴリーみたいな意味でしょうか。

5つの学門の中のいくつかには成績的には選択可能な範囲に入ります。

しかし3年生への進級時に理系を選択してないので選択肢から外れます。

理工学部に進みたいなら、3年進級時に理系を選択する必要があります。

文系と理系とでは3年次の授業内容に違いがあります。

理工学部への進学を希望する生徒さんは志が高めの生徒さんが多いイメージです。

 

そしてここからが選択可能だと思われる学部となります。

 

商学部、文学部、総合政策学部、環境情報学部、薬学部、看護学部。

 

さて、どの学部に進むのでしょうか。

後で後悔の無いようしっかり考えて決めてほしいものです。

そろそろ少しずつでも将来を考え始めなければなりません。

 

人生死ぬまで通過点、そして人生は自己満足

 

高校入学、大学入学、就職、結婚などなど。

 

どれもこれも人生の中でもかなり重要な一大イベントです。

しかしどの時点をとってもゴールではなく通過点です。

どのように向き合い、何を考え、何をしたか。

これが大事だと思います。

出来ることをなるべく増やしていかなければなりません。

生きていくための武器になります。

 

結局人生ゴールはなく、どの時点でも通過点。

息子に対してだけではなく、自分に置き換えてもそのように思います。

もう50近い歳ですが、今もまだ通過点だと感じるわけです。

人の役に立てているかどうかも歳とともに大事な基準になってくると思います。

 

ゴールは自分で決めてよく、ここがゴールだと思えばゴールです。

ゴールすればそこで終了しますので、ゴールした後は何をするんでしょうか。

 

お金を基準に考えれば、残りの人生で必要な分の資産を所有することで終了しても良いかもしれません。でも私の知っている範囲でもお金があるからと言って何もしないで悠々自適モードの人はいません。むしろ逆だったりします。お金持ちになっている人ほど活発に動き回ってる印象です。

 

悠々自適モードに入るのは、お金の有無ではなく身体の健康状態と関係しているように思います。身体が健康なうちは仕事でも趣味でも何でも能動的に動く。健康は本当に大事です。

 

となると結局生きている限りずっと通過点ということなるんじゃないかなと思います。

結局人生は自己満足ですね。

自分で良いと思えばそれで良いし、周りから見てどれだけ成功を収めていても自分で満足できていなければそれはやはりゴールではないわけです。

 

高校受験や大学受験は人生の中でもかなり重要な岐路になるのではないでしょうか。

息子は内部進学ですから大学受験はありませんが、同じことが言えます。

 

どの学部に進むかは自分で真剣に考えて自分で決める。

そしてベストを尽くす。

言葉にすると一言ですが、ベストを尽くすのは簡単ではないです。

目標が高ければ高いほど高いレベルの努力を継続する必要があります。

結果が伴えばそれに越したことはないです。

仮に結果が伴わなかったとしても所詮通過点。

 

結果も大事ですが、それよりもまずはベストを尽くすことがいかに大事か。

ベストを尽くしておきさえすれば後で後悔はしないと思います。

これは、言うは易し行うは難しです。

でもだからこそ意味があります。

 

結局人生は自己満足ですから。

自分の人生は自分で切り開かんといかんですね。

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

では!

慶應大学SFCの総合政策学部・環境情報学部ってどんな学部?

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 慶應義塾大学SFCの総合政策学部と環境情報学部について調べてみた

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

前回記事にもしましたが息子も何とか留年を回避し、無事に3年生に進級できました。とりあえず今はほっとしております。

 

3年生になると次はいよいよ大学になりますので、どの学部に進学するのかを決めていかなければなりません。

 

息子は理系コースか文系コースかで悩んだ末に文系コースを選びました。そうなると選択できる学部は法学部、経済学部、商学部、文学部、SFCの2学部、となります。

 

それぞれの学部に進学できる枠(人数)が決まってますので、希望さえすれば進めるということではなく、成績を取らなければなりません。

 

成績の良い順に希望学部を選んでいくわけです。で、枠が埋まればその学部は終了となり、まだ枠が残っている学部の中から選択することになります。

 

いずれにしても来年の春にはこの中のどこかの学部へ進むことになります(留年しなければ)。

 

そこで今回は慶應大学の中でも特に異彩を放つSFCについて調べてみました。

 

法学部、経済学部、商学部、文学部はどのような勉強をするのか大体イメージはつくのですが、SFCだけは良く分かりません。

 

私も以前からこの学部に興味はありました。でも実際には何をしている学部なのかよく分からない学部だというのが実感でした。

 

私の友人のお子さんも現在進行形で通われていますが、友人にどういう内容なのか聞いたこともありましたが、イマイチよく分かりませんでした。

 

理系なのか文系なのか、具体的にどういうことを学ぶ学部なのか、などなど調べてみました。

 

概要

 

名称:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)

 

www.sfc.keio.ac.jp

 

住所:〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322

 

アクセス:

①小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーライン「湘南台」駅下車

 西口よりバス「慶応大学」行き約15分「慶応大学本館前」下車

 

②JR東海道線「辻堂」駅下車

 北口よりバス「慶応大学」行き約21分「慶応大学本館前」下車

 

最寄り駅は「湘南台」又は「辻堂」、どちらの駅からもさらにバス利用となり結構通いづらいイメージはあります。

 

これも相鉄いずみ野線延伸計画によって2030年(予定)にはSFCの間近に新駅が誕生する予定ですので、これにより解決される見込みですがこれは後の章で。

 

またSFCには慶應附属の中学生や高校生もいますので、バス利用の生徒さんが多すぎるせいか2両連結のバスがあるようです。私は2両連結のバスというものを見たことありませんので一度見てみたいです。

 

さらに車で通う生徒さんもいるようです。

 

車で通学する生徒さんの為に、保守管理室(湘南コミュニティー)のほうでキャンパス周辺の7つの駐車場と契約を行っており、それぞれ6ヶ月間の契約で使用可能となります。

 

教室までの移動のしやすさなどにより料金が分かれているようです。だいたい相場は15,000円から20,000円ぐらいとのこと。

 

総合政策学部・情報環境学部 両学部の内容について

 

さて問題はここからです。

問題といいますか、一番興味のあるところです。

 

まず総合政策学部と環境情報学部の違いは何か。

 

両学部の特徴などを箇条書きにします。

 

  • 両学部とも一般入試の倍率高め。
  • 総合政策学部:2019年8.5倍、2020年8.4倍。
  • 環境情報学部:2019年10.1倍、2020年9.4倍。
  • 総合政策は理系寄りの文系、環境情報は文系寄りの理系という位置づけ。
  • 入試に関しては両学部とも、英語+小論文、数学+小論文、情報+小論文、英語+数学+小論文のいずれかを選択。英語+小論文のような文系科目で入学しても建築やバイオテクノロジー、医療などのガッツリ理系の授業も選択可能。
  • 両学部ともに卒業までに必要な単位は124単位。
  • 両学部の履修科目の違いはそれぞれの学部の必修科目である1科目のみ。環境情報学部は環境情報学、総合政策学部は総合政策学の単位取得は必須。その上で、環境情報の学生が総合政策学を取ることも可能。その逆も然り。そうなると両学部の違いはほぼ「無い」。
  • プログラミング、言語、体育、数学(データサイエンス)は必修。体育での留年者は毎年一定数発生する。
  • 何となくの棲み分けとして、技術系の研究室には環境情報の学生が多く、法律や国際などの文系テーマには総合政策の学生が多めに分布している傾向。
  • 文理問わず様々な授業の選択が可能。
  • 所謂「楽単」は4年間で取り切れないほどある。ただ卒業したいだけなら楽単を組み合わせることで卒業は可能。
  • 1年生から研究会(ゼミ)に入れる。ゼミの掛け持ちも可能(他大学では一般的にゼミは3年生から)。但し人気ゼミは抽選もある。
  • 分野を横断できる。
  • 自分の興味のある分野のゼミが高い確率である。
  • 英語だけで教える授業がある(GIGA)。
  • 浅く広くもOK、深く狭くもOK。

 

その他の特徴

 

  • キャンパスがきれい。
  • 緑が多い。
  • 校舎の名前が覚えづらい(アルファ館、イオタ館、シグマ館、オミクロン館、オメガ館、エプシロン館など)。
  • お昼休みがないので、授業を聞きながらの飲食が許可されている。
  • 有名人多数。
  • 特定分野に秀でた人多数。
  • 起業家多数。
  • 帰国子女又は留学経験者がほとんど。
  • 海外留学生多数、国際色豊か。
  • 館内全域にインターネット環境あり。
  • 学生の使用しているPCはほぼ全員Mac。
  • メディアセンター充実ぶりがすごい(下記4点、誰でも使用可)。
  1. データベースが充実
  2. 3Dプリンタ、UVプリンタ、レーザーカッターなど
  3. 4K対応・ビデオカメラ、一眼レフカメラなど貸し出し
  4. 音楽制作エリア、映像編集エリア、音響・撮影スタジオあり

 

調べた限り上記のような特徴があります。

 

一般的な大学とは違う授業内容、履修の仕組み、学生の多様さなどがうかがえます。

 

施設もすごいですね。

 

とても面白そうです。

 

私が受験生であれば間違いなく真剣に検討する学校だと思います。明大卒の私が受かるかどうかはもちろん別の話ですが、でももし高校3年生に戻れるならチャレンジしてみたいと思える大学ですね。

 

内部進学生の進学率

 

さて内部進学生の進学実績を調べてみたいと思います。

 

慶應大学附属の高校は以下の5校。

 

  • 慶應義塾高校
  • 慶應義塾女子高等学校
  • 慶應義塾志木高等学校
  • 慶應義塾湘南藤沢高等部
  • 慶應義塾ニューヨーク学院

 

この中からニューヨーク学院を除く4校からのSFCへの進学実績を確認します。ニューヨーク学院はホームページに進路が記載されていませんでしたので、ニューヨーク学院からの進学者数については確認できませんでした。

 

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慶應附属高校からSFCへの内部進学状況



各校からの進学率にはばらつきはあるもののやはり上昇傾向にあるように見えます。

特に2019年度、2020年度にかけて進学率が上昇しています。

 

湘南藤沢高等部は元々同じ場所なのでアクセスについての抵抗感はなく、キャンパスにも慣れているので選択しやすいように思います。

 

それにしても、2016年度の11.76%から2019年度には21.25%、2020年度も19.48%と約2倍に伸び、全体の2割程度の生徒がSFCへ進学、明らかに上昇していると言えます。

 

慶應女子は直近の1年間分しか分かりませんでしたので複数年の推移としては分からないのですが、2020年度で学年全体の約8%がSFCへ進学しています。決して少なくない数字だと思います。

 

塾高からも2019年度、2020年度はやはり増えています。2018年度は2.94%ですが、2019年度は9.16%へ上昇しています。

 

塾高の卒業者数は例年約700人前後ですが、2019年度は卒業者数が800人を超えております。2019年度の人数上昇にはもしかしたらその影響があったのかもしれません。しかし2020年度も6.97%と大きく下がることなく推移しており、また2019年度は湘南藤沢高等部や志木高からも増えていることなどから、やはり上昇傾向にあると見てよいかと思います。

 

志木高からSFCへの進学率は各附属校の中で一番低いです。志木高は埼玉にある学校なので、やはりアクセスが問題になるように思います。それでも2019年度、2020年度と少しずつ増えております。

 

以上のことから、内部進学生のSFCへの進学率は上昇傾向と言えると思います。

 

相鉄いずみ野線延伸計画について

 

相鉄いずみ野線の延伸計画があります。

 

現状では冒頭の概要欄に記載しましたとおり湘南台駅又は辻堂駅が最寄り駅となっており、それぞれの駅からさらにバスを利用する必要があります。

 

延伸計画では湘南台からSFCの中間ぐらいの地点に1つ目の駅が出来、2つ目の駅としてSFCの目の前に新駅が出来る予定です。

 

東急線の日吉駅へ直通となり、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスと日吉キャンパス、さらに東急目黒線に接続する都営三田線の三田駅にある三田キャンパスの3つが1本の線路で結ばれることが予想されます。

 

現在SFCから日吉までは約1時間半。

SFC新駅が開通すれば、それが約40分程度まで大幅に短縮されます。

 

完成すれば慶應大学の3キャンパスがひとつの線路でつながるということになり、まさに“慶應線”と呼ぶに相応しいと言われています。

 

2030年開通の予定です。

 

この相鉄延伸計画を強力に推進していた一人が前神奈川県知事の松沢成文さんです。中等部から慶應に入学し、慶應義塾高校から法学部政治学科へと進んでいます。 

 

また同時期に相鉄ホールディングスの社長を務め本計画を推進していたのは現在の会長である林栄一さんです。この方もまた慶應大学法学部卒となります。

 

慶應OBの繋がりは強力です。

まさに社中協力の精神ですね!

 

まとめ

 

今回調べてみてなんとなくですがイメージが湧いてきました。

 

私が調べた限りですが、ほとんど悪い点は無いように思えます。

 

あえて言うならアクセスは良いとは言えないので、上記の通り相鉄いずみ野線が延伸されるまでは通学が少し大変かなという気はします。

 

自分が学生の頃を振り返ってみると大学で何をやりたいとか将来何をやりたいとか全然決まってなかったと思います。まだ進みたい学部が決まってない方や1つの学部に固定したくないような方にはとても向いていると思います。

 

また、やりたいことは決まっていても既存の学部に当てはまる学部がないように人も向いていると思います。

 

さらに必修科目が少ないことや、履修が自由に組める仕組みなどは途中で学びたい分野が変わってしまったようなケースにも十分対応可能のように思います。

 

総じて学び方がとにかく自由。

 

その自由で柔軟な仕組みや発想が起業家などを多く輩出する理由の1つでもあるのではないでしょうか。

 

例えばとりあえず入学してからやりたい事を探すことも出来るし、やりたい事が決まればそれがどんな分野であっても高い確率でそのゼミがあって、とことん突き詰めることも出来る。

 

それでもし途中でやりたいことが変わってもまたそれにも対応できる、という誰のどんな考えにも対応可能なスーパー自由でユーティリティ性の高い学部であるという印象を受けました。

 

あえて逆の見方をすれば、あまりに自由過ぎるがゆえに楽単のみで卒業してしまうようなことも出来てしまうので、そうなると専門性が身に付かず卒業した後に何も残らなかったなんてことにもなってしまうかもしれません。

 

しかし、ある程度は自分で自分の方向性を決めていくことは必要だと思います。

これはどの学部に進んでも一緒です。

 

その前提で考えるのであれば、SFCの2学部は十分に魅力的で自分の可能性を広げられる選択肢と言えるのではないかと思います。

 

もしSFCに行きたいという方は総合政策、環境情報の両学部とも受験してみるのが良いのではないでしょうか。

 

実際に両方受けて片方だけ受かったという方もいます。 入学後は上記の通りどちらの学部から入っても学部間の垣根はなく、自分で自由に好きな事を学ぶことが出来ますのでSFCで学びたい方は是非両学部受験を検討してみて下さい。

 

では!

慶應義塾高校3年へ無事進級!留年回避!

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photo by O-DAN

 無事進級!新3年スタート!

 

こんにちは。

 

4月に入りました。

昨年に続き今年も桜をゆっくり見ることは出来ずとても残念でした。

まあ仕方ないですね。

 

コロナは依然猛威を振るってますが、昨年と違うところはスポーツです。

昨年は色々な大会が中止や延期を余儀なくされていましたが、今年は野球やJリーグなど概ね予定通りに開催されていて何よりです。

 

うちの息子くんも部活頑張ってます。

緊急事態宣言が解除されたのと同時に部活も再開し、4月からは学校も再開しました。

 

そして肝心の成績のほうはどうなったのか。

 

結果。

 

5.77(◎_◎;)

 

でした。

 

一年間の全教科10段階の平均が5.77ということです。

 

学年平均は6.8ぐらいだそうです。

 

これは相当マズい成績ではありますが、とりあえず無事進級しました!

 

何とか進級することができました。

 

大学ならまだしも、高校の進級ぐらいで喜んでいるのもどうなの?ってところですが我が家にとっては一大事です。

 

慶應義塾高校って進級に関しては日本中の高校の中でもかなり厳しいほうなんじゃないでしょうか。

 

一学年の人数が約700人。

その中で留年する生徒さんが毎年20人~30人とか。

 

多いときは40人とかって話も聞きます。

 

公立高校ではそんなことまず有り得ませんよね。

 

普段の学校生活は自由そのもの。

全くといっていいほど生徒を縛る規則らしいものは何もないような学校ではありますが、進級の基準についてはドライに割り切っている印象です。自由を履き違えるなってことなんだと思います。

 

やることはやれ、と。

 

息子は公立の中学校時代は内申も取れませんでしたが、入学試験一発勝負のこの学校から合格を頂きました。

 

人が人を評価するような、多分に主観が入ってしまうような評価方法で成績を取るのが滅法苦手なうちの息子のようなタイプは、慶應の成績の付け方はとても平等に感じ、息子の性格には合っていると思いました。

 

ということは今成績がとれていないのはあくまでも息子の努力不足、怠慢が原因なんですね。

 

この今の状況については息子もよく理解しているようです。

こういうことも分かりやすく理解できるのでとても良いです。

 

慶應高校に入る前には色々とこの学校について調べました。

 

大学附属なので皆全然勉強しないとか、授業も全然聞いてないとか、動物園のようだとか、色んな情報、どちらかというとダラダラしているような感じの情報をよく聞きました。

 

実際に息子が入学してから約2年経過した今の感想はどうか。

 

確かに普段の生活では、部活ばかりで勉強のほうはやや疎かになっている感はあります。

部活動がメチャクチャ活発ですね。

ただ、ほとんどの生徒さんは定期試験が近付くにつれ皆気持ちを試験モードに切り替え、きちんと準備を行い、対策をとって臨んでいるように思えます。

ちゃんとメリハリつけてます。

 

うちの息子は別ですが(*_*)

 

息子のようにメリハリつけられないタイプも一定数はいるようです。そういう子たちはテスト対策もせずにテストに臨んでしまうので

当然点数は悪くなります。

 

前半で書いた通りテストの点数で成績が付き、その成績によってドライに進級か留年かが決まりますので、そのまま放っておくとマズいことになります。

 

とは言え、なんてシンプルでフェアな仕組みなんでしょうか。

 

多分この先の人生を生きていく中で、これほど公平に評価されるときは無いのではないかとさえ思えるほどシンプルでフェアな仕組みです。

 

「努力すれば必ず成果がついてくる仕組み」と言えるのではないかと思います。

 

成績の付き方

 

あらためてざっくりと成績の付き方を説明します。

 

成績は1年ごとにそれぞれの科目につき20段階で評価でつきます。

 

昨年度はコロナでほぼ学校には行けませんでした。

 

そのせいで通常では年間で前期と後期の2回成績が出るわけですが、試験範囲を細かく絞ったようで昨年度に限っては1、2、3学期と3回成績が出ました。

 

16以上でA、12〜15でB、8〜11でC、7以下でD、がつきます。

 

2年生では12教科あります。

 

当然Aが一番良いわけです。

1教科でもDが付くと留年決定となります。

 

その20段階で付けた成績を10段階に直します。

 

ではなぜ最初20段階で評価するのか。

これはよく分かりません…

 

各教科の成績を10段階へ直し、その平均を取ったものがその年の最終成績になります。

平均はざっくり6.8ぐらいと聞いてます。

 

これは学年によっても違うので常に一定ではない前提となります。

 

評定平均で5.5以下でも留年すると聞いたことがありますが、こちらは事実かどうか不明です。

 

息子くん、5.77ですから。

かなり危険水域です。

なんで1年のときは学年平均ぐらいの6.8をとっておきながらこんなんなってるんだろ。

平均で1以上下がるってなかなかだよな。

 

慶應義塾高校から慶應義塾大学への進学実績

 

3年になりましたので、そろそろ自分の進学する学部を視野に入れなければなりません。

 

高校から大学への内部進学の状況を調べてみました。

 

ソースは慶應義塾高校HPになります。

慶應義塾高校から慶應義塾大学への過去5年分の進学実績です。

2020年度というのは2021年3月卒業生です。

 

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※ 理工学部は、2019年度から学門Ⅰ~ⅤからA~Eに再編されています。

 

各部への進学を率で表すと以下のようになります。単位はパーセント%です。

 

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人数はその年によって母数(卒業者数)が違いますので、それに伴って各学部への進学者の人数も変わります。

 

その為、進学率を出してみました。

 

その中からさらに2020年度のみ抽出してみます。

 

文:2.73%

経済(A、B、PEARL):28.69%

法(政治、法律):30.6%

商:12.98%

医:3.01%

理工(A~E):13.66%

SFC(総合政策、環境情報):6.97%

看護・薬学:0.5%

 

文系の各学部は毎年多少の上下はあるものの大体同じような割合で推移しているようです。

 

学年の3割が法学部へ、3割弱が経済学部へ進みます。この2つの学部で約6割。

 

商学部が13%程度、理工学部も13%ちょっといます。

 

文学部は人気がないようですね。

 

少し気になったのは理工学部への進学率が毎年ほんの僅かずつではありますが増えている点。

 

5年前から順に

 

11.2%→10.3%→12.2%→13.49%→13.66%

 

となってます。

近年やはり理工系人気ですので、その傾向が出ているような気もします。

 

SFCも進学率が変化しているように感じます。

 

4.7%→4.64%→2.94%→9.16%→6.97%

 

この辺りは今後ももう少し調べていきたいと思います。

 

学部選択について

 さて3年になりましたので、上記を踏まえ大学での学部をどうするかを決めなければなりません。

 

希望する学部に進学できるかどうかは成績次第になります。

 

息子の成績はどうか。

これまでの成績を纏めると下記の通りとなります。

 

1年:6.80

 

2年:5.77

 

2年までの平均:6.285

 

2年生のうちに理系か文系かを選択します。

理系コースを選択すると3年の授業に化学や物理、数3が入ります。

 

息子は数学の成績は良いです。

Aが付いているのは数学と体育だけです。

 

理系にするか文系にするか散々悩んだようですが、最終的には文系コースにしたようです。

 

文系で数学を使う経済学部か商学部かSFCを考えているようです。

 

自分でちゃんと考えて決めたのであればそれで良いです。

 

希望の学部へ進むには3年生での成績が重要になりますので、あとはそれに向けて頑張るだけです。

 

では!

慶應義塾高校2年、留年の危機!

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photo by O-DAN

成績が悪い!

さて、久々に息子ネタです。

 

現在息子は高校2年生。

 

学校生活はとても楽しそうです。

 

学校再開後は部活も頑張ってますし、友達ともたくさん遊んでます。とても充実した学校生活を送っているようで、親としても嬉しい限り。

 

が、しかし!

 

もはや見過ごすことは出来ないレベルになってしまった大きな問題が1つ!

 

非常に成績が悪い(◎_◎;)

 

先日2年2学期の成績が出ました。

非常にマズい状況になっております。

 

慶應義塾高校は通常は前期、後期の2期制です。しかし今年度はコロナの影響もあってしばらくの間学校へ行くことが出来ない期間があった為、今年度に限り変則的に3期制となりました。

 

各期の期間がとても短期間になってます。例年であれば1年間で前期と後期の2回の成績が出ますが、今年度は3回出ます。

 

そして先日その2回目の成績が出ました。

 

驚愕の成績です(*_*;

 

な、な、なんと。

 

5.93?。。。(☉。☉)!

 

2学期は1学期と合わせた成績が出ます。

2学期だけで見ると6.1ぐらい。

 

つまり、実はその前の1学期の成績がさらに驚愕の5.75と、それは本当に相当悪かったのです。

 

「取り戻すから大丈夫。1年のときも後半ちゃんととったし( ̄▽ ̄)✨」

 

と息子の頼もしい言葉。

 

息子の言葉を信じたのですが。

 

こ、これは。。。

一体どういうことかな、息子くん?

 

確かに1年のときは後期で取り戻してました。

 

前期は6.3ぐらいだったのですが、後期に頑張って7.3。

 

1年間の総合成績としては6.8。

 

各教科10段階での評価になります。

その平均が1年間で6.8ということです。

 

この成績だとざっくり学年で真ん中ぐらいの成績です。息子のいる2年生も学年で大体700人程度の生徒がいますが、その中で大体真ん中ぐらい。

 

この成績を良しとするか悪しとするかは個人の主観。父親ポジションからの認定では真ん中とっていればOKです。

あとは本人次第。

 

大学の学部選択は?

これぐらいの成績をとっているとどの学部に進めるのか。

 

前年までの内部進学実績に照らし合わせてみると医学部進学者の最低ラインが8.7、法学部政治学科の最低ラインは7.4ということでこの2学部は既にアウトです。

 

ちなみにこの最低ラインの数字は3年間の平均成績です。

 

成績は1年3割、2年3割、3年4割(だったかな?)の3年間トータルで見られます。

 

もう既に高校生活の半分を終えました。

これまでのところ、成績はこんな感じ↓。

 

1年:前期6.3、後期7.3=6.8

2年:1学期5.75、2学期6.1、3学期?=5.93(2学期時点)

2年2学期までの平均:6.36

 

現状はこうなります↑。

 

これぐらいの成績だと経済、商、文、理工、SFCの2学部(環境情報、総合政策)、薬学から選択することになります。

 

法学部法律学科の最低ラインは6.8なので、1年生のときの成績でギリギリです。

2年まで含めるとアウト。

 

経済の最低ラインも6.2。

 

しかもこの最低ラインは毎年多少変動します。今後の成績如何によっては経済も赤に近い黄色信号。

 

いずれにしても高校生活の残り半分を、相当勉強で頑張らないといけない状況になりました。

 

まさか留年?

5.93という成績がどのぐらいヤバイか。

 

5.9ぐらいだと学年で下から50番目~100番目ぐらいに入るレベル。約700人いるので、600位~650位ぐらいということです。

 

順位に関しては正確な順位は出ませんが、大まかな分布の中で自分がどのあたりの位置にいるかは分かるようになってます。

 

1年のときは真ん中ぐらいの成績をとっていたのでまだ良かったものの、2年単独で見るとこれは「留年」という二文字がチラつくレベル。

 

おいおい、息子くん。

やってくれたな。

留年してももうお金ないよ?

ヤバいですよ、これは。

 

「コロナのせいでずっと学校無かったからちょっと気が緩んじゃったんだよね~、てへ🤗」

 

と息子。

 

そんなんで済むか。

てへ🤗、じゃねーよこのバカちんがぁ!

こういうときだけコロナのせいにするな。

取り戻すから大丈夫って言ってたくせに。

 

学校が再開してから、部活は頑張ってるのですが。

 

運動重視にしすぎたかな。。。

 

息子の高校入学以来、すっかり鳴りを潜めていた母親の狂気。

 

しかし2回連続の不甲斐ない成績に業を煮やし蘇る母親の狂気。

 

もう父の手には負えません。。。

息子、頑張れ。

 

そういえばマンガの「2月の勝者」。

1巻のカバーの袖の部分にある名言。 

 

君たちが合格できたのは、父親の「経済力」。そして母親の「狂気」。

 

これを見て息子と二人。

 

私「お、うちと一緒じゃん(笑)」

 

息子「お父さん経済力ないじゃんか。母親の狂気は合ってるけど(笑)」

 

などと楽しく談笑していたのも今となっては懐かしい思い出。

 

息子よ、無事を祈る。

 

現状を打破するのは結局自分次第。

自分の進路なので、ちゃんと向き合わなければなりません。

 

勉強のほうは、私から見れば明らかに量の不足。

 

部活も手を抜くことなく、定期試験の準備もちゃんとやる。

これは意外と簡単ではないことは分かります。

 

限られた時間の中で、量を増やすためには自由時間を削っていくしかない。どこまで削ることが出来るかは、スマホやタブレットやテレビやSNSやその他諸々の誘惑との戦い。

 

難しいとは思います。

 

以前こんな記事を書きました。

息子の進路、大学の学部選びについてです。

 

 

www.kotenoblog.com

 

 

私はもう息子に余計な口出しをするつもりはありません。

 

一言、これだけ言いたい。

 

「行ける学部に行くのではなく、行きたい学部へ行け」 

 

その学部が他学部に比べて、人気が無かろうが偏差値が低かろうが構いません。

自分の行きたい学部に進むのがベスト。

 

これは本当にそう思います。

 

でも成績的にこの学部しか行けないからこの学部に行くというのでは、ちょっともったいないです。

 

この場合あとで後悔する可能性もあります。

 

しかしそれも本人の人生。

 

息子は附属校だから大学受験はないけど、2年の3学期と3年の成績は自分の進路(学部選択)がかかる、大袈裟に言えば人生がかかる、気持ち的にはまさに受験モード。

 

本気でやらないと。

まさに背水の陣。

退路を断って臨めるか。

 

しかし全て自分次第。

もう私は口は出しません(母親は出すと思うけど)。

 

頑張れ、息子!

 

そして世間ではすっかり受験シーズンに突入。

もうあっという間に残すは1ヶ月。

今が精神的にも一番しんどい時だと思います。

2年前の今頃を思い返すと今でも少し気持ちがピリつきます。

世の中の受験生の皆様、是非とも頑張って下さい!

 

では!

慶應義塾高校から慶應大学へ内部進学!学部選択はどうする?

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photo by O-DAN

慶應義塾高校から慶應大学へ内部進学!学部選択はどうする?

今回は慶應義塾高校から慶應義塾大学へ内部進学する際の学部選択についてです。

 

息子ですが、今年はコロナの影響もあり約3ヶ月程度学校に行くことが出来ませんでした。7月のあたりから再開し前期のテストも終了、今は夏休みに突入しています。

 

ついこの間高校に入学したばかりと思っていましたが、あっという間に2年も半ば、高校生活の約半分が終了しようとしています。

 

2年も後半に差し掛かってくるとやはり少しずつ気になってくるのが大学進学の際の学部選択についてです。

 

親から見れば子供の高校の3年間なんてあっという間です。

中学のときもそうでした。

 

自分が中学の頃、高校の頃には時間がもっとゆったりと流れていたような気がします。なので息子の時間も今はゆったりと流れているものと思われ、今はまだ何も考えてないのかもしれません。

 

しかし親にとっては1年後2年後のことなんて、ほんのすぐ先のことのように思えるので息子のようにでーんと構えてはいられず少し調べてみることにしました。

 

まず下記の表は慶應義塾高校から慶應義塾大学のどの学部へ進学したのかが分かる進学実績です。

 

HPからの抜粋です。

見やすいように4年分まとめてみました。

 

 

慶應義塾高校から慶應大学への過去4年間の進学実績

 

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慶應義塾高校から慶應大学への過去4年間の進学実績

 

これを見て気になったところ。

 

  • 卒業者数が2016年度~2018年度は680人~700人ぐらいなのに、2019年度だけ100人以上多い。
  • その結果かどうか分からないが、2016~2018の3年間は多少の差は有れども各学部ごとの進学者の人数が大体同じぐらいで推移。
  • 2019年度はSFCの2学部の人気急上昇(人気が継続するのか一時的なものなのか)。
  • 理工学部は2019年度から学門制が変更になっているので、2018年度までの推移と2019年度は全く別。
  • 塾高は男子校のせいか、看護、薬学に進む生徒は極めて少ない。
  • 医学部は例年20人+α(選ばれし者たちの集う世界)。

 

塾高では3年間の成績の良い順に好きな学部を選択することが出来ます。

塾高生達の各学部の人気はどうなっているか。

 

理系より文系学部の人気が高いようです。

 

聞くところによると大体ですが、下記のような人気順になっているようです。

 

1 法学部政治学科

2 法学部法律学科

3 経済学部

4 商学部

5 文学部と理工とSFCが同じぐらい

--------------

別枠:医学部、看護学部、薬学部、経済PEARL

 

大体上記のような感じになっているようです。

あくまでも大体です。

正確にリサーチした結果がある訳ではないですので。

 

息子ともたまに進路について話をするときがあります。

聞く限りまだ真剣には考えてません。

フラフラしてます。

 

私「大学の学部はどうするんだ?」

 

息子「経済か商かな~、文もありかな~」

 

なんて適当なこと言ってます。

 

またある時には

 

息子「経済は女子が少ないみたいだから、商か文かな~」

 

なんて適当なこと言ってました。

 

私「お前な~。。。 大学って小学校とか中学校のときみたいに30人~40人ぐらいが1クラスで、いつも決まったクラスメイト、決まった席で毎日過ごすわけじゃないんだぞ?どでかい教室みたいなところで、席も決まってなくて、同じ授業とってる人が毎回集まるけど、席とか決まってないから近くの席の子たちと勝手に仲良くなるみたいなのはないんだぞ?お前がやたらと積極的に声でも掛けない限り、女子の友達が自然と増えてくなんてのは基本無い。だから学部に女子が多い少ないはあまり関係ないと思うぞ。分かってんのか?」

 

息子「え?そうなの?じゃあ彼女できないじゃん」

 

との回答。

何も分かってない様子。

そもそも学部選びの話しているのに、彼女作りの話になってる。

 

私「彼女とか欲しいなら、それはどっちか言えばサークルとかそっちのほうだろ。そっちは毎回同じメンバーで何等かの活動をしていくわけだから接点も多いだろうし自然と仲良くなる機会は多いだろ。飲み会とかもあるだろうから、そりゃ気が合えば付き合ったりもするだろうよ」

 

息子「そっか。じゃあ経済でもいっか」

 

話が脱線したかと思いきや、ちゃんと戻ってきた。

 

でもその決め方ダメだろ。

そんなんじゃ女子に振り回される人生になるぞ。

 

やりたい仕事が決まっていればやりたい仕事を考慮してそれに合う学部を選ぶのが良いとは思います。しかし1年半後に迫った大学の学部選びでさえこの有様ですから、さらに先のやりたい仕事など決まっていよう筈もなく、その場合は少なくとも興味のある学問、学部、学科を選ぶ必要があると思います。

 

この勉強は面白うそうだな!

そう思える感覚は大事かなと。

 

授業を受けていて楽しいと思える、前向きに考えることが出来る学部選択が大事だと思うわけです。

 

ここは友達に流されてはいけないところ。

 

「友達が経済にいくからおれも経済でいっか、他に特にやりたいこともないしな~」

 

みたいなのはダメです。

 

自分の進路ですからしっかりと自分の意志で決めなければなりません。

それが人気のない学部でもいいし、偏差値が他学部より低くてもいいんです。

そして自分の決めた進路に友達が乗っかってくる分には問題ありません。

 

私のほうでも今色々と調べてみました。

まだ途中ですが。

 

法学部政治学科が一番人気があるようです。

略して「ほうせい」と呼ばれています。

 

政治学科は単位取得が他学部に比べて比較的楽だという噂です。その上私大文系では最高位に位置しており、就職の強さも抜群ですから人気があるのも頷けます。

 

2番手としては法学部法律学科、略して「ほうほう」。

 

こちらは政治学科に比べると単位取得は楽ではないようですが、司法試験合格者数は東大、早稲田、中央を抑え1位に輝く実績を誇っており、目的意識を明確に持った生徒さんが多いのではないかと思います。

 

ちなみに私も慶應ではないですが、明大の「ほうほう」卒です。

当時極端な偏差値至上主義がまかり通っていた時代でもありました。

 

法学部ですから当然ですが授業内容はほぼ法律です。

 

でも当時の私は法律に関わる仕事に進もうというような考えは希薄でしたので、それほど興味も湧かなかったですし、面白いと感じたこともなかったように思います。

 

私は一般受験でしたが、商学部も受かっていました。後になってから考えたことですが、今の仕事にどちらが役に立つかと言えば間違いなく商学部のほうです。

 

大学生活は楽しかったですが、法学部での生活はただ淡々と授業をこなす日々。

 

やはり学部については一度しっかりと考える必要があります。

 

あとになって「なぜ法学部を選んだか」と自問自答することがありましたが、答えは「偏差値が高かったから」となってしまいます。

 

当時偏差値で法と商では3ポイントぐらい差があったと思います。

 

でもそれだけです。

そこになんの意味があるのか。

 

大学の学部は偏差値で選んではいけないということを私は身をもって痛感している訳です。今では当たり前の考え方なのでそんな選び方をする人は少ないと思いますが。

 

息子には私の学部選びの話を何度かしていましたので、息子の選択肢から法学部が消えてしまったようです。

 

親の言うことはそれなりに子供に影響しますので気を付けなければなりません。

 

私「お父さんは法律にあまり興味なかったから商学部に行けば良かったかもと思うこともあるけど、お前が興味あるかどうかは別だからな?お前は法律にちょっとでも興味あるなら選択肢に入れておけよ?」

 

息子「全く興味無い!」(きっぱり)

 

これで法学部は消えました。

 

興味無いなら別にいいですが。

 

その次に来るのは慶應の看板学部である経済学部です。

 

内部進学での人気こそ法学部に抜かれはしましたが、経済学部の看板は健在です。単位取得に関しても、法学部政治や商などに比べると厳しいようです。経済学部は文系学部ですが、統計学など数学を使うようです。数学がからっきしダメという方は入ってから多少厳しいのかもしれません。

 

上記の息子との会話でも記載しましたが、経済学部は候補に入れているようです。

今のところ本気度は分かりませんが。

 

あとはあまり内部進学生からは人気が無いようですが、私個人的には興味があるのは理工学部です。

 

理工学部は授業がなかなか大変なようなので、内部生からの人気は今一つのようです。その為成績はあまり関係なく、希望すれば進学できるようです。

 

とは言え、今一般的に社会から求められているのは文系よりは理系といった風潮にあり一般受験では優秀な生徒は理系に進む傾向にあるように思います。

 

息子はどうか。

数学とか物理は割と得意のようです。

化学はイマイチ。

文系科目の社会とか暗記系の科目は全くの苦手とのこと。

どちらかと言えば理系の気がします。

 

理工学部の制度変更について

2019年度から理工学部の制度が変更されております。

 

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理工学部の制度変更について

  

どう変更になったかイメージしやすいように表を纏めました。

大体こんな感じです。

 

学門Ⅰ → 学門A

学門Ⅱ → 学門C

学門Ⅲ → 学門E

学門Ⅳ → 学門D

学門Ⅴ → 学門B

 

あくまでも大体ですが、こんな感じで変更になったと思います。

 

学門ごとにさらに細かく学科が分かれています。

学科ごとにどのような勉強をするのか。

 

私は文系ですから見当も付きません。今色々調べてる最中ですが、少し調べただけでも面白そうな学科が2つあります。

 

今は私も社会に出て長いですので、その観点から見ると面白いと思える学科があったりします。

 

その話を息子に話しました。

するとあっさりと理系のその2つの学科に興味を持ちました。

 

2年生になると進学先についての調査があり、自分の進みたい希望を踏まえたコース選択があります。息子は理系と文系両方選べるコースを選択したようです。

 

理系学部については、各学科の詳細をもう少し調べてみたいです。

 

私の個人的な興味です。

 

さらにちなみに、私はSFCにもかなり興味を持っています。これからの仕事というのは、私のように大学を卒業してから新卒で入った会社に未だに勤めているようなパターンはほぼ皆無だと思います。現時点でも既にかなり希少ですが。

 

就職は大きい会社かもしれないし、ベンチャーかもしれないし、2~3回転職してさらに起業するなんてことも有り得ることだと思います。

 

そうなると俄然SFCの授業内容や環境は魅力的に思えてきます。

 

その話も息子にしました。

こちらは若干ピンとこないようでした。

 

そりゃ学部選択の段階から起業って言われてもピンとこないのは当たり前か。

 

附属生の優位点

最近これらのことを調べていて、ふと思ったことがあります。

 

慶應の附属生ってものすごく恵まれてるな~と。

 

めちゃくちゃ優遇されてます。

 

大学受験で慶應に合格するのって簡単じゃないです。

 

一般受験の場合、学部ごとの受験になりますから、私もそうであったように複数学部に合格して初めてどっちの学部に行こうかなって選択肢が生まれるわけです。1つの学部しか受けてなければ必然的に選択肢はありません。一択になります。

 

しかし、附属生たちは高校の成績を普通にとっていれば、医学部以外は選択肢に入ってくるわけです。医学部は普通の成績では入れませんが。

 

これは一般受験で慶應の複数学部に合格したことと同じ意味です。

 

またコロナの影響もあります。

 

高校や塾も対面授業が激減しました。来年に受験が差し迫っている生徒さんは少なからず影響を受けざるを得ません。

 

しかし附属生には何の影響もありません。この大学までの一貫教育というのは海外でも珍しく、日本独特の文化のようです。

 

これがどんなに恵まれていることか。

 

息子は自分が恵まれていることを理解しているのだろうか。この辺りの今いる環境が当たり前ではないことなども伝えていかないとです。

 

いずれにしても学部選択は自分の将来に関わることですから、最終的には自分で決めないといけません。

 

親の役目としては、少し情報を出すなどしてまずは興味を持たせる。いくつか選択肢を示すなどして導入のきっかけだけは作ろうかと思ってます。

 

しかしそれ以上の介入は良くないのだと思います。どうしても介入したくなりますが、グッとこらえて我慢です。

 

興味を持ちさえすればあとは自分でも調べるのだろうと思ってます。

 

結局決めるのは本人です。

 

後で後悔しないように決めてくれればどの学部でも問題ありません。

 

では!

永遠のライバル早稲田と慶應!その創始者福沢諭吉vs大隈重信!

 

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photo by photoAC

 

さて、またもや慶應ネタです。

 

息子が慶應義塾高校に通うようになってから、慶應をことを調べるようになりました。その結果慶應のことを色々と知るようになってきましたが、今回は私が初めて知ったことを書きたいと思います。意外と知ってる人は少ないんじゃないかなと思います(そんなことないか?)。

 

テーマは

 

福沢諭吉と大隈重信はめちゃくちゃ仲良しだった!

 

です。

 

慶應義塾大学は1858年福沢諭吉によって蘭学塾としてスタートしています。

1868年慶應義塾と命名し、1890年から大学部がスタートしています。

 

文科、法科、理財科の3つで始まりますが、それぞれ現在の文学部、法学部、経済学部の基にになった学部です。

 

 

早稲田大学は1882年に大隈重信によって東京専門学校としてスタートし、1902年に早稲田大学と改称し現在に至っています。スタートは慶應のほうが24年早いですが、大学としてのスタートは早稲田のほうが8年早いです。

 

年齢は、福沢諭吉は1835年生まれ、大隈重信は1838年生まれなので、福沢諭吉が3歳年上ということになります。

 

出会ったときは両人とも既に有名人でしたのでお互いのことを知ってはいたようですが、印象としてはお互いに良いイメージを持ってなかったようです。そしてある知識人が集う親睦会(飲み会)があり、両者は初めて相まみえることになります。

 

明治6年のことでした。明治6年は1873年です。

 

直接話してみたところ「日本の未来のために若い人材を育てよう」ということで、あっという間に意気投合してしまいました。二人にとっては運命の飲み会になったのでした。

 

もともと福沢諭吉は無類の酒好きで、若い頃は朝から飲んだくれていました。あるときこれではいけないと思い酒をやめると宣言をしたところ、友人から代わりにタバコを勧められタバコを吸うようになり、その後は結局禁酒にも失敗し、酒どころかタバコもやめられなくなっています。

 

この飲み会を機に二人は一気に急接近、ちょくちょく飲みに行くようになり、ついには「ゆきちゃん」「しげちゃん」と呼び合うようになったとかならないとか。お互いの家には頻繁に行き来していたようです。。

 

その後福沢諭吉の勧めで大隈重信は早稲田大学を創立することになります。

運命の飲み会で意気投合したテーマをいよいよ実現させることになりました。

 

時の権力に左右されない「学問の独立」が大隈重信の考えであり、早稲田大学の三大理念の中心となります。あと2つは「学問の活用」「模範国民の造就」

 

先に開校していた「独立自尊」の慶應義塾と共に、私学両雄の礎が築かれました。慶應の代表的な理念は「独立自尊」の他に「実学」「社中協力」などがあります。

 

1890年に慶應が大学部を設立した時には文科、法科、理財科の3学科を設置しました。福沢諭吉が義塾を始める際、実学を重んずるとして重視したものの一つが経済学であり、慶應の思想の礎を継ぐ学部の一つです。1920年に経済学部という現在の名前に改組されております。以来経済学部は慶應の看板学部です。

 

他には地理、歴史、物理などがあります。

 

ちなみに現在の人気学部は法学部政治学科⇒法学部法律学科⇒経済学部⇒商学部⇒文学部となっており、受験時の難易度も概ねその人気順の通りになっています。

 

「学問のすゝめ」は大ベストセラー

実学についてはかの有名な「学問のすゝめ」に詳しく記載されてます。

 

この「学問のすゝめ」、当時日本の全体の人口が3,500万人の時代に340万部を販売したとのこと。約10人に1人が読んだことになります。現在に換算した場合、単純な人口比率からの換算では1,000万部以上に相当してしまいます。

 

大大大ベストセラーです!

 

また慶應の有名な理念の一つとして「社中協力」がありますが、その精神は、後の日本最強の学閥「三田会」に繋がっていくのです。

 

大隈重信は早稲田大学設立の際、福沢諭吉に大いに助けられています。設立に際しては、福沢諭吉は多くの慶応の優秀な人材を早稲田に送り込んでいます。

 

しかし肝心の早稲田大学の開校式に大隈重信は出席できません。出来ないというか敢えて出席しなかったのです。

 

「明治十四年の政変」で伊藤博文と対立し、明治政府の中心から追い出されたことが影響しています。当時改進党総理であった大隈重信は、対立する伊藤博文一派から早稲田が目を付けられることを慮ってのことでした。

 

明治14年は西暦1881年です。早稲田大学設立はその翌年1882年です。

 

大隈重信不在の開校式では、校長大隈英麿が「開校の詞」を朗読し、大隈重信の盟友小野梓が演説、高らかに「学問の独立」を宣言したのでした。

 

そしてその後祝辞を述べたのが福沢諭吉です。

 

大隈重信は初代総長であり、初代校長は大隈英麿です。大隈重信の一人娘熊子の旦那さんです。

 

参考情報ですが、大隈重信は早稲田大学の初代総長ですが、実際に総長の座についたのは1907年であり、大学設立からなんと25年後です。創立25周年にあたる1907年の春、早稲田大学はそれまでの校長職を廃止し、新たに総長と大学運営の実務上のトップである学長職を設けました。

 

ここに初代総長大隈重信が誕生します。

 

と同時に政界を引退します(後に復帰しますが)。

 

さてその後も交友を深めた二人の間には数々のエピソードがあります。

お互いお金がピンチのときの助け合いの話。

後の総理大臣犬養毅と二人の関係など。

 

多数のエピソードの中から二人の関係性を示す感動的なものを1つ。

 

福沢諭吉は、1901年(明治34年)に69歳で亡くなりました。

 

葬儀には数万人もの会葬者が訪れましたが、平素から質素を旨としていた本人の意向を汲み取り「花や香典は一切辞退」と書かれた掲示が張り出されていました。実際に掲示の通り、福沢家の受付は花や香典の類いをことごとくお断りしていました。

 

このとき大隈家から福沢家に切花が届けられます。供物は一切受け取れないという福沢家の受付に対し大隈家の使者はこう言います。

 

「それは十分承知しているが、これは主人(大隈重信)が自らが手塩にかけて育てた温室の花を、涙ながらに自ら切りとって作った花束です。主人が不自由な体でつくった花束であり是非とも葬儀に供えてほしい」

 

福沢家の受付は、その思いを汲み取って送られた花束を受け取り、福沢諭吉の霊前に供えました。

 

「主人が不自由な体で」とあるのは、大隈重信は1889年爆弾テロに遭い、手術で一命はとりとめたものの右足を失う大けがを負っていたのでした。

 

早慶戦はいつから始まった? 

早稲田と慶應と言えばあらゆるジャンルで覇を競い合うライバルです。

 

スポーツでもあらゆる競技において「早慶戦」が繰り広げられておりますが、両校の創始者である福沢諭吉と大隈重信は実はこんなに仲良しだったのです。

 

最後にもう1つ。

 

幕末、福沢諭吉は勝海舟と咸臨丸で徳川幕府の使節団として渡米します。そこでベースボールに出会いました。後に福沢諭吉はベースボールの話を大隈重信に話し、いずれ早稲田と慶應で試合をしようということになりました。2人の念願であった初の早稲田と慶應のベースボールの試合は1903年(明治36年)に行われます。

 

この時既に福沢諭吉は亡くなっていましたが、この試合で始球式をつとめたのが大隈重信でした。

 

これが早慶戦の始まりです。

 

では✋

親の経済格差と友達について

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photo by O-DAN

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

一般的にお金持ちが多いイメージの慶応大学。その附属高校となるとさらにそのイメージは増すのではないでしょうか。

 

私も息子が入学する前にはご多分に漏れずそのようにイメージしてました。

 

実際にはどんな感じなのでしょうか。

 

そして親がお金持ちかそうではないかによって友達になったりならなかったりするのか。

 

まずは素朴な疑問3つ。

 

 

Q:慶應義塾高校では親の経済的な格差はあるか。

A:めちゃくちゃある

 

Q:友達作りに関係あるか。

A:全く関係ない

 

Q:高校入学からでも友達は出来るか。

A:あっという間にできる

 

漠然とした疑問と回答ではありますが、こんな感じです。

 

慶應は小学校から大学まである一貫校です。

 

息子が慶應義塾高校に入学する前に親として漠然と抱いていた素朴な疑問が上記の3つのQです。そして入学後半年以上経った今分かったことがAです。

 

まあ当たり前の回答ではありますね。

 

慶應に限らず、他の学校でもお金持ちの方々はたくさんいるでしょうし、一般的なサラリーマンのご家庭もいるでしょう。

 

思い起こせば私の出身の明治大学でも、附属高校から内部進学してきた友達や先輩はほとんど皆お金持ちでした。でも普通に友達になりました。

 

 

息子の場合。

 

入学してから最初の3-4日間ぐらいは誰とも話さなかったようです。それを聞いて少し心配しましたが、その後はあっという間でした。

 

「内部生」と「外部生」

 

慶應では「内部生」と「外部生」という言い方をします。

 

中学であれば、幼稚舎、初等部出身の生徒さんが「内部生」で、中学受験組が「外部生」。

 

息子は高校から入学しましたので高校では「外部生」、附属中学出身者が「内部生」となります。

 

さらに大学に進学すると大学受験組は「外部生」、附属高校出身は「内部生」となります。

 

つまり小学校から慶應に入学した生徒さん以外は、中、高どこかのステージから外部生として入学し、次のステージでは内部生となります。高校でも1学年約700人にうち、約半分は附属の中学からの内部進学です。

 

最初こそ内部生同士で固まるようですが、打ち解けるのはあっという間だったようです。

 

 

高校入学からでも友達は出来る? 

 

この内部生、外部生という言い方。

 

外部生というと何かよそ者のような感じがして最初少し気になりましたが、これも内部進学組か受験組かの話のときに分かりやすいように分けてるだけで、特に気にすることでもないようです。

 

 

息子が入っている部活では、幼稚舎出身、中学受験組、高校受験組とちょうど1/3ずつぐらいの割合らしいですが、皆とても仲が良いようです。自宅では友達の話をよくします。どのステージから入ったかなどは当の本人達は何も気にしていないように見えます。

 

まあ子供ですから、そんなもんですよね。

 

毎日同じクラスや部活で顔を合わせるわけですから、自然と話すようになるだろうし、友達になるなってほうが難しいかもしれません。

 

おまけになぜか母親同士まで仲良くなってまして、定期的に飲み会を開催しています。残念ながらオヤジの会は今のところありません。

 

ママ友の会のときは普段見たこともないような出で立ちで出かけていきます。

 

定期的に保護者会というものがあり、保護者が学校に呼ばれ、現在の状況や今後の活動、進路についてなど色々な説明を受けます。

 

大体その日がママ友の会になるのですが、その時の服装がそんな感じなのです。

 

息子は「葬式に行くような格好」と言ってました(笑)

 

「慶應はお金持ちが多い」は本当か

実際に700人からいる生徒さん達のご家庭の経済事情を調査できるわけでもありませんので、あくまでも自分が見たり聞いたりした範囲での感覚的な話です。

 

まずは幼稚舎から入学している生徒さんのご家庭はどうか。同級生には、誰もが知ってる著名な方のご子息もいます。各学年に有名人のご子息さんはいらっしゃいますね。ご子息系の生徒さんは幼稚舎からがほとんどです。

 

幼稚舎出身の生徒さんのご家庭はお金持ちか。

 

息子の友達の範囲ですが、ものすごくお金持ちです。はっきりと桁が違います。世間でいう「慶應ボーイ」というのは幼稚舎出身の生徒さんのことを言うのだと思います。お医者さんや実業家の方が多いようです。

 

次に中学受験組。

 

中学受験組の生徒さんも私から見るとかなりお金持ち指数高めだと思います。中学受験をしているということは、小学校3年生か4年生あたりから進学塾に通って勉強してきたということです。小学3年生、4年生ですからやはり自発的な受験というよりは、親御さんに導かれての受験という側面が強いのではと推測します。

 

中学受験もお金かかりますからね~。

 

受験の為の準備にお金がかかって、無事合格したらそれはそれでまたお金がかかる。

 

散々言い尽くされてきたことですが、親の経済力と子供の学歴はそこそこ比例してしまうことは証明されています。今の日本では教育にはお金がかかりますので、そのような環境を用意できるかどうかは親の経済力と親の教育への関心度が影響してしまいますね。

 

教育熱心な親御さんがお金をかけて進学塾などの環境を用意する。その親の敷いたレールの上を子供が走るわけです。子供の努力が重要な要素であることは言うまでもありませんが、とは言え進学塾に通わずに子供自身の努力のみで切り開いていくのはなかなか難しいのが現実であることも事実だと思います。

 

次に高校受験組。

 

ここへきてやっと一般的なご家庭が増えてくるような感じがします。我が家は一般の代表のようなものですが、とは言え高校受験組でもまだお金持ちが多いような気がします。

 

全体的に見ると早い段階から入学している順にお金持ちであるように思います。

 

幼稚舎組は圧倒的です。

 

中学入学組も私から見るとお金持ち指数はやはり高めだと思います。

 

高校入学組になるとそれなりに裕福なご家庭的な感じですかね。うちのようなごくごく一般的なご家庭もそれなりにといった感じ。

 

しかしまあ、うちはこの中に入るとはっきり「貧乏」ですね( ̄▽ ̄;)

 

でも子供たちの中ではそういうことはあまり関係ないようです。

 

高校生とは言っても所詮まだ子供ですから、そこが学生時代に出来る友達のいいところです。

 

だから学生のときの友達は一生の友達になる。特に高校の友達は一生付き合いが続くような気がします。

 

彼らの興味は部活、アニメ、ゲーム、音楽、スマホ、ちょこっと勉強、みたいな感じ。親の仕事や収入、住まいがどこか、家が大きいとか小さいとか、車がなんだとか、多少興味はあるかもしれませんが、友達付き合いしていく過程では影響しているようには見えません。

 

親の収入より、運動が出来る、成績が良い、ゲームがうまい、モテる、などのほうがステータスが上のように見えます。

 

息子も幼稚舎出身の友達を普通にうちに連れてきます。彼のお宅は東京のど真ん中、超一等地です。うちになんか連れてきて大丈夫なのかなってちょっと心配になってしまいましたが大丈夫なようです。

 

親の心配って大体余計な心配ですね。

 

うちに連れてくるかどうかは子供同士の関係の中で決めていることですから、親が心配するようなことではないようです。

 

息子の部屋から、アホみたいにウキャキャウキャキャと楽しそうに騒いでる声が聞こえてきます。宅配ピザを頼んでやったらバクバク食ってました。子供ですから簡単なもんです。

 

大体そんなところでしょうか。

全体的に見ればお金持ちの方は確かに多いかもしれませんね。

 

親の経済格差はもちろんありますが、全然気にしなくて良いように思います。学費さえ払えれば問題ありません。まあ気にしても仕方ないしってことです。

 

入学前には正直かなり不安でしたが、今は全然問題ないと感じてます。

 

そんなお金の心配より、たくさん友達が出来て楽しそうに過ごしている息子を見れば、この学校に入ってくれて良かったなって思う気持ちのほうが大きいですね。

 

一生の友達になりますから。

 

ということで、小学校から大学までの一貫校で高校入学からでも家が一般ピーポーでも友達が出来るかについても、全く問題ないというのが結論です。

 

但し、出来れば部活には入ったほうが良いかもしれません。

 

この学校は非常に部活動が活発で、大学に行ってもサークルではなく部活に入る生徒さんが多いようです。その為、友達のベースはもちろんクラスでも出来ますが、部活に入っていたほうがよりたくさん出来ると思います。部活の友達がクラスにもいたりして、そこからクラスの友達も広がっていくような感じです。

 

あとはその「学費」。

 

うちのような一般ピーポー家庭には、なかなかのハードルではあったりします。

 

それは確か。

  

それは子供の問題ではなく親の問題。子供が頑張って大きな関門を突破したわけですから、その後は親が頑張る番です。

 

あと6年。

理系に進めばもしかしたら8年。

こわっ(^^;)

まだまだ頑張らねば。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

では✋ 

最終回、総括・高校受験を終えて

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photo by O-DAN

絶対に諦めない

 

こんにちは。KOTE(こて)です。

 

息子の高校受験ストーリーは今回で最終回です。

 

息子の高校受験を題材にして、これまで9回にわたってブログを書きましたので受験に関することではこれ以上書くことはありません。

 

これからは息子のことにつきましては、慶應義塾高校の中における生活やその他のことで何か気づいたことがあれば書くようにしたいと思います。

 

10月下旬に日吉祭という学園祭がありました。息子が慶應に通っている間にしか行く機会はないと思い、行ってみようかと思ってました。そしてそれをネタに1回書こうと思ってましたが、色々と忙しく残念ながら行くことができませんでした。

 

そこで今回は9回に渡って書いた高校受験のブログで私が言いたかったこと。これをまとめたいと思います。

 

結論から言うと一番お伝えしたかったことは

 

第一志望の高校を最後まで諦めないで欲しい!

 

これに尽きると思います。

 

あまりにもありふれた結論ですみません。でもこれこそが受験を終えてみて一番率直に思ったことでした。

 

息子曰く学校は楽しいとのことなので、それを聞くと途中で諦めないで良かった、諦めていたら今はなかったな、とつくづく思うわけです。

 

我が家の場合は紆余曲折がありました。

 

中学校の内申がとても悪かったので、途中からは公立だけではなく私立も視野に入れました。しかし模試の結果も良くない時期が長く続きました。公立向けも私立向けも全然思うようにはいかず、想定する志望校のレベルがどんどん下がっていった時期もありました。今思い出しても順調にいった時期はほとんどありませんでした。

 

結果的には慶應義塾、早大学院に合格することができました。

 

本当に受験の時期にギリギリでピークを持ってこれたんだと思います。

 

合格発表を見るまではまさかその両校に合格できるなんて思っていませんでしたが、それでも合格してしまえば、それまでの不安や苦労など無かったも同然となります。

 

今では成績はイマイチですが、部活をやって高校生活を楽しんでいるようです。

 

勝因は直前期の追い込み

私から見て一番伸びたと思うのは直前期でした。実力が安定しているわけではないので、ギリギリまで伸びる可能性があると思います。直前期の踏ん張りはものすごく大事です。

 

夏が終わってもまだダラダラしていた息子も直前期の2ヶ月間ぐらいは私から見てもよく勉強していたと思います。特に最後の1ヶ月間ぐらいは朝から晩までいつ見ても勉強していました。

 

11月、12月ぐらいに、いよいよ志望校を決めないといけない時期になると本人はもちろんですが、親も不安で一杯です。ちょうど1年前の今頃は我が家もまさに暗中模索、五里霧中、息子の未来はどうなるのだろうかと心配と不安の毎日を過ごしていました。

 

第9回までの話の中では書いてませんが、実はアドバンス模試以外にも直前に受けた模試はいくつかあります。

 

  • SAPIXの早大学院入試プレ
  • 慶應義塾高校入試プレ
  • 臨海セミナーESCの慶應義塾高校オープン模試
  • 早稲アカの早慶ファイナル

 

などなど。

 

既にかなり直前でしたが、お世辞にも良いとは言えない結果でした。模試を受けるたびに「全然無理です。考え直したほうがいいです」と模試の結果にそう言われているようでした。

 

それらの結果を見て息子は「これぐらいならいけるかな」と言っていたことがありました。

 

どういう根拠?

 

私は息子のその根拠不明の発言を不思議に思いましたが、でも結果は息子の言った通りになりました。

 

結局、模試の結果と本番の結果との相関関係はかなり曖昧だと言わざるを得ません。単純に見ればアドバンス模試は受け慣れてたからそこそこ取れた、でもその他の模試は慣れてないので取れなかった、と見るのが妥当かもしれません。

 

そもそも直前になって普段受け慣れてない模試を受ける必要があったのか。

 

今から思えば受けなくても良かったような気もします。

 

全然慣れてないSAPIXや早稲アカの模試で受けている母集団のレベルも考慮すると、この程度ならはなかなか良いのではないか、というあたりでしょうか。

 

では本番の試験は誰が受け慣れているのか。

 

皆初めて受けるので誰も受け慣れてないわけです。その為問題との相性が重要になります。

 

運とか縁とかそういうのもあります。

 

その他には、圧倒的な実力をもって合格を勝ち取る生徒さんは別として、どちらに転んでもおかしくないボーダーライン上にいる生徒さんはかなりいると思います。ボーダーライン上にいる多くの生徒さんは2回受ければ1回は受かるような実力の持ち主たち。

 

本番でどちらが出るか。これはまさに紙一重の戦いです。

 

運と言ってしまえばそれまでですが、運はコントロールすることは出来ませんので、やはり最後まで諦めずに、ギリギリまで悔いが残らないようにやり切ることしかないと思います。

 

息子は4月のアドバンス模試で一度だけ慶應の合格圏を出したことがありましたが、それ以降の模試では一度も合格圏は出ていません。直前のアドバンス模試でやっとボーダーまで。

 

早大学院に至っては結局最初から最後まで模試では1度も合格圏は出ていません。ラスト3回で70%弱ぐらいのボーダーライン。

 

70%以上は1度も無かったことになります。

 

それでも息子が合格できたのは、直前期の猛烈な追い込みと当日の試験問題が息子には合っていたのだという気がします。

 

まず慶應のほうですが、試験はとても難しく落ちたと思ったと言っていました。特に数学が難しかったようです。前年までの傾向と大きく変わったようで、対応するのも難しかったとのことでした。しかし傾向が変わったことにもっと対応出来なかった子がたくさんいたのかもしれません。

 

数学を含めた当日の試験の難易度については、あくまでも息子の所感なので受験のプロの目から見た分析とは違うかもしれません。しかし二次の面接のことを考えても、運が良かったような気はします。

 

受験は受けてみないと何が起こるか分かりません。

 

試験は国語が良くできたようです。多分ですが90点ぐらい取れたのではないかと言ってました。その代わりに得意としてた数学が30点程度の自己採点だったようです。

 

国語が出来たことより得意としてた数学が出来なかったことのほうがショックが大きく、本当に落ちたと思っていたようです。

 

合否を分ける点差というのはいつもほんの数点です。最後は本気度の強いほう、執念みたいなものを強く持っているほうに流れるのだと思います。

 

早大学院についても、前年までと比べて大きな傾向の変化はなかったようですが、試験は全体的にやや難易度が上がっていたように感じられたようで、合格の手ごたえと言えるほどのものはなかったということでした。しかし小論文ははっきりとよくできたと思えたようです。 

 

結果として、慶應、早大学院ともに正規で合格することできました。

 

模試での成績は前回までのブログで掲載してきた通り途中の段階では散々な目に遭ってきました。

 

なので、現在中学校の内申が悪かったり、模試の結果が今一歩振るわなかったり、1年前の息子と同じような境遇にいる方へ。

 

合格してしまえば模試での偏差値なんて関係ありません。

 

模試の偏差値と合否との相関関係は相当曖昧であることも少しは証明できたのではないかと思います。

 

是非とも最後の最後まで諦めないで下さい!

 

そして第1志望校の合格を目指して頑張って下さい!

 

 

皆さんが志望校に合格されることを祈ってます。 

 

以上、総括でした。

 

北野天満宮へお礼参り

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そういえば受験した全ての学校の合格発表が終わった後、北野天満宮にお礼参りに行きました。お礼をして気持ちがすっきりしました。 

 

もちろん今回も出張のついでです。

 

試験と合格発表が相次ぐ山場の一週間での緊張感や不安、合格したときの興奮や喜びは、私の日常生活の中ではなかなか経験できるものではなく、こういう経験をさせてくれた息子には素直に感謝です。

 

さて、日吉祭の事前の息子との会話。

 

私「日吉祭には女子高生が一杯来るんだろ?ここは頑張ってなんとかお友達になっとけ。3年間彼女無しはやばいぞ」

 

息子「別にふつーで草」(意味不明)

 

私「10人だな。気合で連絡先聞いてこい」

 

息子「知らん。1年は部活で出し物やらなきゃいけないから。そんな時間ない。友達もそんなことやらない」

 

結果。

 

なんと12人の女の子の連絡先をゲットしたとのことでした。

 

まじか!なんともうらやましい!

いやいや、そうじゃなくて。

まあ頑張ったほうか。

 

意外と結果出すやつ。

しかし、だからといって彼女が出来るかどうかはまた別の話。

 

 

さて、高校受験の話は今回で終了です。

 

 

 

拙い文章で恥かしい限りですが、何か少しでもお役に立てる箇所があれば私としても嬉しいです。

 

長いこと読んで下さり、本当にありがとうございました。

 

では✋